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はどめ規定とは?性教育の現場で押さえたい意味と実践ポイント

投稿者 : on

はどめ規定とは?性教育の現場で押さえたい意味と実践ポイント

学校や地域で性教育に関わっていると、性教育の「はどめ(歯止め)規定」という言葉にぶつかることがあります。 特に、性交、妊娠、避妊、性感染症、性暴力について扱うとき、受精・妊娠に至る過程について「どこまで話してよいのか」と迷う方は少なくありません。 まずは、現場でよくある疑問から整理します。 まず押さえたい「はどめ規定」FAQ Q. はどめ規定とは何ですか? 性教育におけるはどめ規定とは、小学校理科で「人の受精に至る過程は取り扱わない」、中学校保健体育で「妊娠の経過は取り扱わない」とされている記述を指して使われる通称です。法律名ではなく、学習指導要領やその解説にある制限的な記述を、現場で「はどめ規定」と呼んでいます。 Q. はどめ規定は「性交を教えてはいけない」という意味ですか? 「絶対に教えてはいけない」という意味ではありません。国会答弁でも、歯止め規定は「決して教えてはならない」というものではなく、「全ての子供に共通に指導するべき事項ではない」という趣旨で説明されています。 Q. 外部講師はどこまで話してよいのでしょうか? 学校の授業として行う場合は、学校側との事前確認が重要です。対象学年、授業目的、扱う内容、使う言葉、教材、保護者説明、授業後の相談導線をすり合わせておく必要があります。特に性交、避妊、妊娠、性感染症、性暴力を扱う場合は、「講師個人の判断」ではなく、学校全体の共通理解のもとで実施することが大切です。 Q. はどめ規定があっても包括的性教育はできますか? できます。ただし、学校教育の枠内では、発達段階、学習指導要領、学校全体の合意、保護者への説明可能性を踏まえて設計する必要があります。包括的性教育は、性交や避妊だけを扱うものではありません。身体、心、人間関係、同意、尊重、相談、情報リテラシー、性暴力予防などを含む広い学びとして組み立てることができます。 はどめ規定(歯止め規定)とは何か 性教育における「はどめ規定」とは、法律名ではなく、学習指導要領※(全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程の基準)や、その解説にある「取り扱わないものとする」という記述を指して使われる通称です。 小学校学習指導要領解説・理科編では、「人は、母体内で成長して生まれること」を扱う一方で、「人の受精に至る過程は取り扱わないものとする」とされています。 中学校学習指導要領では、「妊娠や出産が可能となるような成熟が始まる」という観点から受精・妊娠を扱う一方で、「妊娠の経過は取り扱わないものとする」とされています。 この「受精に至る過程」や「妊娠の経過」が、現場ではしばしば「性交」の扱いと結び付けて理解されます。そのため、はどめ規定は、学校で性交や避妊を扱うことへの心理的・制度的ハードルとして語られてきました。 ※参考:学習指導要領とは?/文部科学省 学校段階 関連する内容 歯止め規定として語られる部分 実際の記述の情報源 小学校 理科 人の誕生・母体内での成長 人の受精に至る過程は取り扱わない 【第5学年】3 内容の取扱い(4) (p.105) 中学校 保健体育 心身の発達・受精・妊娠 妊娠の経過は取り扱わない 【保健分野】3 内容の取扱い(7) (p.129)   「教えてはいけない」という意味なのか ここは誤解されやすいポイントです。 国会答弁※では、はどめ規定について「決して教えてはならないというものではなく、全ての子供に共通に指導するべき事項ではない」と説明されています。また、学校が必要と判断する場合に指導したり、個々の生徒に対応して教えたりすることはできる、という趣旨も示されています。 ※参考:あべ俊子文部科学大臣記者会見録(令和7年6月13日) つまり、はどめ規定は「絶対禁止」ではありません。一方で、すべての児童生徒に一律に指導する内容ではない、という整理があるため、学校現場では慎重な判断が求められます。 性教育従事者にとって重要なのは、「教えて良い/悪い」の二択で考えないことです。むしろ、次のような問いに落とし込む必要があります。 この授業の目的は何か。 対象学年の発達段階に合っているか。 学校全体で合意されているか。 保護者にどう説明するか。 集団指導で扱う内容と、個別支援で扱う内容をどう分けるか。 授業後に相談できる導線はあるか。 この設計がないまま「性教育だから何でも扱う」「はどめ規定があるから何も扱わない」と振り切ってしまうと、どちらも子どもに必要な学びを届けにくくなります。 