カテゴリー
news/column — コラム
【イベント参加報告】CSE HUB主催「情報交換会」
投稿者 : on
2026年2月20日(金)、CSE HUB(包括的性教育研究協議会)主催の「情報交換会」に参加してきました‼️ 当日は、全国から約50名の性教育に携わる方々が集まり、包括的性教育(CSE)について学び合い、交流する貴重な機会となりました。 包括的性教育の重要性が高まる中、実践者同士で情報交換を行い、最新の取り組みや課題を共有できたことで、多くの気づきと学びを得ることができました。 プログラムでは、 浅井春夫先生による基調講演「今、なぜ包括的性教育が必要なのか」 4団体による活動報告(セイシルも活動をご紹介させていただきました) ラウンドテーブルミーティング 交流会 などが行われました。 〈お写真は、CSE HUB 情報交換会にて、同意のもと登壇者のみで撮影〉左から、セイシル福田、ジョイセフ關様、ピルコン染矢様、尾木先生、浅井先生、性教協星野様 多くの地域や立場の方が集まっていたこともあり、それぞれの現場で感じている課題や工夫についても共有されました。学校、地域、医療、NPOなど、活動の場は違っていても、「子どもたちに正しい情報を届けたい」「安心して相談できる場を作りたい」という思いは共通しており、改めて包括的性教育の広がりと必要性を感じました。 オンラインでつながる機会が増えた今だからこそ、顔を合わせて交流することで生まれる力や連携の可能性も改めて感じる時間でした。 〈お写真は、CSE HUB 情報交換会にて、同意のもと参加者で撮影〉 今回つながったご縁や、今まで繋がってきたご縁を大切にしながら、これからも多くの方々と協力し、包括的性教育の普及・啓発に取り組んでいきたいと思います✨
【イベント報告】養護教諭EXPO2026で出展してきました!
投稿者 : on
2026年2月22日(日)、養護教諭EXPO2026が開催されました。セイシルは企業展示ブースとして出展し、多くの養護教諭の先生方と直接お話しする機会をいただきました。 以前は「出展します」という告知をお届けしましたが、今回はその参加報告です🎵 デートDVチェッカー1500枚をすべて配布 今回のブースでは、 デートDV防止教材「デートDVチェッカー」の紹介 セイシルの活用方法や商品の共有 授業や保健室での実践事例の情報交換 を行いました。 さらに、withセイシルにその場でご登録いただいた先生へ、デートDVチェッカーを50枚プレゼントするキャンペーンを実施。 結果として、持参した1,500枚すべてが配布終了しました。 想定を上回る反響に、現場でのニーズの高さを改めて実感しました。 養護教諭の先生方の性教育への関心の高さ ブースでは、 「デートDVを小学生でも扱うのがよいか悩んでいる」 「一度配ったことがあって、保護者からも好評だった」 「外部講師の授業と組み合わせたい」 「まずは学校の教員たちに知ってもらいたい」 など、非常に具体的な話を多くいただきました。 特に印象的だったのは、 「卒業前に配りたい」「これが生徒にとって“人生最後の性教育”になるかもしれない」 という声です。 性教育は「知識の提供」だけでなく、「自分を守る選択肢を持たせること」だと改めて感じました。 企業と学校の連携の可能性 今回のEXPOでは、養護教諭の先生方だけでなく、多くの企業・団体ともつながることができました。 それぞれが異なるアプローチで「子どもたちの健康」を支えています。 その中で強く感じたのは、学校と企業は補完し合うパートナーであるということです。 学校現場には、子ども一人ひとりを長期的に見守る専門性と信頼関係があります。一方で企業には、教材・書籍の開発力や調査データ、発信力、そして継続的に取り組むためのリソースがあります。 この両者が手を取り合うことで、教員の負担を減らしながら、継続可能な性教育を設計し、子どもたちに必要な情報を届けることが可能になるのかもしれないと感じました。 養護教諭EXPOが教えてくれた「つながることで、性教育は必ず前に進む」 養護教諭EXPOを通じて感じたのは、「性教育に本気で向き合う先生が、確実に増えている」ということです。 一方で、予算の問題や保護者対応、管理職への説明や単発で終わってしまう授業設計といった課題も共有されました。 だからこそ、 現場だけで抱え込まないこと横のつながりを持つこと企業や外部資源をうまく活用すること がこれからの性教育には不可欠だと感じています。 セイシルはこれからも、10代向け性教育WEBサイトとして、そして性教育従事者の皆さまと伴走する存在として、現場とともに歩んでいきます。 当日ブースにお立ち寄りくださった先生方、養護教諭EXPOのイベント運営の皆様、本当にありがとうございました!✨
