【参加レポート】体験型 性教育イベント「こころ・からだフェス」に行ってきました‼️
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2026年3月20日、京都で開催された体験型 性教育イベント
「こころ・からだフェス」に参加してきました!
当日の様子を写真とともにレポートしながら、
現場で活かせるヒントや教材情報もあわせてご紹介します。
「性」と「生」をテーマに、
“見る・聞く”だけでなく“体験する”ことが重視されたイベントです。

イベントは「性教育講師の実践の場」でもある
本イベントは、助産師の渡邉安衣子さんが中心となって企画・運営されました。
今回の特徴は、単なるイベントではなく
「性教育講師の実践の場」でもあったことです。
安衣子さんは今回の開催意図について、次のように話されています。
大きな講演をすることだけが性教育講師の仕事だと思っている人も多いですが、
そうではなく、小さな規模でも目の前の人に届けることも立派な性教育。
いろんな提供の仕方があることを伝えたかったんです。
さらに、
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集客・広報は運営側が担う
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講師は“届けること”に集中できる
という設計により、集中してワークショップ形式で実践経験を積める場が作られていました。
会場の様子:子どもから大人まで幅広い参加
会場には親子連れを中心に、多くの来場者が訪れていました。
今回の来場者は、
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一般参加:約80名(子ども含む)
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スタッフ:約40名
合計約120名が出入りする規模でした。

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乳幼児や小学生を中心とした子どもたち
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保護者
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教育・医療関係者
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全国で性教育を実践するスタッフの皆様(安衣子さんのスクール生)
と、多世代が同じ空間で学んでいるのが特徴的でした。
安衣子さんと大久保暁さんの講演会は、
会場が満席になるほど多くの参加者で賑わい、熱気に包まれていました。
質疑応答の時間も活発で、会場全体で学びを深めるひとときとなっていました。
性を学べるたくさんの体験ブース
今回特に印象に残ったのは、“触れて理解する”体験型コンテンツの充実度です。
① 「思春期Labo女の子・男の子」ブース
ここは、生理や射精の仕組みなどを、実際に見て・触れて・体験できるブースです。
理科の実験のように、子どもたちが身を乗り出して夢中で学ぶ姿が印象的でした。
また、スタッフの説明に耳を傾けながら、
家庭でもサポートできるようにと、伝え方のヒントを学ぶ保護者の姿も見られました。
子どもたちは、「説明を聞く」だけでなく、
「実際に触れること」によって理解が深まっているように感じられました。
② 「妊娠チェックと避妊」ブース
恥ずかしさを軽減するための場づくりや声かけの重要性を感じながら、
セイシルスタッフ自身も説明を一緒に聞いていました。
しかし、参加していた小学生たちからは、
いわゆる「恥ずかしさ」はあまり感じられませんでした。
「これは何?」という純粋な興味関心。
そして、スタッフの説明を通してそれが大切なものであると知ったときの、
真剣なまなざしがとても印象的でした。
やはり性教育は、早い段階から行うことに大きな意味があると実感します。
コンドームは「恥ずかしいもの」や「エロいもの」ではなく、
自分と相手を守るための大切なアイテムです。
その正しい使い方を知っておくことは、自分自身を守るためにも欠かせません。
また、保護者と一緒に参加していた中学生たちも、
初めて見て触れることにドキドキしながらも、真剣な表情で向き合っていました。
保護者の方にも少し緊張した様子は見られましたが、
家庭では扱いにくいテーマだからこそ、
こうした場で学べることは非常に貴重な機会になったのではないでしょうか。
その後、親子で少し話をしている様子も見られ、
家庭で性について考え、話すきっかけにもつながっていると感じました。
③ 距離感(バウンダリー)や同意のワークブース
一方的に「正解」を伝えるのではなく、
参加者自身が楽しみながら考えられる工夫がされている点が、とても印象的でした。
子どもたちは自然と会話を交わしながら、笑顔の中で大切なテーマに触れていました。
今回は親子での参加が多く見られましたが、
これが友達同士であれば、さらに活発なやり取りが生まれるだろうと感じました。
対話の中で自分とは異なる考え方に出会うことは、
多様な価値観を知るきっかけとなり、
お互いを尊重する関係づくりにもつながっていきます。
また、親子でこうしたテーマについて話し合うことは、
性に限らずとても重要なコミュニケーションです。
子どもであっても、自分の気持ちや「イヤ」と伝える権利があります。
距離感や同意は、年齢や関係性に関わらず、
誰にとっても大切にされるべきものだと改めて感じました。
④妊娠・出産のリアル体験ブース
赤ちゃん人形の抱っこ体験や妊婦体験、子宮袋から生まれてくる体験ができるこのブースでは、
子どもたちも保護者も「いのち」を身近に感じている様子が印象的でした。
子どもたちは赤ちゃんの重みや扱い方に触れながら、
「重たい」「大事にしないと」と自然に気づきを深めていきます。
妊婦体験でも「思ったより大変」といった声があがり、身体の変化への理解につながっていました。
また、体験をきっかけに「あなたが生まれてくる前はね」「○○グラムで生まれたんだよ」と、
保護者がわが子に出産時の話を初めて伝える場面も見られ、親子の会話が生まれていました。
産まれてくる前に、参加したことがある保護者は多いかと思いますが、
産まれてきた子と一緒に体験して、出産のエピソードを共有する機会は貴重ですね。
さらに、出産は必ずしも産道を通るだけでなく、
帝王切開という方法もあると説明されていた点も大切だと感じました。
⑤その他にもたくさんのブースがありました
写真は、自分や周りの人のからだ・こころ・性を大切にする力を育む「ここからかるた」です。
からだの仕組みがひと目でわかる「からだガイド」も付いており、
子どもたちだけでも楽しみながら学べる工夫がされています。
対象年齢は5歳からで、2人〜幅広い人数で遊ぶことができます。
「ここからかるた」の詳細はこちら
様々な性に関する書籍を手に取って読めるコーナーもありました。
近隣のユースクリニックの情報共有や、
セイシルも展示と教材や資料の配布をさせていただきました!
セイシルの展示ブースでは、安衣子さんのスクール生の方々を中心に
「いつも参考にしています!」といった嬉しいお声を多くいただきました。
また、デートDVチェッカーを手にした子どもたちのそばで、
保護者の方が「そろそろこういうことも学んでほしいと思っていたんです」と話してくれ、その後に親子で一緒に内容を見ている姿がありました。
真剣な表情で言葉を交わす様子から、
家庭での性教育のきっかけが生まれていることを感じました。
実際にその一歩となる場面に立ち会えたことを、とても嬉しく思います。
素敵な機会をありがとうございました!
「知識」だけじゃない、性教育の価値
今回のイベントを通して改めて感じたのは、
性教育は「知識」を伝えるだけではない、ということです。
実際に見て、触れて、考え、対話する中でこそ、
自分ごととして理解が深まり、人との関わり方や価値観にもつながっていきます。
こうした体験型のイベントは、性教育の“今”を実感できる貴重な機会だと感じました。
今後もwithセイシルでは、現場に活かせる情報や実践事例を引き続き発信していきます。