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【出前授業報告】大阪府立都島工業高校(定時制)にて出前授業を行いました!
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2026年2月、大阪府立都島工業高校(定時制)にて「多様な性」をテーマに授業を実施しました。 授業内容や実際に行ったロールプレイの台本、生徒と先生からの感想をご紹介します。 授業当日は、生徒の後方で多くの先生方にもご参加いただき、共に授業を聞いていただきました。日頃から生徒と関わる先生方にも同じ内容を共有できることは、生徒にとっての安心感につながるため、とても重要でありがたいことだと感じています。 また、授業の約1ヶ月前には、Googleフォームを用いた事前アンケートを実施しました。性の多様性に関する認知度の把握に加え、生徒が性について抱いている疑問や悩みを自由に記入してもらっています。 事後アンケートでは、「事前アンケートをもとにQ&Aコーナーがあったことが良かった」といった声も見られ、授業への満足度向上にもつながっていました。事前アンケートの実施は、ぜひおすすめしたい取り組みです。 〈生徒からの質問への回答スライドの一例〉 「性のあり方」を自分ごとに捉えるために 授業の中で特に大切にしたのは、LGBTQや多様な性のあり方を「誰かの話」としてではなく、「自分にも関係のあること」として捉えてもらうことです。また、今後のコミュニケーションにも役立つ視点として考えてもらえるよう意識しました。 LGBTQやSOQIEの基本的な説明に加え、かつては「当たり前」とされていた言葉や表現も、現在では見直されてきていることを伝えました。言葉は社会の価値観を映すものであり、性別を前提にしない表現の大切さについても触れています。 さらに、「これまでの人生で、性別を理由に選びにくかったものはなかったか」と問いかけることで、自分自身の経験を振り返る機会をつくりました。 思い込みを少しずつ減らし、否定されない安心感の中で自分らしい選択ができることは、誰にとっても生きやすい社会につながる。そのようなメッセージを大切に伝えました。 また、講師自身の経験を具体例として紹介することも、理解を深めるうえで有効です。今回は、女性を自認する講師が、小学生の時に野球チーム(いわゆる少年野球:この言葉も使われなくなっていくことに期待しています)に入っていたものの、中学進学の際に野球部へ入部できなかった体験を共有しました。こうした実体験は、生徒にとって身近でリアルに感じられ、学びをより自分ごととして捉えるきっかけになります。 先生方にご協力いただいたロールプレイ 授業の後半では、先生方にご協力いただき、ロールプレイを実施しました。 NG例とOK例の2パターンを演じていただき、それぞれを比較することで、生徒の理解をより深めることができました。 〈会話をスクリーンに映しながら、先生方のロールプレイの様子〉 先生方は台本に頼らず、相手の目を見ながら役になりきって演じてくださり、生徒たちも興味津々の様子でした。 日頃から身近な存在である先生方が実演することで、生徒の関心や理解が一層高まり、記憶に残る学びにつながったと感じています。 多様な性を学ぶロールプレイ台本とスライド 多様な性について学ぶためのロールプレイ台本とスライド例をご紹介します。 地域の方言や学校の雰囲気に合わせて、生徒にとって親しみやすい会話例にアレンジすることがポイントです。文言は適宜変更し、それぞれの学校に合った形でご活用いただければ幸いです。 〈多様な性を学ぼう ロールプレイ台本〉 〈多様な性を学ぼう スライド例〉 なお、今回は先生方にロールプレイを行っていただきましたが、担当の先生方と相談のうえ、生徒同士で実施することも方法の一つです。(ロールプレイを演劇部の生徒の発表の場として、活用される学校もあります) ただし、先生・生徒いずれの場合も、演じる本人の積極的な参加意思や懸念点がないかを事前に確認し、無理のない形で進めることが重要です。 事後アンケートの感想 授業後に実施したアンケートでは、生徒と先生方からコメントが寄せられました。 🔹生徒の感想 ・一人ひとりの良さがあるとしれた。 ・性に当たり前というのがなくて、それぞれの性がその人達にとっての良い個性なんだなと思いました。私の周りに当事者の子たちが何人かいるので深く知れてよかったです。 ・横文字をわかりやすい言葉にしてくれた。 ・丁寧でわかりやすかった。 ・勉強になりました。 ・同じ人間でも考え方が全く違うことを改めて分かった。 など 🔹先生の感想 ・自分自身の心の持ち方を中心に話してくれていたので良かったと思う。 ・わかっていたつもりでしたが、話を聞かせていただき改めて再認識させられた部分もありました。 ・わかりやすく、出来るだけソフトな言葉をえらんで話されていた。 ・ソジーやアライなど新しいワードを知り、勉強になった。 ・ロールプレイングの場面は、誰もがありうる日常的な会話のシーンだと思うので、とても身近なところから多様な性について学ぶきっかけをつくることができた。 ・100人いれば100通りの性があるという言葉が印象に残りました。LGBTQや性的マイノリティという言葉ではなく、性に関して誰もが関係するSOGIEという考え方が社会に広まっていったら良いと感じました。 ・時代とともに人との関わり方が変わっていくことなど、人間力をつけて人と接していくことが必要になると思った。 ・本校のアンケート結果や事前質問をスライドに反映していただき、それをふまえたお話があった点が良かったです。 ・「SOGIEという言葉は、LGBTQと違って誰もが持っている要素を示している。誰もが当事者である」というようなお話が特に印象に残っています。生徒にとって「普通」とは何かを改めて考える機会になったと思います。また、生徒(教員も?)が無意識のうちに作り上げてきた自分自身のモノサシ以外の視点で物事を考えるためのエッセンスをいただけたと感じています。 ・セイシルについて知れて良かったです。自身が抱えている性についてのもやもやを解消する方法が増えたと思います。 など まとめ:多様性の理解から、関わり方の変化へ 今回の授業とアンケートから見えてきたのは、性の多様性の学びは単なる知識ではなく、自分の言動や価値観を見直すきっかけになるという点です。 性の話を「特別な誰かの話」ではなく、自分や周りとの関わり方の問題として捉えていただけたなら嬉しいです。 性教育は、知識を伝えるだけでなく、人との関わり方を学ぶ教育です。 今後もセイシルでは、理解で終わらず、行動につながる性教育を届けていきたいと思います! 大阪府立都島工業高校定時制のみなさん、ありがとうございました!
性教育はいつから?どこまで話す?年齢別にわかりやすく解説【完全ガイド】
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「性教育って、いつから始めればいいの?」「まだ早い気がするけど、何も教えないのも不安…」 そんなふうに悩んだことはありませんか? 実は、性教育に「早すぎる」ということはありません。子どもへの性の関わりは、実は日常の中で0歳からすでに始まっています。 ただし、大切なのは「早く全部教えること」ではなく、年齢や発達に合わせて、少しずつ伝えていくことです。 この記事では、「性教育はいつから?どこまで話せばいい?」という疑問に対して、年齢別の具体例とともに、わかりやすく解説します。 「何をどう伝えればいいかわからない」という方も、今日からできるヒントがきっと見つかります。 性教育はいつから始めるべき? 「性教育はいつから始めるべき?」という疑問に対して、結論はとてもシンプルです。性教育は0歳からすでに始まっています。 「まだ言葉もわからないのに?」と思うかもしれません。ただ、ここで大切なのは「子どもに理解させること」だけではありません。 性教育は、子どもと同時に“親も育っていくもの”です。 なぜ0歳から始めるのか 性教育をいざ始めようと思っても、「どう伝えたらいいかわからない」「恥ずかしい」と感じる方は少なくありません。 だからこそ、言葉が理解できるようになってから急に始めるのではなく、0歳の頃から少しずつ“親自身も慣れていくこと”が大切です。 たとえば、 おむつ替えのときに体の名前を伝える(例:おちんちん、おまたなど ×あそこ) 「ここは大事な場所だよ」と前向きな声をかける(×はずかしい、汚い) こうした関わりは、子どもにとっての学びであると同時に、親にとっての“伝える練習”にもなります。 子どもは、思っているより早く理解している また、「まだ理解できないから意味がない」と思われがちですが、実は子どもは、大人が思っているよりもずっと早い段階から言葉や雰囲気を受け取っていると言われています。 言葉の意味を完全に理解していなくても、繰り返し伝えられることで「大切なことなんだ」という感覚が育っていきます。 そして、理解できるようになったときには、すでにそれが“当たり前の価値観”として根づいています。 性教育は「親子で育てていくもの」 性教育は、「教える・教えられる」という一方通行のものではなく、親子で一緒に意識を育てていくプロセスです。 完璧に伝えようとしなくても大丈夫です。日常の中で少しずつ言葉にしていくことが、子どもにとっても、親にとっても大きな意味を持ちます。 性教育はなぜ早い方が良い?3つの理由 性教育は、思春期になってからまとめて伝えるものではなく、小さな頃から少しずつ積み重ねていくことが大切です。 「早くから伝えると、かえって興味を持ちすぎてしまうのでは?」いわゆる“寝た子を起こす”のではないかと心配される方もいます。 しかし、実際には性教育によって性行動が早まるという根拠はなく、むしろ適切な知識を得ることでリスクを下げることが、国際的な報告でも示されています。 つまり、性教育は「性行動を早めるもの」ではなく、子どもが自分を守るための準備です。 その理由は大きく3つあります。 ① 性被害を防ぐため 子どもが自分の体について正しく理解し、「イヤ」と言っていいことを知っていることは、性被害の予防につながります。 プライベートゾーンや距離感(バウンダリー)を早い段階から伝えておくことで、「これはおかしい」と気づく力を育てることができます。 ② 自己肯定感を育てるため 自分の体や気持ちを大切にすることは、そのまま自己肯定感の土台になります。 「自分の体は大切にされるべきもの」「イヤなことは断っていい」 こうした感覚を小さい頃から積み重ねることで、他者との関係の中でも自分を守れる力につながります。 ③ 思春期に困らないため 思春期になって急に性の話をしようとしても、子どもは戸惑ったり、恥ずかしさから受け入れにくくなることがあります。 一方で、幼い頃から自然に話題にしてきた家庭では、性の話も特別なものではなく、日常の延長として受け止められます。 その結果、思春期の変化や悩みにもスムーズに対応しやすくなります。 性教育はどこまで話すべき? 性教育について悩む中で、「どこまで話せばいいの?」と迷う方はとても多いです。 結論からいうと、すべてを一度に教える必要はありません。 大切なのは、子どもの年齢や理解に合わせて、少しずつ・必要なタイミングで伝えていくことです。 この考え方は、ユネスコがまとめた国際セクシュアリティ教育ガイダンスでも示されています。 (※SEXOLOGYさんのサイトでわかりやすく紹介されています!) このガイダンスでも、性教育は年齢や発達に応じて段階的に学ぶことが重要とされています。 基本の性教育の考え方 性教育を行うときは、次の3つを意識するとぐっと楽になります。 ①年齢に合わせる 子どもの発達段階によって、理解できる内容は大きく異なります。 たとえば、幼児期であれば「体の名前」や「大切な場所」の話、小学生以降になると「体の変化」や「人との距離感」など、その時期に合った内容を選ぶことが大切です。 ②聞かれたら答える 子どもからの質問は、性教育の絶好のタイミングです。 「赤ちゃんはどうやってできるの?」などと聞かれたときは、その年齢に合った範囲で、シンプルに答えれば十分です。 (※参考:おとなセイシル「子どもにセックスって何?」と聞かれたら) 無理に話を広げる必要はありません。子どもの“知りたい”に合わせて答えることがポイントです。 ③一度で全部話さない 性教育は「一回で終わるもの」ではなく、何度も重ねていくものです。 一度にすべてを説明しようとすると、子どもも理解しきれず、親も負担に感じてしまいます。 日常の中で少しずつ話題にすることで、自然と理解が深まっていきます。 性教育のNG対応例 一方で、ついやってしまいがちな対応もあります。 ごまかす 質問をはぐらかしたり、嘘でごまかしたりすると、子どもは「聞いてはいけないことなんだ」と感じてしまうことがあります。 恥ずかしがる 親が強く恥ずかしがっていると、子どもも同じように「性=恥ずかしいもの」と受け取ってしまうかもしれません。 怒る 性に関する質問や行動に対して叱ってしまうと、子どもは次から話しにくくなってしまいます。 性の話は、特別なものではなく、体や心の成長の一部として自然に扱うことが大切です。 完璧に答えようとしなくても大丈夫。「一緒に考えていこう」という姿勢が、子どもに安心感を与えます。 【年齢別】性教育の伝え方(一覧) 性教育は、その時期に合った内容を少しずつ伝えていくことが大切です。年齢ごとのポイントを一覧でまとめました。 年齢 伝える内容例 ポイント 0~5歳 ・体の名前(正しい呼び方)・プライベートゾーン・イヤと言う練習 自分の体は大切にされるものと伝える。イヤなことは断っていい経験を積む。 小学生 ・赤ちゃんの誕生のしくみ・体の変化(思春期の準備)・人との距離感(バウンダリー) 「知らない不安」より「知る安心」を大切にする。体の変化を前向きに伝え、からかいや誤情報を防ぐ。 中学生 ・性的同意・避妊・性感染症・デートDV 「好き」と「同意」は別であることを理解する。正しい知識で自分と相手を守る視点を持つ。 高校生 ・性行動のリスク・自己決定・パートナーとの関係性 周囲に流されず、自分で考えて選ぶ力を育てる。対等で安心できる関係とは何かを考える。 上記の内容は、国際セクシュアリティ教育ガイダンスの考え方を参考に整理したものです。 ただし、性教育に明確な正解はなく、あくまで一例です。子どもの様子や関心に合わせて柔軟に調整していくことが大切です。 まとめ: 性教育に迷ったときに大切にしたいこと 性教育について考えるとき、「どこまで詳しく話すべき?」「嫌がられたらどうしよう」「学校に任せればいいのでは?」と、さまざまな迷いが出てくるものです。 しかし大切なのは、正解を探すことよりも、子どもと向き合い続けることです。 性教育に「早すぎる」はなく、日常の中で少しずつ積み重ねていくことで、子どもは自然に理解を深めていきます。 また、一度にすべてを伝える必要はありません。年齢やタイミングに合わせて、必要な分だけ伝えていけば十分です。...
