【出前授業報告】阪大「性の架橋ユニットTRUSS」主催 プレコンセプションケア講座を行いました!
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2026年4月23日、大阪大学にて、学生向けプレコンセプションケア講座を実施しました。
今回主催してくださったのは、大阪大学の学生団体「性の架橋ユニットTRUSS」のみなさんです。
TRUSSさんは、性教育やジェンダー、セクシュアリティについて学び、実践している大阪大学の学生団体です。
会場は大阪大学・DAICEL Studio。
お昼休みの開催にもかかわらず、多くの学生さんが参加してくれました。

〈TRUSSさんが制作したフライヤー〉
はじめに:TRUSSメンバーによる司会進行
講座当日はあいにくの雨でしたが、多くの学生さんが続々と会場に集まり、TRUSSメンバーによる司会進行でスタートしました。
参加者への案内(写真に映らない席の紹介など)や会場の雰囲気づくりも学生のみなさんが担ってくださり、終始あたたかく、参加しやすい空気の中で講座が進行しました。

「性の架橋ユニットTRUSS」の活動紹介
続いて、TRUSSさんによる団体紹介が行われました。
TRUSSさんは、人間科学部・文学部の学生を中心に活動している団体で、性教育やジェンダー、セクシュアリティに関する実践活動のほか、定期的な学習会などを行っています。
大学生自身が主体となって性について学び、発信していることが伝わる紹介でした。

プレコンセプションケアをテーマに講座を実施
今回、セイシルが担当した講座のテーマは「プレコンセプションケア」。
参加した学生のみなさんは、お昼ご飯を食べながらリラックスした雰囲気で参加してくれました。
時には食べる手が止まるほど、真剣に耳を傾けてくれる姿もありました。

講座では、
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日本の性教育の歴史
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「生命の安全教育」や不同意性交罪など最近の変化
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プレコンセプションケアの考え方
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不妊や健康管理について
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将来設計を考えるワーク
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デートDVについて
など、包括的性教育を基盤としたプレコンセプションケアにつながる、幅広いテーマについてお話ししました。
性教育の歴史を振り返る時間に
講座の冒頭では、日本の性教育がたどってきた歴史についても紹介しました。
1992年の「性教育元年」と呼ばれた時代や、中学生向け冊子『ラブ&ボディBOOK』の回収、2002年の七生養護学校(当時の名称)へのバッシングなど、性教育が長年制限されてきた背景について共有しました。
また、「生命の安全教育」の概要や、不同意性交罪の施行、性交同意年齢の変更、性教育書籍や生理用品の多様化など、近年の性教育を取り巻く変化についても紹介しました。

参加者への事後アンケートでも、
「性教育の歴史が興味深かったです。性のことを前面に押し出して教育すると社会からの反発があり、それによって子どもたちの学ぶ権利が奪われていったのだと感じました。」
「歴史を知ると今のタブーの風潮に理解が及び、自分の前提意識を問い直すことができてよかったです。」
という感想が寄せられました。
「自分の人生」を考えるプレコンワーク
後半では、「マイプレコン」の教材を使いながら、自分の将来について考えるワークを実施しました。
スライドでは、健康・キャリア・結婚・お金・ライフプランを横断して考える内容を紹介。
〈マイプレコンに記入する一例をスライドで紹介〉
参加者からは、多くの感想が寄せられました。
「就職活動で人生設計に悩んでいたため、色々なジャンルに分けていつどうなっていたいか考えることができ、ありがたかったです。そして、妊娠や子どもの有無・年齢などは今後の人生に大きく関わってくることを強く認識しました。」
「こんなに長いスパンで計画を考えたのは初めてで新鮮な体験でした。今を生きることに必死になっている部分があり、なかなか将来のことは現実的に捉えられなかった部分もあったのが正直なところですが、貴重な時間をありがとうございました。」
「逆算すると今に食い込んできて難しかったですが、考える機会をいただけてよかった。」
「人生設計は時々ふと思いつくのですが、その時に年表を書いて、、、と結局熱が冷めてしまうということが多かったので、このようにすぐ書き込めるというのは画期的だなと思いました!!」
「自分の将来に向き合うきっかけになりました!人生はさまざまな側面が絡み合っているので、結婚出産を考えるにあたっては調整しなくてはならないことが多いですし、そもそもパートナーが消える(!)可能性もあるな……と思うと難しいです。でもだからこそ、あらかじめある程度のビジョンを持っておく必要性があると思いました。」
「もともと博士まで行くつもりでしたが、結婚も視野に入れたパートナーができて急カーブで就活を始め、将来について考えることが多くなったので参加させていただきました。まだまだ不確定要素は多いですが、自分の仕事や、社会人博士を含めた自分の希望とパートナーの意見をすり合わせながら考えていこうと思います。」
「大学生活のことでいっぱいいっぱいで将来設計を考えられていなかったので、将来について考える良い機会になりました。性について分からないけど誰に聞いたら良いか分からないと感じていたので、パンフレットが参考になりました。」

