包茎とは
包茎は、正しくは「真性包茎」と言って、ペニスの皮を手でむこうと思っても、全くむけない状態のことです。
普段は皮をかぶってはいても、勃起したときには自然に皮がむけ、勃起していなくても手でむくこともできる状態であれば、本来は包茎には当たりません。
しかし、日本ではむこうと思えばむけるペニスも、「仮性包茎」と言われることもあって、包茎の一種だと誤解されがちです。
仮性包茎は自然なペニス
そもそも「仮性包茎」という言葉を使うのは日本だけです。
海外では、むけていないペニスのことを「自然なペニス」と言うこともあります。
むこうとしてむけるのであれば、全く問題ないのです。
真性包茎
「真性包茎」とは、勃起しても手でどうやっても皮がむけない状態を言います。
皮(包皮:ほうひ)の先端部分が狭くてむけません。
注意点としては、真性包茎は、皮をむいて洗うことができないので、亀頭と包皮の間に垢(白いカス)がたまりやすいことです。
そのままにしておくとニオイや、炎症、痛みやかゆみの原因になってしまうことが多く、大人になっても真性包茎のままだと、性行為の時に痛みが起きたりすることもあります。
毎日、お風呂に入る時に、少しずつ包皮の部分をむく訓練をすれば、だいたいの場合は徐々にむけるようになります。
無理にむくと血が出ることもあるので焦らず少しずつトレーニングすることが大切です。
ただ、大人になっても痛くてむけない場合や、炎症を何度も繰り返して日常生活に支障がある場合は、泌尿器科で相談して治療してもらうことを勧めてください。