「デートDVチェッカー」10代にデートDVを伝えるには?

「デートDVチェッカー」10代にデートDVを伝えるには?

投稿者 : on

どう教える?デートDV

2023年4月より本格始動した「生命(いのち)の安全教育」 。
カリキュラムには、新たにプライベートゾーンやSNSのトラブルの対処方法などをはじめ、性的同意やデートDVも内容に含まれることになりました。


デートDVとはカップル間で起きる暴力のことです。

DVは恋人関係も含む“親密な関係性”における暴力のことを指します。

実際、未婚のカップル間でのDVも決して少なくなく、

交際経験のある女性の44.5%、男性の27.4%が恋人からの暴力を経験しているという調査もございます。(※1)

DVにあたる暴力には、大きく5種類あると言われ、

殴る・蹴るなどの身体的な暴力や、傷つくことを言う、人前でばかにするなどの精神的暴力や避妊に協力しない、性的行為を強要するなどの性的暴力も含まれます。

詳しくは、10代向け性教育WEBサイト「セイシル」の「カップル間で起きる暴力“デートDV”に気をつけよう!」でご確認ください。

 

 

どんな人であっても、暴力を受けていい人は存在しません。

デートDVについて、学校の授業・講演・家庭・友達同士など様々なシーンで、

どのように伝えれば10代にも興味を持ってもらえるでしょうか?

フランスのパリ市では、2019年に「暴力チェックメーター」を開発し

現地では、定規として中高生に向けて無料配布されていたり、拡大コピーされたものを街中で見ることができます。

緑は「良好な関係」、黄色は「これは暴力」、赤色は「危険な状態」を示しています。

 

パリ市公認の「デートDVチェッカー」

日本の10代の若者にも「身近なところからデートDVについて知ってもらいたい」と思い、パリ市の監修のもと、日本語訳・親しみやすいようセイシルキャラクターのイラストをあしらった「デートDVチェッカー」を製作しました。

デートDVチェッカー セイシル デートDV

🔺「デートDVチェッカー」(W74×H260㎜)

 

フランス在住のフランス子供家庭福祉研究者 安發 明子さんから、

パリ市で配布されている「暴力チェックメーター」の存在を教えていただいたことが始まりでした。

定規であれば、日本の学生にも親しみを持ちながらデートDVについて知ってもらえるのではないか。

そう考え、日本版の製作に向けて動き出しました。

また、「デートDVチェッカー」を製作するにあたり、

デートDV予防プログラムの開発を担当し高校生・大学生向け講座を提供している

認定NPO法人エンパワメントかながわ理事長の阿部 真紀さんにご監修いただきました。

 

「デートDVチェッカー」の活用方法

「暴力チェックメーター」と同様に、

暴力の定義や性的同意の基準をグラデーションで表現し分かりやすさを残しつつ、

セイシルのキャラクターをあしらい、日本の学生にも親しみを持ってもらいながら、定規やしおりとしても使えるアイテムです。

使い方はこちら



裏面には相談窓口も掲載されています。
授業や講演の際に配ることができ、学生も日常生活で使いながら「性的同意」や「デートDV」について知ってもらえます。

デートDVチェッカーをお求めの方はこちら

 

掲載情報

2023年9月22日にNHK総合「首都圏情報 ネタドリ!」にて

デートDVチェッカーが紹介されました🎶 

詳しくはこちら

 

※1 
認定NPO法人エンパワメントかながわ、ガールスカウト日本連盟らが行った2016年の調査


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