news/column — コラム
【施設訪問】スマルナステーションに行ってきました!
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先日、大阪・心斎橋にあるユース世代向け相談施設「スマルナステーション」をセイシルスタッフが施設見学として訪問しました。この施設は、性や身体に関する悩みを抱える若者たちが、助産師さんなどの専門家と気軽に相談できる場所です。 今回はスマルナステーションの取り組みや訪問の感想をご紹介します♪ ⇧Osaka Metro御堂筋線「心斎橋駅」出口から徒歩3分の立地 「スマルナステーション」とは? スマルナステーションは、株式会社ネクイノが運営するユース世代向けの相談施設で、10代から20代前半の若者を主な対象としています。 同じビル内に婦人科クリニックが併設されユースクリニック機能もあることから、医師の診察が必要な場合でも安心です。 ここでは、妊娠や避妊、生理、性に関する悩みなど、誰にも相談できずに一人で抱えがちな問題について、助産師との無料相談が可能です。(保険証も不要!)対面だけでなく、LINEを通じたチャットでの相談も受け付けており、アクセスのしやすさが特徴です。 ⇧スマルナステーションの公式サイトはこちら ユースクリニックってなに? ユースクリニックとは、主に10代から20代前半の若者を対象に、性や健康、メンタルヘルスに関する相談や支援を提供する専門的な窓口です。スウェーデンなどの北欧諸国で発展した制度で、若者が安心して自身の身体や心の悩みを相談できる場として設けられました。日本でも近年徐々に広がりを見せています。 綺麗な施設内に優しい助産師さんが常駐 スマルナステーションの施設内は明るく温かみのある雰囲気で、訪れる人がリラックスして話せるような工夫が随所に見られました。また、コンドームの正しい使い方を学べるレクチャーや、デリケートゾーンケア用品のサンプル配布など、実践的な学びの場も提供されています。 ⇧セイシルの本も置いてくれていました♪ スタッフの方々は非常に親しみやすく、優しく訪問者一人ひとりの話に丁寧に耳を傾けていただけます。「誰に相談していいかわからない」「こんなこと聞いてもいいのかな」といった不安を抱える若者たちにとって、ここはまさに「安心して話せる場所」なのだと感じました。 スタッフの一人である神保さんはセイシルのモヤモヤ相談「アフターピルはどこで買えるの?」でも回答してくれています。 スマルナステーションでは、対面およびLINEでの無料相談の他にも、妊娠不安を抱えた際、併設する病院で500円で妊娠検査を受けることができる500円妊娠検査も実施しています。 「toreluna」体験 施設には生理用ナプキンを常備し無料で提供するサービス「toreluna(トレルナ)」がありました!全国の商業施設や公共機関、学校などに設置されています。 セイシルスタッフも生理用ナプキンを取り出す体験をさせてもらいました♪携帯でとても簡単に個室のトイレの中で受け取ることができるので、急に生理がきても安心ですね! 出張スマルナステーション 認定NPO法人D×Pが運営するユースセンターにスマルナステーションの助産師などの専門家が出向く「出張スマルナステーション」も開始しているとのことでした。 大阪ミナミエリアの通称“グリ下”近くのユースセンターにて性感染症検査キット「スマルナチェック」の無償提供も行っています。 ⇧詳しくはこちら スマルナステーションのような施設が全国に広がることで、性や身体に関する悩みを抱える若者たちが、早期に適切なサポートを受けられる社会が実現することを願っています。
尾木ママこと尾木直樹先生がご来社されました!
