【商品紹介】バウンダリーワークシートが2種類できました!(制作:性教育コミュニティ kokorocolor)
投稿者 : on
子どもたちは毎日の生活の中で、
友達や家族、先生などさまざまな人と関わっています。
そのなかで、「これくらいなら大丈夫」と感じる距離感や、
「ちょっとイヤだな」と感じることは、人によって異なります。
今回紹介するバウンダリーのワークシートは、
セイシルが協力して、性教育コミュニティ kokorocolorさんが制作しました。
一人ひとりの「心地よい距離感」について考えるための教材です。
ぜひご活用ください!
バウンダリーのワーク解説
まずは、このワークについて紹介します。
【実施形態】
このワークは、3〜5人程度のグループに分かれて行うことを想定しています。
グループ内で感じ方の違いを共有しながら進めることで、
「同じ場面でも人によって感じ方が違う」ことに気づくきっかけになります。
最後には、ぜひグループ内だけでなく、
他のグループの意見や気づきを共有する時間を設けてください。
【このワークシートについて】
このワークシートは、人によって心地よい距離感や
「イヤだな」と感じることが違うことに気づき、
相手の気持ちを想像するきっかけとして作成しました。
これは、正解を決めたり、順位を競ったりするためのものではありません。
参加者一人ひとりの感じ方や考えは、どれもその人にとって大切なものです。
一緒に過ごす仲のよい友人同士や同じグループの中でも、感じ方が違うことがあります。
その違いに気づき、お互いを尊重することを大切にしてください。
【準備するもの】
・参加者人数分のワークシート
・黒ペン
・(必要に応じて)別の色のペン
バウンダリーのワーク進行例
それでは、ワークを使用した授業の進行例を紹介します。
【実施前の導入(約10分)】
① グランドルールの共有
· 自分のペースで参加する
無理に発言したり、書いたりしなくて大丈夫です。
· 自分の経験や感じたことをもとに話す
「みんなはこう」ではなく、「私はこう感じる」で話します。
· 発言は一人ずつする
相手の話を最後まで聞きます。
· この場で聞いた話を大切にあつかう
安心して話せるように、この場で聞いたことを勝手に他で話さないようにします。
· まずは相手の話を受け止める
批判したり、決めつけたりせず、「そう感じる人もいるんだな」と受け止めます。
· 話したくないことは話さなくてよい
パスしても大丈夫です。
· いろいろな感じ方に気づく
ちがいを比べて優劣をつけるのではなく、多様な感じ方があることを知る時間にします。
② グループ自己紹介
名前と最近あった「ちょっと嬉しかったこと」などを共有します。
③ バウンダリー(境界線)の説明
人にはそれぞれ心地よい距離感があり、
人や場面によって異なることを伝えます。
(境界線について、バウンダリーについて、基本的な説明を行ってください)
【ワーク①:近すぎ?遠すぎ? 私とみんなのキョリ感Talk!】

⭐️ワークシートのダウンロードページはこちら
〈目的:距離感の違いに気づく〉
5分 個人記入
10分 グループ共有
5分 解説・感想共有
※必要に応じて、記入後にファシリテーター自身の例を紹介してもよいです。
【ワーク②:それな?それナイ? 距離感モヤモヤ】

⭐️ワークシートのダウンロードページはこちら
〈目的:自分にとっては気にならないことが、相手にとっては一番嫌だと感じることもあります。人によって受け取り方は違うことを大切にしてください。〉
5分 個人記入
5分 グループ共有
5分 解説
※記入後にファシリテーター自身の例を紹介してから共有してもよいです
【ワーク③:表情から考える 相手のキモチ】
⭐️ワークシートのダウンロードページはこちら(ワーク②と同じシートです)
〈目的:相手の表情やしぐさから気持ちを読み取る〉
5分 個人記入
5分 解説・感想共有
相手の気持ちは、表情・視線・しぐさ・声のトーンなどから読み取れることを伝えます。
相手が笑顔でいても、本心は違う可能性がある。
この絵は左目・左眉と冷や汗を隠すと笑っているように見える、
逆に右目・右眉を隠すと困っているような表情になる。
自分が他人とのやり取りの中でどこに目を向けるかのきっかけにしてみてください。 
【全体のふりかえり(5分)】
グループ以外の意見も共有し、気づきを確認します。
【時間配分例(45〜50分)】
10分 導入
20分 ワーク①
15分 ワーク②
5分 ワーク③
5分 全体ふりかえり
【まとめ】
距離感に正解はありません。
相手の気持ちを想像し、違いを尊重することを大切にしてください。
⭐️「ワークシートの解説と進行例」のダウンロードページはこちら
違いに気づき、お互いを尊重するために
このワークシートの特徴は、
「正解を探す」のではなく、「違いに気づく」ことを大切にしている点です。
同じ場面を見ても、「気にならない」と感じる人もいれば、
「それはイヤだ」と感じる人もいます。
ワークは1種類ずつ行うことも可能です。
朝の会や、授業の導入、アイスブレイクに使用するなど、色々な場面でご使用ください。
ワークを通して、自分とは異なる感じ方に触れることで、
多様な価値観や境界線(バウンダリー)があることを自然に学ぶことができます。
このワークシートで、子どもたちが人との関わり方を考え、
自分も相手も大切にするコミュニケーションについて学ぶきっかけとなると嬉しいです!
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企画 :
星野貴泰(思春期保健相談士/日本思春期学会性教育認定講師/術中麻酔管理領域特定行為看護師 )
星野さんは、withセイシルのインタビューで紹介されています。