
【性教育お役立ちコラム】授業で使える!性教育クイズ7問
投稿者 : on
みなさんこんにちは!
性教育の授業では、知識を「一方的に聞くだけ」ではなかなか身につくのが難しい、と言うのが性教育実践の課題の1つですよね。
そこでおすすめなのが クイズ形式で楽しく学ぶ方法です!✨
今回は実際の授業ですぐに使える7つのクイズと、その答えと解説を紹介します。
授業の導入としてもおすすめです!
Q1. 「プライベートゾーン」とは何を指す?
A. 自分だけの部屋
B. 他人に勝手に触られたくない体の部分
C. トイレ
答え:B
解説:
「プライベートゾーン」とは、性器や胸、口など、自分以外の人に勝手に触られたくない、見られたくない体の部分を指します。
自分の体を守るための大事な考え方で、「イヤ」と言っていい権利があることを伝えましょう。
Q2. 「同意がある性行為」とはどんな状態?
A. 相手が黙っていたらOK
B. はっきりと「いいよ」と言っている
C. どちらかが酔っていればOK
答え:B
解説:
性行為は、相手が 自分の意思ではっきりと「同意する」と言ったときだけ成立 します。
沈黙や酔った状態は同意とは言えません。
お互いに「Yes」と言い合える関係が大切です。
Q3. 日本で人工妊娠中絶ができる時期は、原則として妊娠何週まで?
答え:22週未満
解説:
母体保護法により、人工妊娠中絶は妊娠22週未満までと定められています。
それ以降は母体の命に危険がある場合などを除き、原則できません。
Q4. 「LGBTQ+」の「T」は何を意味する?
答え:トランスジェンダー(Transgender)
解説:
「T」のトランスジェンダーは生まれたときに割り当てられた性別と、自分が感じる性別が一致しない人を指します。
LGBTQ+は多様な性のあり方を尊重するための言葉であり、「+」には他にもさまざまな性のあり方が含まれています。
Q5. 次のうち、正しく使えば最も避妊効果が高い方法はどれ?
A. コンドーム
B. 経口避妊薬(ピル)
C. 体外射精
D. 生理日を計算する方法
答え:B(経口避妊薬・ピル)
解説:
正しく服用すれば、ピルは99%以上の高い避妊効果があります。(ただし、100%ではありません。)
コンドームは性感染症対策としても大切で、正しく使えば約98%の避妊効果がありますが、装着ミスや破損なども含めた一般的な使用では約85%に下がってしまいます。
体外射精や生理日計算法は避妊効果が低いため、信頼できる方法ではありません。
Q6. 緊急避妊薬(アフターピル)は、性行為から何時間以内に飲むのが望ましい?
A. 12時間以内
B. 24時間以内
C. 72時間以内
D. 1週間以内
答え:C(72時間以内)
解説:
アフターピルは性行為から 72時間以内に服用することが推奨 されています。
できるだけ早く飲むほど効果が高まります。
これまで日本では医師の処方が必要でしたが、今後は処方箋がなくても薬局やドラッグストアで購入できる方針が了承されています。
Q7. 日本の法律では、何歳から性交同意が認められる?(2023年法改正以降)
A. 13歳
B. 16歳
C. 18歳
D. 20歳
答え:16歳
解説:
2023年の刑法改正で、性交同意年齢(性交同意の最低年齢)が 13歳から16歳に引き上げ られました。
16歳未満との性交は、同意があっても犯罪になります。
いかがでしたか?まだまだ皆さんのアイデア次第で、クイズは作れるはずです!
今回紹介したクイズは、性教育の授業で「知識を楽しく確認する」ための入り口になります。
クイズや解説をきっかけに、子どもたちが「自分の体を大事にすること」「相手を尊重すること」を自然に学べるよう工夫してみましょう!