なぜはどめ規定が問題視されているのか はどめ規定が問題視される理由は、文言そのもの以上に、現場での受け止められ方にあります。 「取り扱わないものとする」という表現は、実践者にとって強いブレーキになります。特に、外部講師、養護教諭、担任、管理職、教育委員会、保護者の間で共通理解がない場合、「そこまで踏み込むと問題になるのではないか」という不安が先に立ちます。 一方で、中学校保健体育の解説では、エイズや性感染症の予防に関して、HIVの主な感染経路が性的接触であること、感染予防には性的接触をしないことやコンドームを使うことなどが有効であることにも触れるよう示されています。ここに、現場の悩ましさがあります。 性感染症やコンドームには触れる必要がある。しかし、性交や妊娠の経過については慎重な扱いが求められる。 この間で、どこまでをどう説明するのかが、性教育従事者の実践上の大きな論点になります。 はどめ規定を撤廃するための実行委員会(〝人間と性〟教育研究協議会幹事会などで構成され、教育評論家の尾木直樹さんらも賛同人となっている。)は、署名運動※を2025年9月に開始し、約2ヶ月後には文部科学省に 42,759筆の署名を提出しました。 ※参考:「はどめ規定」をなくして、いまこそ当たり前の性教育をこの国に 性教育従事者が押さえたい実践のポイント はどめ規定をめぐる授業設計では、まず「目的」を明確にすることが大切です。 性交や避妊を扱う場合でも、それは興味をあおるためではありません。子どもたちが自分の身体を理解し、予期せぬ妊娠や性感染症、性暴力、性的搾取、誤情報から自分と他者を守るための知識と判断力を育てることが目的です。 次に、集団指導と個別指導を分けて考えます。集団指導では、身体の変化、プライベートゾーン、同意、境界線、相談先、情報リテラシー、性感染症予防、妊娠に関する基本的な理解など、全員にとって必要な基礎を扱います。一方、個別指導では、妊娠不安、性的被害、交際関係の悩み、性的行動に関する相談など、個々の状況に応じた支援を行います。 また、外部講師として関わる場合は、学校との事前打ち合わせが欠かせません。授業案、使用する言葉、教材、保護者説明文、質問への対応、授業後の相談先をあらかじめ共有しておくことで、現場の不安を減らすことができます。文部科学省資料でも、性に関する指導において産婦人科医や助産師などの外部講師を活用することについて、教育委員会へ周知しているとされています。 特に大切なのは、「学校に迷惑をかけないように薄める」ことではなく、「学校が説明責任を果たせる形に整える」ことです。子どもの権利、健康、安全、尊厳を守る教育として、堂々と説明できる設計にする必要があります。 包括的性教育の視点から考える 国際的には、包括的性教育は、性を単に生殖やリスクの問題として扱うのではなく、身体、感情、人間関係、権利、尊重、意思決定を含む学びとして位置づけられています。UNESCOは包括的性教育を、性の認知的・感情的・身体的・社会的側面について学ぶ、カリキュラムに基づいた教育プロセスと説明しています。包括的性教育は、性行動を促すものではなく、子どもや若者が健康、尊厳、尊重ある人間関係、自分と他者の権利を理解するための教育です。 この視点から見ると、はどめ規定をめぐる議論は「性交を教えるかどうか」だけの問題ではありません。子どもたちが、性に関する情報をどこで、誰から、どのような文脈で学ぶのかという問題です。 インターネットやSNSには、断片的で刺激の強い性情報があふれています。だからこそ、学校や地域で行われる性教育には、科学的で、年齢に応じていて、人権と尊重を土台にした学びを届ける役割があります。 朝日新聞が実施した保護者向けのアンケート調査※によると、回答を得た方の9割弱が「教育現場での性教育の充実」を求めている実態が浮き彫りになりました。また、実践上の大きなハードルとなっている学習指導要領の「はどめ規定」についても、約7割の方がその必要性を感じていないという結果が出ています。 ※参考:学校での性教育、充実を望む保護者 はどめ規定「不要」声も 朝日新聞社アンケート まとめ:はどめ規定を「できない理由」にしない はどめ規定を「何もできない理由」にしてしまうと、子どもたちに必要な知識と支援が届かなくなります。 大切なのは、発達段階に応じた内容を、学校全体の合意のもとで、保護者にも説明できる形で届けることです。 性教育は、子どもたちに性行動を促すものではありません。自分の身体を知り、相手を尊重し、危険に気づき、必要なときに助けを求める力を育てる教育です。 はどめ規定をめぐる議論が続く今こそ、性教育従事者には、萎縮ではなく、丁寧な設計と対話が求められています。子どもたちの安全と尊厳を守るために、現場からできることを一つずつ積み重ねていきましょう。 「性教育講師をお探しの方」はこちら「年齢別の性教育ガイドを読みたい方」はこちら  