教材「マイプレコン」のデザインへの感想も
教材自体についても、たくさんの声をいただきました。

「まずデザインが可愛い。嫌悪感や違和感を抱きにくいので内容がスッと入ってくる。自分で書き込める欄などがもっとあればおもしろいかも。」
「イラストがポップで恥ずかしさを感じることなく読めて良かったです。」
「文字が大きくて見やすい、読みやすい教材でした。」
「見易い親和的な色やデザインでよかったです。」
性について楽しく学んでもらうために運営している「セイシル」の想いを詰め込んだ、今と未来をつなぐ一冊です。
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学生主体だからこそ生まれる会話の場
今回の講座が成功した一番の理由は、TRUSSのみなさんが主体となって運営していたことだと感じています。
同世代だからこそ生まれる安心感や話しやすさがあり、参加者同士で自然と会話が広がっていたのが印象的でした。
アンケートでも、
「非常に素晴らしい会だったと思います!!時間を多くとっても最高かなと思いますが、昼休みの時間など制約があると難しいのでしょうか。とても良い時間でした。」
「健康とかあんまり考える機会がなかったのでとても面白かったです。みんなとおしゃべりしながらできたのも良かった。前提の不妊とかの知識が入ってから書けるのが良かった」
「面白かったし楽しめたので、今度はもっと長い時間でイベントを開いてほしい。グループワークだったり、みんなで交流できる場などがもっとあればより楽しい!」
「昼休みなので1時間なのは仕方ないですが、もっと長い時間のイベントを行ってもいいと思います。話し合いの時間が結構盛り上がっていたので。」
「楽しかったです!イベントの雰囲気が開放的で良い!」
という声が寄せられていました。学生のみなさん自身がイベントづくりを楽しみながら取り組んでいたことが伝わってきました。

TRUSS代表コメント
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この度は素敵な講座をありがとうございました!今年の1月にTRUSSを立ち上げてからすぐに、セイシルさんにご提案をいただき、対外的に行う初めてのイベントはこれで行こう!と決めて準備に取り掛かりました。 運営は初めての経験で想定通りにいかないことばかりでしたが、当日はふらっと会場に立ち寄った学生も多数参加してくれたり、終わったあとパートナーと今後のプランについて話したよと教えてくれる友人もいて、とても実りあるイベントになったなと感じています。 性の架橋ユニットTRUSSは、「ジェンダーや性を語り合える、心理的に安全な場をつくる」をテーマに、大阪大学で哲学対話やイベントを行っています。今後は他大学で活動されている学生の皆さんや実践をされている皆さんとも積極的に関わっていけたらいいなと考えているので、ぜひお気軽にお声がけください!ありがとうございました! 性の架橋ユニット TRUSS 共同主宰 片岡美琴・福田光希
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これからの人生につながる学びに
TRUSSのみなさん、そして参加してくださった大阪大学のみなさん、本当にありがとうございました!
「この年になって受ける性教育を受ける意義は大きいと思いました。」という感想もあったように、ライフステージが変わるごとに必要な性の知識は変わっていきます。
今後も、それぞれの人生で性の知識、セイシルが役に立ってくれることを祈っています。

〈集合写真(掲載確認済)〉