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先日、教育評論家としてご活躍されている 尾木直樹先生(尾木ママさん) に、弊社へお越しいただきました! 実は尾木先生とは以前、10代向け性教育書籍『セイシル ー 知ろう、話そう、性のモヤモヤ』巻末インタビューにてご寄稿いただいたご縁があり、今回は、 新たに立ち上げられた包括的性教育の活動団体についてご紹介くださるためにご挨拶にお越しくださいました。 新たな取り組み「CSE HUB」 尾木先生が中心となって立ち上げたのは、包括的性教育(Comprehensive Sexuality Education = CSE) の普及・啓発を目指す団体と、その拠点となる情報発信サイト 「CSE HUB」 です。 日本ではまだまだ広がりが限定的な包括的性教育ですが、CSE HUBでは、子どもたちが自分自身を理解し、他者を尊重しながらよりよく生きていくために必要な知識と態度を育むコンテンツを発信していくとのこと。 性教育のこれからを語り合うひととき ご来社中は、尾木先生と一緒に日本における性教育の現状や課題について、そして、10代に向けた性教育のあり方について深くお話をさせていただきました。 また大谷選手の話でも非常に盛り上がりました。弊社のオフィス見学も楽しんで参加していただきました。 包括的性教育が全ての学校で実践されるために向けた意見を交換し合い、私たち自身も多くの学びを得る貴重な時間となりました。 包括的性教育がもっと多くの子どもたちに届き、より良い社会の一歩となるよう、私たちも引き続き取り組んでまいります。今後の「CSE HUB」の活動にも、ぜひご注目ください! 👉 CSE HUB公式サイトはこちら
「精通」や「初潮」って誰が決めたの? ― 性にまつわる日本語の意外な語源を探る
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私たちは、性について話すとき、どこか「口にしづらい」空気を感じることがあります。それは内容そのものの問題というよりも、使う言葉に重々しさや照れくささが染みついているからかもしれません。 たとえば「初潮(しょちょう)」や「精通(せいつう)」という言葉。どちらも思春期の体の変化を表すものですが、日常会話で自然に出てくることはまずありませんよね。「難しそう」「古めかしい」「なんか学校ぽい」といったイメージを持つ人も多いでしょう。 今回は、そんな性に関する言葉の“語源”に注目して、言葉が持つ歴史やニュアンスを紐解いてみます。 「初潮」:なぜ“潮”なのか? 「初潮」は、女性が初めて月経を迎えることを意味する言葉。では、なぜ「潮」なのでしょうか? 「潮」という言葉は、海の満ち引きと月のリズムを連想させるため、昔から月経と結びつけて考えられてきました。英語でも「period(周期)」や「menstruation(月の変化)」など、月や自然のリズムに基づく表現が多く見られます。 また、日本では古くから月経は「けがれ」とされる一方で、「女性が神聖な力を持つ時期」と考えられる場面もあり、宗教的・文化的な二面性がありました。「潮」というやわらかい語感は、その微妙なニュアンスを包み込むための、いわば“やさしいオブラート”だったのかもしれません。 「精通」:なぜ“精”を“通る”?宗教と漢語の影 一方、男性の思春期の変化を表す「精通」。これは、中国古典医学や儒教的な影響を受けた言葉です。 「精」は「精子」を含む生命エネルギー、「通」は“流れが通る”という意味。つまり、生殖能力が発現することを、まるで“気の通り道”のように表現した言葉なのです。 実はこの言葉、「性を語ることをタブー視する時代」に、医学や宗教という“堅い皮”でコーティングされた表現だったとも言えます。だからこそ、現代の子どもたちにはちょっと遠くて難解に感じられるのです。 「避妊」:実は明治以降の近代語? 意外かもしれませんが、「避妊」という言葉は、明治時代以降に西洋医学の流入とともに登場した比較的新しい表現です。 それまでは「間引き」や「堕胎」といった、もっと過酷で直接的な選択肢が語られる時代が続いていました。 この言葉の登場には、以下のような背景があります: 人間の自由や健康の保護 社会や家族の在り方の変化 性と身体の自己決定権の意識 女性の権利意識の高まり 医療技術の発達 国家の人口政策 つまり「避妊」は、単なる医療用語ではなく、近代社会の価値観や思想を反映した言葉だといえるでしょう。 