性教育の出前授業・講演・講座とは?外部講師に依頼するメリットや依頼する際のポイントを解説
投稿者 : on
学校や地域、企業で「性教育を伝えたい」と思っても、「どこまで扱ってよいのかわからない」「専門的な知識や準備の時間が足りない」と悩む現場は少なくありません。 そうした課題をサポートする方法としてあるのが性教育の出前授業・講演・講座(出張授業)です! このコラムでは、性教育の出前授業・講演・講座とは何か、外部講師に依頼するメリット、実際の内容やテーマ、依頼する際の確認ポイントについてわかりやすく解説します⭐️実際に依頼できる「全国版 性教育講師リスト」も最後に紹介しているので、見てみてくださいね! 性教育の出前授業・出張授業とは? 性教育の出前授業(出張授業)とは、性教育を専門とする講師が学校や地域、企業などに出向き、授業や講演を行う取り組みです。 以下のような形で実施されています。 小学校・中学校・高校での性教育出前授業 PTA・保護者向けの性教育講演 教職員向けの研修講座 自治体や企業での性教育講座 対面・オンラインの両方に対応できるケースも多く、学校現場の状況や対象者に合わせて柔軟に実施できる点が特徴です。 性教育講演・講座との違いは? 性教育の出前授業・講演・講座は、対象や目的によって使い分けられることが多いです。 出前授業・出張授業学校向けが中心。学年や発達段階に応じた内容で、参加型・対話型の授業が多い。 講演保護者、教職員、一般向けに行われることが多く、理解促進や啓発が目的。 講座連続型・研修型で、性教育を体系的に学ぶ形式。教員研修や専門職向けに実施されることも。 いずれも「性教育」という共通テーマを持ちながら、目的と対象によって設計が異なる点がポイントですが、特に分けることなく、使われることもあります。 性教育に外部講師が求められている理由 性教育の現場では、次のような背景があります。 学習指導要領の枠組みの中で扱える内容に限界がある SNSやインターネットによる誤った情報への不安 教員一人ひとりにかかる負担の増加 生徒・保護者からの性教育ニーズの高まり こうした中で、専門知識を持つ外部の性教育講師が関わることで、現場の負担を減らしながら、より実態に即した性教育を届けることが可能になります。 性教育の講師に依頼するメリット 性教育を外部講師に依頼することには、以下のようなメリットがあります。 専門的で正確な知識を伝えられる 最新の社会状況や子どもたちの実態を反映できる 第三者だからこそ話しやすいテーマがある 生徒・参加者の関心や理解が高まりやすい 教員や保護者の心理的負担を軽減できる 特に、デリケートなテーマほど「いつもの先生」ではなく外部講師の存在が効果的なケースも多くあります。 性教育の出前授業・講演で扱われる主なテーマ 性教育の出前授業や講演では、以下のようなテーマが扱われます。 思春期の体と心の変化 同意(同意の考え方・境界線) デートDV・性暴力予防 ジェンダーと多様な性 SNS・ネットリテラシー プレコンセプションケア(将来の健康を考える視点) 年齢や立場に応じて内容や表現を調整し、「今、その子どもたちに必要な性教育」を届けることが重視されます。 性教育出前授業・講演を依頼する際のポイント 依頼する際は、以下の点を確認すると安心です。 年齢や目的、地域性やその学校に合った内容か 当日の内容を事前に確認できるか ➡︎校内や企画関係者内で共有しておきましょう 講師の専門性や実績(教育現場での経験) 事前の打ち合わせや相談が可能か ➡︎メールだけでなく、可能な限り対面で行いましょう 講演料(謝礼)や交通費の目安、支払い方法について事前に確認できるか➡︎事務や経理担当と確認しましょう 単発で終わらず、その後の学びにつながる設計ができるかも重要なポイントです。 性教育講師をお探しの方へ withセイシルでは、現在「全国版 性教育講師リスト」を公開しています! 随時、講師の先生を追加していきますので、お楽しみに。 ぜひご検討ください!