阪大「性の架橋ユニットTRUSS」主催 プレコンセプションケア講座を行いました!

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阪大「性の架橋ユニットTRUSS」主催 プレコンセプションケア講座を行いました!

2026年4月23日、大阪大学にて、学生向けプレコンセプションケア講座を実施しました。今回主催してくださったのは、大阪大学の学生団体「性の架橋ユニットTRUSS」のみなさんです。  TRUSSさんは、性教育やジェンダー、セクシュアリティについて学び、実践している大阪大学の学生団体です。  会場は大阪大学・DAICEL Studio。お昼休みの開催にもかかわらず、多くの学生さんが参加してくれました。 〈TRUSSさんが制作したフライヤー〉 はじめに:TRUSSメンバーによる司会進行 講座当日はあいにくの雨でしたが、多くの学生さんが続々と会場に集まり、TRUSSメンバーによる司会進行でスタートしました。 参加者への案内(写真に映らない席の紹介など)や会場の雰囲気づくりも学生のみなさんが担ってくださり、終始あたたかく、参加しやすい空気の中で講座が進行しました。 「性の架橋ユニットTRUSS」の活動紹介 続いて、TRUSSさんによる団体紹介が行われました。 TRUSSさんは、人間科学部・文学部の学生を中心に活動している団体で、性教育やジェンダー、セクシュアリティに関する実践活動のほか、定期的な学習会などを行っています。 大学生自身が主体となって性について学び、発信していることが伝わる紹介でした。 プレコンセプションケアをテーマに講座を実施 今回、セイシルが担当した講座のテーマは「プレコンセプションケア」。 参加した学生のみなさんは、お昼ご飯を食べながらリラックスした雰囲気で参加してくれました。時には食べる手が止まるほど、真剣に耳を傾けてくれる姿もありました。 講座では、 日本の性教育の歴史 「生命の安全教育」や不同意性交罪など最近の変化 プレコンセプションケアの考え方 不妊や健康管理について 将来設計を考えるワーク デートDVについて など、包括的性教育を基盤としたプレコンセプションケアにつながる、幅広いテーマについてお話ししました。 性教育の歴史を振り返る時間に 講座の冒頭では、日本の性教育がたどってきた歴史についても紹介しました。 1992年の「性教育元年」と呼ばれた時代や、中学生向け冊子『ラブ&ボディBOOK』の回収、2002年の七生養護学校(当時の名称)へのバッシングなど、性教育が長年制限されてきた背景について共有しました。 また、「生命の安全教育」の概要や、不同意性交罪の施行、性交同意年齢の変更、性教育書籍や生理用品の多様化など、近年の性教育を取り巻く変化についても紹介しました。 参加者への事後アンケートでも、 「性教育の歴史が興味深かったです。性のことを前面に押し出して教育すると社会からの反発があり、それによって子どもたちの学ぶ権利が奪われていったのだと感じました。」 「歴史を知ると今のタブーの風潮に理解が及び、自分の前提意識を問い直すことができてよかったです。」 という感想が寄せられました。 「自分の人生」を考えるプレコンワーク 後半では、「マイプレコン」の教材を使いながら、自分の将来について考えるワークを実施しました。  スライドでは、健康・キャリア・結婚・お金・ライフプランを横断して考える内容を紹介。 〈マイプレコンに記入する一例をスライドで紹介〉 参加者からは、多くの感想が寄せられました。 「就職活動で人生設計に悩んでいたため、色々なジャンルに分けていつどうなっていたいか考えることができ、ありがたかったです。そして、妊娠や子どもの有無・年齢などは今後の人生に大きく関わってくることを強く認識しました。」 「こんなに長いスパンで計画を考えたのは初めてで新鮮な体験でした。今を生きることに必死になっている部分があり、なかなか将来のことは現実的に捉えられなかった部分もあったのが正直なところですが、貴重な時間をありがとうございました。」 「逆算すると今に食い込んできて難しかったですが、考える機会をいただけてよかった。」 「人生設計は時々ふと思いつくのですが、その時に年表を書いて、、、と結局熱が冷めてしまうということが多かったので、このようにすぐ書き込めるというのは画期的だなと思いました!!」 