セイシルでの避妊に関する記事はこちら 「セルフプレジャー」:自分を大切にするという考え方 最近では、特に女性の性教育やフェムテックの分野で、「マスターベーション」という言葉をもっと中立的・肯定的に表現しようという動きが広がっています。そこで登場したのが「セルフプレジャー(self-pleasure)」という表現。 この言葉は、「自己愛」「自己肯定」「快感は自分自身でも育てていいもの」というメッセージを含んでおり、“行為”よりも“自分を大切にする態度”としての性に焦点を当てています。 たとえば、メンタルケアの現場でも、セルフプレジャーを「ストレス解消」「身体の理解」「自己決定権の一部」として積極的に扱うケースも増えています。セイシルでもストレスとセルフプレジャーの関係について紹介しています。詳しくはこちら 「セルフプレジャー」や「自分の体に触れることも大切な学び」という前向きな語り方は、自分を大切にする感覚を育む入り口にもなります。 「なんとなく汚い」「口にしたくない」という気持ちを乗り越えるには、まずその言葉に込められた“背景”を知ることから始めるのが大切ですね。 言葉が変われば、性教育も変わる 言葉は時代を映す鏡です。そして、私たちが“どう伝えるか”を考えたとき、最初に向き合うのも言葉です。 例えば男性器にしても「ペニス」「陰茎」「おちんちん」「デリケートゾーン」など、親・学校・メディアごとに呼び方はバラバラ。それぞれの言葉に、時代や意識の違いが表れているのです。 ことばを“開く”ことから始めよう 性教育において最初の壁は、知識の不足ではなく、言葉の閉鎖性にあるのかもしれません。「なんとなく言いにくい」「恥ずかしい」と感じてしまうのは、使う言葉が私たちにそう感じさせているからです。 だからこそ「なんでこの言葉を使うんだろう?」と一度立ち止まってみることが、性教育を“もっと開かれたもの”に変える第一歩になります。 性を語るときこそ、言葉に敏感でいたい。そんな視点を、今日から少しだけ持ってみませんか?
どうしてTENGAが性教育?セイシル誕生秘話
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「TENGAって性教育までやってるの?」「セイシルってTENGAがやってたの!?」 そう驚かれることがよくあります。実はTENGAカンパニーにとって「正しい性の知識を広めること」は、創業当初からずっと大事にしてきたテーマです。 そんな中で、性教育の情報サイト『セイシル』を運営しているのが、TENGAカンパニーの1つである株式会社TENGAヘルスケア。 性に関わる企業だからこそ、ただ商品をつくるだけではなく、性にまつわる“正しい知識”を届けることも、私たちの役割だと考えています。 実際に、商品を通じてお客様から届く声には、性についての疑問や悩みがとても多く含まれています。中には、ネットやアダルトメディアから間違った情報を信じてしまって、大人になってから困っているというケースも。「誰かにちゃんと教えてもらいたかった」――そんな声を何度も聞いてきました。 TENGAでは、思春期学会への参加や性教育授業への見学、専門家の方との研究会やイベントなどを通じて、どうしたら性の知識をより正しく伝えられるか、ずっと模索してきました。 TENGAヘルスケア主催の「セクシャルウェルネスフォーラム」での様子(2019年) そんな中で、助産師さんや学校の養護教諭の先生からこんな声が上がったのです。 「生徒にマスターベーションについて、どう教えていいかわからない」「安心して紹介できるサイトがあれば助かるのに」 その声をきっかけに、「子どもたちが性について安心して学べる場所をつくろう」と考え、生まれたのが『セイシル』です。 セイシルは、思春期の子どもたちが抱く“性のモヤモヤ”に、医療や教育の専門家がやさしく答える性教育のWEBメディア。今のネットには性に関する情報があふれていますが、その中には間違った情報や偏った内容もたくさんあります。TENGAが行った調査でも、多くの人が最初に性の知識を得たのは「ネットやアダルトメディア」と答えていて、それが悩みや不安につながっていることがわかりました。 だったら、正しい知識を安心して得られる場所を私たちが作ろう!そうしてセイシルがOPENしたのです。おかげさまで5周年を迎えることができました。 ▶5周年イベントの詳細はこちら TENGAカンパニーのビジョンは、「性を表通りに、誰もが楽しめるものへ。」性を特別視せず、もっと自然に、オープンに話せるような世の中にしたい。そのために、性教育は欠かせないものだと考えています。 いつか、家庭でも学校でも、子どもたちが性についてきちんと学べる環境が整って、正しい情報に出会えますように。私たちは、これからもいろんな形で性教育に取り組んでいきます! ▶ TENGAが目指す世界について詳しくはこちら