【出前授業報告】宇治市立広野中学校1年生向けの出前授業に行きました!
投稿者 : on
昨年2025年12月、宇治市立広野中学校で、中学1年生を対象とした性教育の出前授業「ジブンを守る性教育講座〜自分と相手の心と体を大切にするために〜」を、セイシルスタッフが行いました。 授業の1ヶ月前には事前アンケート(googleフォーム)を実施し、性に関する認知度の調査や、生徒が性に関して疑問に思っていることや、悩みを回答してもらいました。 「デートDV」や「PMS」などの言葉の意味、どんなものなのか知っていると答えた生徒は、1割もいない状況でした。 導入:多様な性について考えよう 授業のはじめは、「LGBTQ+」をテーマに、人の心や恋愛の形は一人ひとり違うということを学ぶところからスタートしました。 恋愛をしない人、同性を好きになる人、異性を好きになる人、どちらも好きになる人など、さまざまな在り方があることを伝えました。 また、性のあり方には次の4つの要素があると言われています。 〈性のあり方にかかわる性の4要素のデータダウンロードはこちら〉 ・からだの性(生物学的な性) ・性的指向(どんな性別に惹かれるか) ・性自認(自分をどんな性別だと感じているか) ・性表現(どのように自分を表現するか) 心の中で、自分自身の「性の4要素」について考えてもらい、価値観や感じ方が人それぞれ違うのは当たり前だということを共有しました。 体もみんな違って、みんなふつう 次に、心だけでなく「体も人それぞれ違う」ということを学びました。 男性のからだについては、射精の仕組みや包茎、夢精などを、 女性のからだについては、月経の仕組みや生理痛、PMSなどを説明しました。 個人差については、あるとはなんとなくわかってはいても不安になる若者は多いです。あらためて大人から伝えたり、グラフなどの数字で示すと安心しやすいと思います。 その後、生命の誕生についてイラストを使って解説し、事前アンケートで寄せられていた質問にも答えました。 「デートDVチェッカー」で自分ごとに その後、休憩時間をはさみ、生徒一人ひとりに「デートDVチェッカー」を配布しました。 デートDVチェッカーは、別の話題の最中に手元にあると気になりすぎてしまうため、デートDVに関する話の前に配布するのがおすすめです。 休憩後は、デートDVチェッカーを使って、友達や恋人とのコミュニケーションについて学びました。 SNSの使い方についてのロールプレイ 最後は、SNSについての使い方について、生徒同士でのロールプレイ(寸劇)を交えて解説しました。 〈SNSの画面をスクリーンに映しながら、台本を読むロールプレイの様子〉 ロールプレイに生徒たちは大盛り上がり。 大きな注目を集める寸劇となり、とても印象に残る学びの時間になりました。 〈スクリーンのSNS上での会話のスライド〉 生徒たちの協力のおかげで、 ・知らない人からのメッセージには反応しないこと ・プロフィールは本当の姿とは限らないこと ・グルーミングへの注意 ・個人情報がどのように悪用されるか といったような大切なポイントを、しっかり伝えることができました。 事前質問からのQ&Aコーナー 最後は、授業前にアンケートで集めた匿名の質問に答えるQ&Aコーナー。生徒たちのリアルな悩みに一つずつ丁寧に答えました。 他にも、「不妊症って何?」「生理痛を男子に馬鹿にされるのがしんどい」「なぜ人はセックスをする?」など、多くの質問を生徒たちからもらい、授業の中で1つずつ説明しました。 生徒たちのアンケートから 授業後に実施したアンケートでは、多くの生徒から印象的なコメントが寄せられました。 🔹デートDVチェッカーの感想 ・楽しむためには相手の気持ちを考えることが大事。 ・わかりやすいし、定規としても使えるから嬉しい ・自分もノリで友達にボディタッチしたりしてたからやめようと思った ・もし気になったことがあったらこれで確認しようと思います。 ・デートDVは少ないものだと思っていたけど多いと思いました。 など 🔹ロールプレイ(生徒による寸劇)の感想 ・身近なところに危ない状況があるという事がわかった。 ・SNSは相手が分からないので、個人情報は絶対に話さないように気をつけようと思った。 ・わかりやすい劇だったと思う。知らない人には個人情報を教えないように気をつけようと思った。 ・家でもSNSなどに顔写真とかを載せたらダメって決まっているけど、寸劇を見てもっと気をつけようとおもった。 ・僕もインスタというアプリでこのような経験があります。 ・知らない人とDMしたこととかあったから、これからはしないように気をつけようと思った。 ・実際にあると思ったらゾクゾクしたので気をつけたいと思った。 ・まだスマホは持っていませんがこれで学んだことに気を付けていきたいです など 🔹そのほか自由回答より ・いろんなことが知れたし男の事もわかったからよかった。 ・とても人生のためになった。ほんまにありがたいです。安心した。 ・はじめて性について詳しく知れたし、知らなかった事が多かったからよかったなと思った。 ・ロールプレイが印象に残りました。 ・生理とかの時の体を大切にするコツを教えてもらえてよかった。 ・肉体的関係だけでなく、人間関係なども講演内容にあったので今からでも活用できる術があったところがよかった。 ・全てのことが興味深かったので面白かった。 ・月経とか自分がまだ来てないから深く聞けてよかった。 ・よくわからないことをわかりやすいイラストを使って説明しているのが良かった。 ・悩みがあったら相談するところがあるんだなと分かった。 など まとめ:生徒の声から見えた、性教育の手応え 授業後には、今回担当してくださった先生と一緒に、アンケート結果を見ながら振り返りを行いました。「楽しく学べた」という声が多く、私たちも安心しました。 後日、 「授業は学年の先生方にもとても好評で、数日たってからも職員室で話題になっています。本当にありがとうございました。」 という嬉しいメールもいただきました。 性教育は、単に性の知識を伝えるものではありません。 人との関わり方を学ぶ『生き方の教育』であり、他者への思いやりを育てる『人権教育』でもあります。 生徒たちの率直な声から、私たちセイシルスタッフ自身も多くの学びを得ることができました。 これからも出前授業を通して、子どもたちの性の健康を守る活動を続けていきたいと思います。
【新商品紹介】「ワキガのしくみ」画像
投稿者 : on
メディアに振り回されない、子どもに伝えたい体の話 10代の子どもからよく出るのが、「消臭スプレーや香水って使ったほうがいい?」「汗臭いとモテないってCMで言ってるし…」という声です。 まず伝えたいのは、ニオイの悩みは思春期にはとてもよくあることだという点。テレビやCMの影響で不安になりすぎると、スプレーや香水の使いすぎで逆に周囲を不快にしてしまうこともある、という視点も大切です。 汗には2種類ある 汗が出る場所には「汗腺(かんせん)」があり、主に2種類あります。 エクリン腺全身にあり、体温調節が役割。汗自体はほぼ無臭。 アポクリン腺脇の下や耳、乳輪、陰部など特定の部位にあり、分泌物が雑菌に分解されることでワキガのニオイが生じます。衣類に黄色いシミができることもあります。 アポクリン腺は第二次性徴の頃から発達するため、思春期にニオイが気になりやすくなるのは体の成長の一部です。 「ワキガのしくみ」のダウンロード画像をゲットするにはコチラ ワキガは体質の話。責める必要はない アポクリン腺の量は遺伝的要因が大きく、個人差があります。「ニオイがある=不潔」「努力不足」ではありません。 10代に伝えたいケアの方法 基本のケア こまめに汗を拭く 汗をかいたら着替える 毎日体を洗い、清潔を保つ それでも気になる場合 制汗剤・抗菌剤を適切に使う 脱毛で雑菌の繁殖を抑える方法もある 強い悩みがある場合 皮膚科に相談する 手術など医療的な選択肢もある 「困ったら専門家に相談していい」という選択肢を示すことが、安心につながります。 性教育従事者として大切にしたい視点 不安を煽らない 体の違いを否定しない 清潔と“やりすぎケア”は別だと伝える ニオイの話は、自己肯定感に直結するテーマです。正しい知識と落ち着いた伝え方で、子どもが自分の体を理解し、尊重できる性教育につなげていきましょう! 「ワキガのしくみ」が出てくるセイシル記事はコチラ 「ワキガのしくみ」のダウンロード画像をゲットするにはコチラ