「自分の将来に向き合うきっかけになりました!人生はさまざまな側面が絡み合っているので、結婚出産を考えるにあたっては調整しなくてはならないことが多いですし、そもそもパートナーが消える(!)可能性もあるな……と思うと難しいです。でもだからこそ、あらかじめある程度のビジョンを持っておく必要性があると思いました。」 「もともと博士まで行くつもりでしたが、結婚も視野に入れたパートナーができて急カーブで就活を始め、将来について考えることが多くなったので参加させていただきました。まだまだ不確定要素は多いですが、自分の仕事や、社会人博士を含めた自分の希望とパートナーの意見をすり合わせながら考えていこうと思います。」 「大学生活のことでいっぱいいっぱいで将来設計を考えられていなかったので、将来について考える良い機会になりました。性について分からないけど誰に聞いたら良いか分からないと感じていたので、パンフレットが参考になりました。」 教材「マイプレコン」のデザインへの感想も 教材自体についても、たくさんの声をいただきました。 「まずデザインが可愛い。嫌悪感や違和感を抱きにくいので内容がスッと入ってくる。自分で書き込める欄などがもっとあればおもしろいかも。」 「イラストがポップで恥ずかしさを感じることなく読めて良かったです。」 「文字が大きくて見やすい、読みやすい教材でした。」 「見易い親和的な色やデザインでよかったです。」 性について楽しく学んでもらうために運営している「セイシル」の想いを詰め込んだ、今と未来をつなぐ一冊です。 「マイプレコン」についての詳細(購入)はこちら 学生主体だからこそ生まれる会話の場 今回の講座が成功した一番の理由は、TRUSSのみなさんが主体となって運営していたことだと感じています。 同世代だからこそ生まれる安心感や話しやすさがあり、参加者同士で自然と会話が広がっていたのが印象的でした。 アンケートでも、 「非常に素晴らしい会だったと思います!!時間を多くとっても最高かなと思いますが、昼休みの時間など制約があると難しいのでしょうか。とても良い時間でした。」 「健康とかあんまり考える機会がなかったのでとても面白かったです。みんなとおしゃべりしながらできたのも良かった。前提の不妊とかの知識が入ってから書けるのが良かった」 「面白かったし楽しめたので、今度はもっと長い時間でイベントを開いてほしい。グループワークだったり、みんなで交流できる場などがもっとあればより楽しい!」 「昼休みなので1時間なのは仕方ないですが、もっと長い時間のイベントを行ってもいいと思います。話し合いの時間が結構盛り上がっていたので。」 「楽しかったです!イベントの雰囲気が開放的で良い!」 という声が寄せられていました。学生のみなさん自身がイベントづくりを楽しみながら取り組んでいたことが伝わってきました。 TRUSS代表コメント   この度は素敵な講座をありがとうございました!今年の1月にTRUSSを立ち上げてからすぐに、セイシルさんにご提案をいただき、対外的に行う初めてのイベントはこれで行こう!と決めて準備に取り掛かりました。 運営は初めての経験で想定通りにいかないことばかりでしたが、当日はふらっと会場に立ち寄った学生も多数参加してくれたり、終わったあとパートナーと今後のプランについて話したよと教えてくれる友人もいて、とても実りあるイベントになったなと感じています。 性の架橋ユニットTRUSSは、「ジェンダーや性を語り合える、心理的に安全な場をつくる」をテーマに、大阪大学で哲学対話やイベントを行っています。今後は他大学で活動されている学生の皆さんや実践をされている皆さんとも積極的に関わっていけたらいいなと考えているので、ぜひお気軽にお声がけください!ありがとうございました!                性の架橋ユニット TRUSS 共同主宰 片岡美琴・福田光希   これからの人生につながる学びに TRUSSのみなさん、そして参加してくださった大阪大学のみなさん、本当にありがとうございました! 「この年になって受ける性教育を受ける意義は大きいと思いました。」という感想もあったように、ライフステージが変わるごとに必要な性の知識は変わっていきます。 今後も、それぞれの人生で性の知識、セイシルが役に立ってくれることを祈っています。 〈集合写真(掲載確認済)〉

