性的同意とは、相手の気持ちを確認して、「これをしたい」「これならOK」と双方が合意することです。
それは「相手を尊重〈リスペクト〉する」ことの表れでもあります。
時には、「キスしていい?」とか「ハグしていい?」っていちいち聞くのは面倒だなって思う若者もいるかもしれません。
しかし、その確認こそが、相手を思いやり、気持ちを大切にしている証拠です。
もし、「ムードが壊れそう」と感じるなら、それは逆に、まだお互いの気持ちをちゃんと確かめられていない状態かもしれません。
リスペクトがあれば、ムードは壊れるどころか、もっと安心して気持ちを共有できるはずなのです。
子どもたちにとって「性的同意」が大事な理由
大人ももちろんですが、特に子どもたちが成長する中で、「性的同意」を理解することはとても大切です。
なぜなら、それはただ性行為の話だけでなく、全ての人間関係において相手を尊重する基本的な考え方だからです。
たとえば、友達同士の関係でも、自分の気持ちや意見をちゃんと伝えたり、相手の気持ちを聞いたりすることが、信頼関係を築くためにとても大切ですよね。
それと同じです。
特に、これから大人になる子どもたちにとって、相手の気持ちを尊重することや、自分の意志を伝えることを学ぶのは、健全なコミュニケーションを育てるための第一歩です。
それは、ただ「いい・ダメ」を確認することではなく、お互いを思いやり、安心して関わり合えるようにするための方法なんです。
親しい関係でも同意は必要?
「交際相手や結婚相手だったら、確認しなくても分かるんじゃない?」と思うかもしれませんが、実はそうでもありません。
どんなに親しい間柄でも、その時その時の相手の気持ちは変わることがあります。
だからこそ、確認することが大切です。
恋人や夫婦であっても、相手の気持ちを無視して良いということはありません。
家族の関係性から見直して、子どもに示していきたいですね!
同意の確認は相手へのリスペクト!
性的同意を確認することは、相手を尊重し、大切にするための基本です。
子どもたちがこの大切な考え方を理解し、身につけることで、健全で思いやりに満ちた人間関係を築いていく力を育むことができます。
「相手の気持ちを大事にすることが、自分自身も大事にすることなんだ」ということを、子どもたちに教えていきましょう!