【参加レポート】体験型 性教育イベント「こころ・からだフェス」に行ってきました‼️
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2026年3月20日、京都で開催された体験型 性教育イベント「こころ・からだフェス」に参加してきました! 当日の様子を写真とともにレポートしながら、現場で活かせるヒントや教材情報もあわせてご紹介します。 「性」と「生」をテーマに、“見る・聞く”だけでなく“体験する”ことが重視されたイベントです。 イベントは「性教育講師の実践の場」でもある 本イベントは、助産師の渡邉安衣子さんが中心となって企画・運営されました。 今回の特徴は、単なるイベントではなく 「性教育講師の実践の場」でもあったことです。 安衣子さんは今回の開催意図について、次のように話されています。 大きな講演をすることだけが性教育講師の仕事だと思っている人も多いですが、そうではなく、小さな規模でも目の前の人に届けることも立派な性教育。いろんな提供の仕方があることを伝えたかったんです。 さらに、 集客・広報は運営側が担う 講師は“届けること”に集中できる という設計により、集中してワークショップ形式で実践経験を積める場が作られていました。 会場の様子:子どもから大人まで幅広い参加 会場には親子連れを中心に、多くの来場者が訪れていました。 今回の来場者は、 一般参加:約80名(子ども含む) スタッフ:約40名 合計約120名が出入りする規模でした。 乳幼児や小学生を中心とした子どもたち 保護者 教育・医療関係者 全国で性教育を実践するスタッフの皆様(安衣子さんのスクール生) と、多世代が同じ空間で学んでいるのが特徴的でした。 安衣子さんと大久保暁さんの講演会は、会場が満席になるほど多くの参加者で賑わい、熱気に包まれていました。質疑応答の時間も活発で、会場全体で学びを深めるひとときとなっていました。 性を学べるたくさんの体験ブース 今回特に印象に残ったのは、“触れて理解する”体験型コンテンツの充実度です。 ① 「思春期Labo女の子・男の子」ブース ここは、生理や射精の仕組みなどを、実際に見て・触れて・体験できるブースです。理科の実験のように、子どもたちが身を乗り出して夢中で学ぶ姿が印象的でした。 また、スタッフの説明に耳を傾けながら、家庭でもサポートできるようにと、伝え方のヒントを学ぶ保護者の姿も見られました。 子どもたちは、「説明を聞く」だけでなく、「実際に触れること」によって理解が深まっているように感じられました。 ② 「妊娠チェックと避妊」ブース 恥ずかしさを軽減するための場づくりや声かけの重要性を感じながら、セイシルスタッフ自身も説明を一緒に聞いていました。しかし、参加していた小学生たちからは、いわゆる「恥ずかしさ」はあまり感じられませんでした。 「これは何?」という純粋な興味関心。そして、スタッフの説明を通してそれが大切なものであると知ったときの、真剣なまなざしがとても印象的でした。やはり性教育は、早い段階から行うことに大きな意味があると実感します。 コンドームは「恥ずかしいもの」や「エロいもの」ではなく、自分と相手を守るための大切なアイテムです。その正しい使い方を知っておくことは、自分自身を守るためにも欠かせません。 また、保護者と一緒に参加していた中学生たちも、初めて見て触れることにドキドキしながらも、真剣な表情で向き合っていました。保護者の方にも少し緊張した様子は見られましたが、家庭では扱いにくいテーマだからこそ、こうした場で学べることは非常に貴重な機会になったのではないでしょうか。 