大阪府立都島工業高校(定時制)にて出前授業を行いました!

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大阪府立都島工業高校(定時制)にて出前授業を行いました!

2026年2月、大阪府立都島工業高校(定時制)にて「多様な性」をテーマに授業を実施しました。 授業内容や実際に行ったロールプレイの台本、生徒と先生からの感想をご紹介します。 授業当日は、生徒の後方で多くの先生方にもご参加いただき、共に授業を聞いていただきました。日頃から生徒と関わる先生方にも同じ内容を共有できることは、生徒にとっての安心感につながるため、とても重要でありがたいことだと感じています。 また、授業の約1ヶ月前には、Googleフォームを用いた事前アンケートを実施しました。性の多様性に関する認知度の把握に加え、生徒が性について抱いている疑問や悩みを自由に記入してもらっています。 事後アンケートでは、「事前アンケートをもとにQ&Aコーナーがあったことが良かった」といった声も見られ、授業への満足度向上にもつながっていました。事前アンケートの実施は、ぜひおすすめしたい取り組みです。 〈生徒からの質問への回答スライドの一例〉 「性のあり方」を自分ごとに捉えるために 授業の中で特に大切にしたのは、LGBTQや多様な性のあり方を「誰かの話」としてではなく、「自分にも関係のあること」として捉えてもらうことです。また、今後のコミュニケーションにも役立つ視点として考えてもらえるよう意識しました。 LGBTQやSOQIEの基本的な説明に加え、かつては「当たり前」とされていた言葉や表現も、現在では見直されてきていることを伝えました。言葉は社会の価値観を映すものであり、性別を前提にしない表現の大切さについても触れています。 さらに、「これまでの人生で、性別を理由に選びにくかったものはなかったか」と問いかけることで、自分自身の経験を振り返る機会をつくりました。 思い込みを少しずつ減らし、否定されない安心感の中で自分らしい選択ができることは、誰にとっても生きやすい社会につながる。そのようなメッセージを大切に伝えました。 また、講師自身の経験を具体例として紹介することも、理解を深めるうえで有効です。今回は、女性を自認する講師が、小学生の時に野球チーム(いわゆる少年野球:この言葉も使われなくなっていくことに期待しています)に入っていたものの、中学進学の際に野球部へ入部できなかった体験を共有しました。こうした実体験は、生徒にとって身近でリアルに感じられ、学びをより自分ごととして捉えるきっかけになります。 先生方にご協力いただいたロールプレイ 授業の後半では、先生方にご協力いただき、ロールプレイを実施しました。 NG例とOK例の2パターンを演じていただき、それぞれを比較することで、生徒の理解をより深めることができました。 〈会話をスクリーンに映しながら、先生方のロールプレイの様子〉 先生方は台本に頼らず、相手の目を見ながら役になりきって演じてくださり、生徒たちも興味津々の様子でした。 日頃から身近な存在である先生方が実演することで、生徒の関心や理解が一層高まり、記憶に残る学びにつながったと感じています。 多様な性を学ぶロールプレイ台本とスライド 多様な性について学ぶためのロールプレイ台本とスライド例をご紹介します。 地域の方言や学校の雰囲気に合わせて、生徒にとって親しみやすい会話例にアレンジすることがポイントです。文言は適宜変更し、それぞれの学校に合った形でご活用いただければ幸いです。 〈多様な性を学ぼう ロールプレイ台本〉 〈多様な性を学ぼう スライド例〉 なお、今回は先生方にロールプレイを行っていただきましたが、担当の先生方と相談のうえ、生徒同士で実施することも方法の一つです。(ロールプレイを演劇部の生徒の発表の場として、活用される学校もあります) ただし、先生・生徒いずれの場合も、演じる本人の積極的な参加意思や懸念点がないかを事前に確認し、無理のない形で進めることが重要です。 事後アンケートの感想 授業後に実施したアンケートでは、生徒と先生方からコメントが寄せられました。 🔹生徒の感想 ・一人ひとりの良さがあるとしれた。 ・性に当たり前というのがなくて、それぞれの性がその人達にとっての良い個性なんだなと思いました。私の周りに当事者の子たちが何人かいるので深く知れてよかったです。 ・横文字をわかりやすい言葉にしてくれた。 ・丁寧でわかりやすかった。 ・勉強になりました。 ・同じ人間でも考え方が全く違うことを改めて分かった。 など 🔹先生の感想 ・自分自身の心の持ち方を中心に話してくれていたので良かったと思う。 ・わかっていたつもりでしたが、話を聞かせていただき改めて再認識させられた部分もありました。 ・わかりやすく、出来るだけソフトな言葉をえらんで話されていた。 ・ソジーやアライなど新しいワードを知り、勉強になった。 ・ロールプレイングの場面は、誰もがありうる日常的な会話のシーンだと思うので、とても身近なところから多様な性について学ぶきっかけをつくることができた。 ・100人いれば100通りの性があるという言葉が印象に残りました。LGBTQや性的マイノリティという言葉ではなく、性に関して誰もが関係するSOGIEという考え方が社会に広まっていったら良いと感じました。 ・時代とともに人との関わり方が変わっていくことなど、人間力をつけて人と接していくことが必要になると思った。 ・本校のアンケート結果や事前質問をスライドに反映していただき、それをふまえたお話があった点が良かったです。 ・「SOGIEという言葉は、LGBTQと違って誰もが持っている要素を示している。誰もが当事者である」というようなお話が特に印象に残っています。生徒にとって「普通」とは何かを改めて考える機会になったと思います。また、生徒(教員も?)が無意識のうちに作り上げてきた自分自身のモノサシ以外の視点で物事を考えるためのエッセンスをいただけたと感じています。 ・セイシルについて知れて良かったです。自身が抱えている性についてのもやもやを解消する方法が増えたと思います。 など まとめ:多様性の理解から、関わり方の変化へ 今回の授業とアンケートから見えてきたのは、性の多様性の学びは単なる知識ではなく、自分の言動や価値観を見直すきっかけになるという点です。 性の話を「特別な誰かの話」ではなく、自分や周りとの関わり方の問題として捉えていただけたなら嬉しいです。 性教育は、知識を伝えるだけでなく、人との関わり方を学ぶ教育です。 今後もセイシルでは、理解で終わらず、行動につながる性教育を届けていきたいと思います! 大阪府立都島工業高校定時制のみなさん、ありがとうございました!