【活用事例】ふれあいの12段階を活用したワーク
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今回はwithセイシルで提供している「ふれあいの12段階」の画像を活用したワークを紹介します! ふれあいの12段階とは? 「ふれあいの12段階」とは、イギリスの動物学者デズモンド・モリスが唱えた考え方のことです。恋人同士がどんな過程を経て親密になるかを12段階に分けて示しています。 どこをゴールにするかや、ステップの順番や数はこの通りでなくてもいいのですが、セックスを含む「性のふれあい」には段階があるということを意識することが大切です。 セイシルでは「ふれあいの12段階」を性知る記事「はじめてのセックス その前に。」で紹介しています。 ふれあいの12段階を用いたワーク 上記の「ふれあいの12段階」の画像を活用して、助産師の有馬祐子さんが素敵なワークを考案してくれました。このワークは、学芸大学附属世田谷中学校、谷百合香先生の授業実践を参考にしていて、今回はそのワークの内容と制作した教材を紹介します! 高校生向けと小学生向けにそれぞれ授業が行われました。 高校生に向けた実践「接触・ふれあいの同意についての学習」 まずは、都内の高校2年生に向けて行われたワークの紹介です(授業内容は全てではなく、省略している部分があります)。 授業実践の流れ ①個人ワーク 生徒一人ひとりに、「ふれあいの12段階」のうち8枚のカード( 「目から体」「目から目」「声から声」、 「手から手」「腕から肩」「腕から腰」、「手から頭」「手から体」)を配布。親しくなっていくにつれてふれあいはどのように進展していくか、生徒一人一人が考察して、ワークシートに記入しました。 ②グループワーク 3〜4人のグループで、それぞれの考えを発表し合い、共通する箇所、異なる箇所について確認し合いました。その後、グループの考える 8つのふれあいの進展について考えをまとめる作業をしました。 ③全体共有 6グループで作成したカードの順番を一つの場所に並べ、様々な考え方があることをクラス全体で共有しました。 ④まとめ デズモンド・モリスの『親密の12段階』の順番をホワイトボードで示して、参考として提示し、人が親しくなるのに受け入れられるふれあいの進み方(順番)というものは、一人一人が違うことを伝え、同じにしようとするものではない、ことを確認。 違うからこそ、良い関係性を持つためにはコミュニケーション、対話を持って同意をとることが大切になること、自分の考える順番を相手に同意なく求めることは、穏やかな関係性をこわす可能性があると伝えました。 この後、次の時間に「壁ドン」や「バックハグ」などについても考え、親密度の進展についてあらためてグループで話し合い、デートDVチェッカーを配布しました。 授業を受けた生徒の感想 最後に、生徒からの感想の一部を紹介します。 ・人それぞれ考えや、嫌なことが違う。カードは対象の人を誰にするかで、結構結果が変わりました。誰かに触る時は、友達でもちゃんと考えたい。相手が嫌がることはしないようにしようと思いました。 ・シチュエーションによって親しさの段階は変わっていくし、人によっては嫌がることや許せることなどが変わってくることがわかりました。自分の感情や気持ちだけで行動するのではなく、相手の反応や行動を見てからにしようと思いました。 ・人によって順番がバラバラで、感じ方もそれぞれ違うことが分かった。自分はそこまで親しくなくてもできることでも、他の人からしたら親しくないとできないこともあって、自分が意見を強調しすぎないようにしようと思った。無理にすることも良くないし、断ることも大切。 ・相手を異性とするのか、同性とするのか、そして他人としてできるのかなどでカードの並びは変わっていくだろうと思いました。自分がいいと思っていることでも、相手にとってそれは嫌なことかもしれない。だから人間関係は難しいんだなと思いました。 ・今日の授業で、価値観がみんなばらばらだったことに驚きました。だけど、なぜこの順番にしたのか話し合ったりすると、相手の考えが分かったり、自分の気持ちを理解してもらえたりして、すごく楽しかったです。 ・人によって、全然距離も感じ方も手段も違うということを、改めて確認することができました。私は距離が近くなってしまうので、苦手な人もいるということを頭に入れておきたいです。 ・人それぞれ、親しさ段階の考え方が違って、考え方が違うと同時に、感じ方の違いも学びました。だから、自分が「いいでしょー」と思ってやったことが、相手にとって嫌なことの可能性もあるから、同意をしたうえでやったり、信頼し合える仲になった時など、自分のことも相手のことも、その立場に立って考えることが必要だと思いました。 小学生に向けた実践「ロイロノートを活用した学習」 次に、都内の小学5年生に向けて行われたワークの紹介です。 〈あなたが思う「親しくなっていくふれあいの順番」は?〉という質問に対して、ふれあい・親しさについて考察しながら、ふれあいの12段階の内8つのカードを、ロイロノートを使用してタブレット上で並べていきます。 カードには、ふれあいの行為をイメージしやすいように言葉を添えています。 【目から体】その人がいるとわかる 【目から目】おたがいに目が合う 【声から声】その人と言葉を交わす 【手から手】その人と手をつなぐ 【腕から肩】どちらかの人が、相手の肩に手をふれる 【腕から腰】どちらかの人が、相手の腰に手をふれる 【手から頭】おたがいに頭にふれる 【手から体】おたがいにだき合う (有馬さんが、小学生にわかりやすい言葉を助産師の相賀佳代子さんと考えました。) それらのカードを自分の生活の中で人とふれあう機会を思い起こしながら並べ、それぞれが考えた順番を教員に送信しました。 今回は、友人同士で意見交換をする場面は作らず、教員4名が作成した順番を生徒に見せながら次のことを子どもたちに伝えました。 「人の考えには違いがある」 「同じこともあるけれど、違う場合は相手の思いを確認できないでいるから、不愉快な気持ちにさせてしまうことがある」 「確認をとることは大切」 「いやな関わりやふれあいがあったら『いや』と言って、自分の気持ちを守っていい」 授業後には「くすぐられる嫌がらせを受けて困っている」と教員に伝えることができた児童が数人いたようです。 授業を受けた児童の感想 最後に児童からの感想の一部を紹介します。 ・今回の授業で人と自分とでは触れ合うことに対する価値観が違うということがわかりました。自分より敏感な人に気をつけたり嫌そうな顔をしている時は引くようにするなどして今後の生活に役立てていければいいなと思います。 ・今回の授業では、心や体を大事にすることが、とても大切なんだなと学ぶことができました。人は、それぞれ個人差があるということが、学びとなりました。人の体に触れるときには、しっかり許可を得なければいけないということを、改めて実感できました。 ・今日の授業では、友達との関わり方や心の発達の話など、いろいろなことを学ぶことができ、正しい知識を得られたので、よかったです。また、今日の授業で習ったことをこれからも大切にして、今後の生活に活かしていきたいです。 ・今日は「やめて」といってもよいということが僕の心に残りました。 僕はいつも本当はやりたくないことを無理してやることが多かったが、「やめて」といってもよいと知ると心がすこし楽になりました。 実践を振り返って 授業を実践した有馬祐子さんよりコメントをいただきました。 ふれあいの行為をカードで表し、親しさの進展について考えさせる方法は、子どもたちにとって非常に分かりやすいと感じました。また、この学習を進める際には、ふれあいの対象が「親しい友達」なのか「恋愛対象」なのかを明確にすることで、子どもたちが課題に取り組みやすくなると思います。 「性的同意」をテーマとする授業を準備する場合、もし時間に余裕があるなら、まず今回のように性的接触を表すカードを使わず、ふれあいと同意について考察する機会を設けるのが良いでしょう。その上で、次の授業で「この行為が加わったらどのような影響があるか想像してみましょう」といった形で性感染症や妊娠の可能性に触れると、子どもたちにとって「性的同意」の理解がさらに深まるのではないかと思います。 授業の中で、「ふれあい」や「接触」に対して想像することが難しいと感じる生徒もいました。ある生徒からは、「このカードは全部使わなければいけないんですか?親しさが増したとしても、私は『嫌だ、してほしくない』というものがあるんですが、それでもいいですか?」という質問がありました。 このような場合には、「この8枚のカードを使って親しさが増していく段階を考えて並べてみましょう。ただし、すべてのカードを使用する必要はありません」といった説明をあらかじめ添えることで、子どもたちの困惑を和らげることができると考えます。 有馬さん、素敵な活用方法をご紹介いただき、ありがとうございました! みなさんも「同意」の理解に繋げるためにも、ぜひ「ふれあいの12段階」をご活用ください♪