その後、親子で少し話をしている様子も見られ、家庭で性について考え、話すきっかけにもつながっていると感じました。 ③ 距離感(バウンダリー)や同意のワークブース 一方的に「正解」を伝えるのではなく、参加者自身が楽しみながら考えられる工夫がされている点が、とても印象的でした。子どもたちは自然と会話を交わしながら、笑顔の中で大切なテーマに触れていました。 今回は親子での参加が多く見られましたが、これが友達同士であれば、さらに活発なやり取りが生まれるだろうと感じました。対話の中で自分とは異なる考え方に出会うことは、多様な価値観を知るきっかけとなり、お互いを尊重する関係づくりにもつながっていきます。 また、親子でこうしたテーマについて話し合うことは、性に限らずとても重要なコミュニケーションです。子どもであっても、自分の気持ちや「イヤ」と伝える権利があります。距離感や同意は、年齢や関係性に関わらず、誰にとっても大切にされるべきものだと改めて感じました。 ④妊娠・出産のリアル体験ブース 赤ちゃん人形の抱っこ体験や妊婦体験、子宮袋から生まれてくる体験ができるこのブースでは、子どもたちも保護者も「いのち」を身近に感じている様子が印象的でした。 子どもたちは赤ちゃんの重みや扱い方に触れながら、「重たい」「大事にしないと」と自然に気づきを深めていきます。妊婦体験でも「思ったより大変」といった声があがり、身体の変化への理解につながっていました。 また、体験をきっかけに「あなたが生まれてくる前はね」「○○グラムで生まれたんだよ」と、保護者がわが子に出産時の話を初めて伝える場面も見られ、親子の会話が生まれていました。 産まれてくる前に、参加したことがある保護者は多いかと思いますが、産まれてきた子と一緒に体験して、出産のエピソードを共有する機会は貴重ですね。 さらに、出産は必ずしも産道を通るだけでなく、帝王切開という方法もあると説明されていた点も大切だと感じました。 ⑤その他にもたくさんのブースがありました 写真は、自分や周りの人のからだ・こころ・性を大切にする力を育む「ここからかるた」です。からだの仕組みがひと目でわかる「からだガイド」も付いており、子どもたちだけでも楽しみながら学べる工夫がされています。対象年齢は5歳からで、2人〜幅広い人数で遊ぶことができます。「ここからかるた」の詳細はこちら 様々な性に関する書籍を手に取って読めるコーナーもありました。 近隣のユースクリニックの情報共有や、セイシルも展示と教材や資料の配布をさせていただきました! セイシルの展示ブースでは、安衣子さんのスクール生の方々を中心に「いつも参考にしています!」といった嬉しいお声を多くいただきました。 また、デートDVチェッカーを手にした子どもたちのそばで、保護者の方が「そろそろこういうことも学んでほしいと思っていたんです」と話してくれ、その後に親子で一緒に内容を見ている姿がありました。真剣な表情で言葉を交わす様子から、家庭での性教育のきっかけが生まれていることを感じました。 実際にその一歩となる場面に立ち会えたことを、とても嬉しく思います。素敵な機会をありがとうございました! 「知識」だけじゃない、性教育の価値 今回のイベントを通して改めて感じたのは、性教育は「知識」を伝えるだけではない、ということです。実際に見て、触れて、考え、対話する中でこそ、自分ごととして理解が深まり、人との関わり方や価値観にもつながっていきます。 こうした体験型のイベントは、性教育の“今”を実感できる貴重な機会だと感じました。 今後もwithセイシルでは、現場に活かせる情報や実践事例を引き続き発信していきます。
【掲載情報】『10代のための「性と加害」を学ぶ本』にデートDVチェッカーが紹介されました!