性教育はいつから?どこまで話す?年齢別にわかりやすく解説【完全ガイド】

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性教育はいつから?どこまで話す?年齢別にわかりやすく解説【完全ガイド】

「性教育って、いつから始めればいいの?」「まだ早い気がするけど、何も教えないのも不安…」 そんなふうに悩んだことはありませんか? 実は、性教育に「早すぎる」ということはありません。子どもへの性の関わりは、実は日常の中で0歳からすでに始まっています。 ただし、大切なのは「早く全部教えること」ではなく、年齢や発達に合わせて、少しずつ伝えていくことです。 この記事では、「性教育はいつから?どこまで話せばいい?」という疑問に対して、年齢別の具体例とともに、わかりやすく解説します。 「何をどう伝えればいいかわからない」という方も、今日からできるヒントがきっと見つかります。 性教育はいつから始めるべき? 「性教育はいつから始めるべき?」という疑問に対して、結論はとてもシンプルです。性教育は0歳からすでに始まっています。 「まだ言葉もわからないのに?」と思うかもしれません。ただ、ここで大切なのは「子どもに理解させること」だけではありません。 性教育は、子どもと同時に“親も育っていくもの”です。 なぜ0歳から始めるのか 性教育をいざ始めようと思っても、「どう伝えたらいいかわからない」「恥ずかしい」と感じる方は少なくありません。 だからこそ、言葉が理解できるようになってから急に始めるのではなく、0歳の頃から少しずつ“親自身も慣れていくこと”が大切です。 たとえば、 おむつ替えのときに体の名前を伝える(例:おちんちん、おまたなど ×あそこ) 「ここは大事な場所だよ」と前向きな声をかける(×はずかしい、汚い) こうした関わりは、子どもにとっての学びであると同時に、親にとっての“伝える練習”にもなります。 子どもは、思っているより早く理解している また、「まだ理解できないから意味がない」と思われがちですが、実は子どもは、大人が思っているよりもずっと早い段階から言葉や雰囲気を受け取っていると言われています。 言葉の意味を完全に理解していなくても、繰り返し伝えられることで「大切なことなんだ」という感覚が育っていきます。 そして、理解できるようになったときには、すでにそれが“当たり前の価値観”として根づいています。 性教育は「親子で育てていくもの」 性教育は、「教える・教えられる」という一方通行のものではなく、親子で一緒に意識を育てていくプロセスです。 完璧に伝えようとしなくても大丈夫です。日常の中で少しずつ言葉にしていくことが、子どもにとっても、親にとっても大きな意味を持ちます。 性教育はなぜ早い方が良い?3つの理由 性教育は、思春期になってからまとめて伝えるものではなく、小さな頃から少しずつ積み重ねていくことが大切です。 「早くから伝えると、かえって興味を持ちすぎてしまうのでは?」いわゆる“寝た子を起こす”のではないかと心配される方もいます。 しかし、実際には性教育によって性行動が早まるという根拠はなく、むしろ適切な知識を得ることでリスクを下げることが、国際的な報告でも示されています。 つまり、性教育は「性行動を早めるもの」ではなく、子どもが自分を守るための準備です。 その理由は大きく3つあります。 ① 性被害を防ぐため 子どもが自分の体について正しく理解し、「イヤ」と言っていいことを知っていることは、性被害の予防につながります。 プライベートゾーンや距離感(バウンダリー)を早い段階から伝えておくことで、「これはおかしい」と気づく力を育てることができます。 ② 自己肯定感を育てるため 自分の体や気持ちを大切にすることは、そのまま自己肯定感の土台になります。 「自分の体は大切にされるべきもの」「イヤなことは断っていい」 こうした感覚を小さい頃から積み重ねることで、他者との関係の中でも自分を守れる力につながります。 ③ 思春期に困らないため 思春期になって急に性の話をしようとしても、子どもは戸惑ったり、恥ずかしさから受け入れにくくなることがあります。 一方で、幼い頃から自然に話題にしてきた家庭では、性の話も特別なものではなく、日常の延長として受け止められます。 その結果、思春期の変化や悩みにもスムーズに対応しやすくなります。 性教育はどこまで話すべき? 性教育について悩む中で、「どこまで話せばいいの?」と迷う方はとても多いです。 結論からいうと、すべてを一度に教える必要はありません。 大切なのは、子どもの年齢や理解に合わせて、少しずつ・必要なタイミングで伝えていくことです。 この考え方は、ユネスコがまとめた国際セクシュアリティ教育ガイダンスでも示されています。 (※SEXOLOGYさんのサイトでわかりやすく紹介されています!) このガイダンスでも、性教育は年齢や発達に応じて段階的に学ぶことが重要とされています。 基本の性教育の考え方 性教育を行うときは、次の3つを意識するとぐっと楽になります。 ①年齢に合わせる 子どもの発達段階によって、理解できる内容は大きく異なります。 たとえば、幼児期であれば「体の名前」や「大切な場所」の話、小学生以降になると「体の変化」や「人との距離感」など、その時期に合った内容を選ぶことが大切です。 ②聞かれたら答える 子どもからの質問は、性教育の絶好のタイミングです。 「赤ちゃんはどうやってできるの?」などと聞かれたときは、その年齢に合った範囲で、シンプルに答えれば十分です。 (※参考:おとなセイシル「子どもにセックスって何?」と聞かれたら) 無理に話を広げる必要はありません。子どもの“知りたい”に合わせて答えることがポイントです。 ③一度で全部話さない 性教育は「一回で終わるもの」ではなく、何度も重ねていくものです。 一度にすべてを説明しようとすると、子どもも理解しきれず、親も負担に感じてしまいます。 日常の中で少しずつ話題にすることで、自然と理解が深まっていきます。 性教育のNG対応例 一方で、ついやってしまいがちな対応もあります。 ごまかす 質問をはぐらかしたり、嘘でごまかしたりすると、子どもは「聞いてはいけないことなんだ」と感じてしまうことがあります。 恥ずかしがる 親が強く恥ずかしがっていると、子どもも同じように「性=恥ずかしいもの」と受け取ってしまうかもしれません。 怒る 性に関する質問や行動に対して叱ってしまうと、子どもは次から話しにくくなってしまいます。 性の話は、特別なものではなく、体や心の成長の一部として自然に扱うことが大切です。 完璧に答えようとしなくても大丈夫。「一緒に考えていこう」という姿勢が、子どもに安心感を与えます。 【年齢別】性教育の伝え方(一覧) 性教育は、その時期に合った内容を少しずつ伝えていくことが大切です。年齢ごとのポイントを一覧でまとめました。 年齢 伝える内容例 ポイント 0~5歳 ・体の名前(正しい呼び方)・プライベートゾーン・イヤと言う練習 自分の体は大切にされるものと伝える。イヤなことは断っていい経験を積む。 小学生 ・赤ちゃんの誕生のしくみ・体の変化(思春期の準備)・人との距離感(バウンダリー) 「知らない不安」より「知る安心」を大切にする。体の変化を前向きに伝え、からかいや誤情報を防ぐ。 中学生 ・性的同意・避妊・性感染症・デートDV 「好き」と「同意」は別であることを理解する。正しい知識で自分と相手を守る視点を持つ。 高校生 ・性行動のリスク・自己決定・パートナーとの関係性 周囲に流されず、自分で考えて選ぶ力を育てる。対等で安心できる関係とは何かを考える。 上記の内容は、国際セクシュアリティ教育ガイダンスの考え方を参考に整理したものです。 ただし、性教育に明確な正解はなく、あくまで一例です。子どもの様子や関心に合わせて柔軟に調整していくことが大切です。 まとめ: 性教育に迷ったときに大切にしたいこと 性教育について考えるとき、「どこまで詳しく話すべき?」「嫌がられたらどうしよう」「学校に任せればいいのでは?」と、さまざまな迷いが出てくるものです。 しかし大切なのは、正解を探すことよりも、子どもと向き合い続けることです。 性教育に「早すぎる」はなく、日常の中で少しずつ積み重ねていくことで、子どもは自然に理解を深めていきます。 また、一度にすべてを伝える必要はありません。年齢やタイミングに合わせて、必要な分だけ伝えていけば十分です。...