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この度、時事通信社より2026年3月に出版された『10代のための「性と加害」を学ぶ本』にて、セイシルの「デートDVチェッカー」をご紹介いただきました。 セイシルでもお世話になっている斉藤章佳先生と櫻井裕子先生が執筆され、性加害の問題と向き合う10代の子どもたちへの臨床・教育実践をもとに構成された一冊です。 ▼書籍詳細はこちらhttps://bookpub.jiji.com/book/b672198.html ▼試し読みはこちらhttps://bookpub.jiji.com/files/seitokagaiwomanabuhon_sample.pdf ■ セイシルスタッフが読んで感じた本書の魅力 ① イラストが豊富で直感的に理解できる! 漫画形式で進むため、難しいテーマでもイメージしやすく、読者が「自分ごと」として捉えやすい構成になっています。 ② わかりやすい言葉で、誰でも読める! 専門的な内容でありながら、言葉はとても平易で、10代はもちろん、大人にとっても読みやすい一冊です。 ③ 内容は深く、学びが多い! 読みやすさとは裏腹に、扱っているテーマは非常にリアルで、性・加害・関係性について深く考えさせられます。 そして何より、「面白く、楽しく学べる」ことが本書の大きな魅力だと感じました。 ■ セイシル「デートDVチェッカー」掲載について 本書の中では、関係性の中で起こりうる「デートDV」への気づきのツールとして、セイシルの「デートDVチェッカー」をご紹介いただいています。 本書とあわせて、現場での活用や、子どもたちとの対話のきっかけとしてぜひご活用いただければ幸いです。 ■ 出版記念セミナーのご案内 出版を記念し、以下のセミナーが開催されます。 加害者臨床×包括的性教育~SEG(Sexual Education Group)の実践を通して Part③~ 日時:2026年4月22日(水)15:00〜 詳細: https://enomoto-clinic.jp/news/22422-2/ 本書の背景にある実践や、より深い学びに触れられる機会です。ご関心のある方はぜひご参加ください。 ■ 最後に 性の問題、とりわけ「加害」に関するテーマは、これまで十分に語られてこなかった領域でもあります。 本書は、そうしたテーマに対して、「怖いもの」「遠いもの」ではなく、学び、向き合えるものとして提示してくれる一冊です! 性教育に関わる方はもちろん、子どもに関わるすべての大人にとって、読んでいただきたいと思います。
【新商品紹介】プレコンセプションケア冊子「セイシル マイプレコン」
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先月ご紹介した「プレコンシート」をもとにした冊子が、ついに完成しました‼️ その名も・・・ 「セイシル マイプレコン」です! 本冊子は全14ページ。実際に書き込みながら、自分の未来や健康について考えられるワークブック形式になっています。 1冊100円(送料別)➡︎商品購入ページはこちら 50冊セット3000円(送料無料)➡︎商品購入ページはこちら ■ 自分を見つめる「事前課題」からスタート いきなり将来を考えるのではなく、まずは「事前課題」として 今の生活習慣 自分の価値観や考え方 を整理するところから始めます。 ■ プレコンシートで“人生”を考える その後、「プレコンシート」を記入。 進路だけでなく、 健康 人間関係 性に関すること など、人生に関わるテーマを横断的に考えることができるのが特徴です。 活用のポイント 💡 ⭐️ 抽象 → 具体に導く声かけがカギ!「健康に過ごす」といった抽象的な記入になりがちな場合は、➡︎「健康的に過ごすためには何が必要?」と問いかけることで、より具体的な行動に落とし込めます。 ■ 記入例つきで書き進めやすい 記入例を見ながら進めることで、 自分自身のこと 家族や周囲の人の健康 新しい価値観や考え方 多様な生き方 についても自然と考えが深まります。 さらに、記入例は90代まで用意されており、長期的な視点で人生設計を考えることができます。 実施時のポイント 📝 人生計画のワークは、個人のプライベートな内容を扱うものです。そのため、基本的には他人と無理に共有しないことをおすすめします。 一方で、友達同士で一緒に取り組むことで、新しい価値観に出会えるのも大きな魅力のひとつです。 クラスや団体の状況、実施の段階、そして本人の同意などを踏まえながら、さまざまな実施方法を検討してみてください。 セイシルの「プレコンセプションケア」に関するコラムも合わせて読んでもらうのもおすすめです。 ■ プレコンセプションケアは大人にもおすすめ このワークは子どもだけでなく、大人がやっても気づきが多く、楽しめる内容です。 自分の人生を見つめ直すのに、「遅すぎる」ということはありません。 プレコンセプションケアは、すべての人のためのものです。 大人は「おとなセイシル」の「プレコンセプションケア」に関するコラムも合わせて参考にしてください。 ■ マイプレコンを継続して活用しよう 一度書いて終わりではなく、子どもたちには ➡︎「1年後に見返してみよう」➡︎「変わっていたら修正してもOK」 と声をかけることで、より実践的で意味のある学びにつながります。 性教育の授業だけでなく、学校でのキャリア教育や保健指導・個別面談でもおすすめです。 “今”と“未来”をつなぐ一冊。ぜひ、多くの場でご活用ください!! 1冊100円(送料別)➡︎商品購入ページはこちら 50冊セット3000円(送料無料)➡︎商品購入ページはこちら