【参加レポート】体験型 性教育イベント「こころ・からだフェス」に行ってきました‼️

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【参加レポート】体験型 性教育イベント「こころ・からだフェス」に行ってきました‼️

2026年3月20日、京都で開催された体験型 性教育イベント「こころ・からだフェス」に参加してきました! 当日の様子を写真とともにレポートしながら、現場で活かせるヒントや教材情報もあわせてご紹介します。 「性」と「生」をテーマに、“見る・聞く”だけでなく“体験する”ことが重視されたイベントです。 イベントは「性教育講師の実践の場」でもある 本イベントは、助産師の渡邉安衣子さんが中心となって企画・運営されました。 今回の特徴は、単なるイベントではなく 「性教育講師の実践の場」でもあったことです。 安衣子さんは今回の開催意図について、次のように話されています。 大きな講演をすることだけが性教育講師の仕事だと思っている人も多いですが、そうではなく、小さな規模でも目の前の人に届けることも立派な性教育。いろんな提供の仕方があることを伝えたかったんです。 さらに、 集客・広報は運営側が担う 講師は“届けること”に集中できる という設計により、集中してワークショップ形式で実践経験を積める場が作られていました。 会場の様子:子どもから大人まで幅広い参加 会場には親子連れを中心に、多くの来場者が訪れていました。 今回の来場者は、 一般参加:約80名(子ども含む) スタッフ:約40名 合計約120名が出入りする規模でした。 乳幼児や小学生を中心とした子どもたち 保護者 教育・医療関係者 全国で性教育を実践するスタッフの皆様(安衣子さんのスクール生)  と、多世代が同じ空間で学んでいるのが特徴的でした。 安衣子さんと大久保暁さんの講演会は、会場が満席になるほど多くの参加者で賑わい、熱気に包まれていました。質疑応答の時間も活発で、会場全体で学びを深めるひとときとなっていました。 性を学べるたくさんの体験ブース 今回特に印象に残ったのは、“触れて理解する”体験型コンテンツの充実度です。 ① 「思春期Labo女の子・男の子」ブース ここは、生理や射精の仕組みなどを、実際に見て・触れて・体験できるブースです。理科の実験のように、子どもたちが身を乗り出して夢中で学ぶ姿が印象的でした。 また、スタッフの説明に耳を傾けながら、家庭でもサポートできるようにと、伝え方のヒントを学ぶ保護者の姿も見られました。 子どもたちは、「説明を聞く」だけでなく、「実際に触れること」によって理解が深まっているように感じられました。 ② 「妊娠チェックと避妊」ブース 恥ずかしさを軽減するための場づくりや声かけの重要性を感じながら、セイシルスタッフ自身も説明を一緒に聞いていました。しかし、参加していた小学生たちからは、いわゆる「恥ずかしさ」はあまり感じられませんでした。 「これは何?」という純粋な興味関心。そして、スタッフの説明を通してそれが大切なものであると知ったときの、真剣なまなざしがとても印象的でした。やはり性教育は、早い段階から行うことに大きな意味があると実感します。 コンドームは「恥ずかしいもの」や「エロいもの」ではなく、自分と相手を守るための大切なアイテムです。その正しい使い方を知っておくことは、自分自身を守るためにも欠かせません。 また、保護者と一緒に参加していた中学生たちも、初めて見て触れることにドキドキしながらも、真剣な表情で向き合っていました。保護者の方にも少し緊張した様子は見られましたが、家庭では扱いにくいテーマだからこそ、こうした場で学べることは非常に貴重な機会になったのではないでしょうか。 その後、親子で少し話をしている様子も見られ、家庭で性について考え、話すきっかけにもつながっていると感じました。 ③ 距離感(バウンダリー)や同意のワークブース 一方的に「正解」を伝えるのではなく、参加者自身が楽しみながら考えられる工夫がされている点が、とても印象的でした。子どもたちは自然と会話を交わしながら、笑顔の中で大切なテーマに触れていました。 今回は親子での参加が多く見られましたが、これが友達同士であれば、さらに活発なやり取りが生まれるだろうと感じました。対話の中で自分とは異なる考え方に出会うことは、多様な価値観を知るきっかけとなり、お互いを尊重する関係づくりにもつながっていきます。 また、親子でこうしたテーマについて話し合うことは、性に限らずとても重要なコミュニケーションです。子どもであっても、自分の気持ちや「イヤ」と伝える権利があります。距離感や同意は、年齢や関係性に関わらず、誰にとっても大切にされるべきものだと改めて感じました。 ④妊娠・出産のリアル体験ブース 赤ちゃん人形の抱っこ体験や妊婦体験、子宮袋から生まれてくる体験ができるこのブースでは、子どもたちも保護者も「いのち」を身近に感じている様子が印象的でした。 子どもたちは赤ちゃんの重みや扱い方に触れながら、「重たい」「大事にしないと」と自然に気づきを深めていきます。妊婦体験でも「思ったより大変」といった声があがり、身体の変化への理解につながっていました。 また、体験をきっかけに「あなたが生まれてくる前はね」「○○グラムで生まれたんだよ」と、保護者がわが子に出産時の話を初めて伝える場面も見られ、親子の会話が生まれていました。 産まれてくる前に、参加したことがある保護者は多いかと思いますが、産まれてきた子と一緒に体験して、出産のエピソードを共有する機会は貴重ですね。 さらに、出産は必ずしも産道を通るだけでなく、帝王切開という方法もあると説明されていた点も大切だと感じました。 ⑤その他にもたくさんのブースがありました 写真は、自分や周りの人のからだ・こころ・性を大切にする力を育む「ここからかるた」です。からだの仕組みがひと目でわかる「からだガイド」も付いており、子どもたちだけでも楽しみながら学べる工夫がされています。対象年齢は5歳からで、2人〜幅広い人数で遊ぶことができます。「ここからかるた」の詳細はこちら 様々な性に関する書籍を手に取って読めるコーナーもありました。 近隣のユースクリニックの情報共有や、セイシルも展示と教材や資料の配布をさせていただきました! セイシルの展示ブースでは、安衣子さんのスクール生の方々を中心に「いつも参考にしています!」といった嬉しいお声を多くいただきました。 また、デートDVチェッカーを手にした子どもたちのそばで、保護者の方が「そろそろこういうことも学んでほしいと思っていたんです」と話してくれ、その後に親子で一緒に内容を見ている姿がありました。真剣な表情で言葉を交わす様子から、家庭での性教育のきっかけが生まれていることを感じました。 実際にその一歩となる場面に立ち会えたことを、とても嬉しく思います。素敵な機会をありがとうございました!   「知識」だけじゃない、性教育の価値 今回のイベントを通して改めて感じたのは、性教育は「知識」を伝えるだけではない、ということです。実際に見て、触れて、考え、対話する中でこそ、自分ごととして理解が深まり、人との関わり方や価値観にもつながっていきます。 こうした体験型のイベントは、性教育の“今”を実感できる貴重な機会だと感じました。 今後もwithセイシルでは、現場に活かせる情報や実践事例を引き続き発信していきます。