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【出前授業報告】灘校・土曜講座での「TENGA式 性の偏差値を上げるメソッド」を紹介します!
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2026年6月、TENGAヘルスケアが運営する10代向け性教育メディア「セイシル」は、兵庫県の男子校、灘中学校・高等学校の土曜講座にて、性教育授業「TENGA式 性の偏差値を上げるメソッド」を実施しました。 灘校の土曜講座は、生徒が自ら興味のあるテーマを選択して受講する探究型授業です。 今回のセイシルの講座には中学2年生から高校2年生まで約70名が参加。さらに養護教諭や性教育関係者など多くの見学者も参加しました。 授業では、6年間にセイシルに寄せられた16,000件以上の相談データをもとに、10代が実際に抱える疑問や不安を、元教員のセイシル福田が紹介。性的同意、デートDV、コンドームの使い方、AVと現実の違い、プレコンセプションケアなど、多様なテーマを扱いました。 今回は、その灘校での授業での様子や感想を紹介します! 生徒たちの性教育経験から見えた課題 授業冒頭、匿名回答システムを使って「これまでに受けた性教育の思い出」を聞きました。 返ってきた回答の多くは、 「プライベートゾーン」 「生理」 「精通」 「男女の身体の違い」 「男女別授業」 「本を読んだ」 「覚えていない」 というものでした。もちろん、これらも重要な学習内容です。 しかし、生徒たちが今まさに抱えている疑問や不安は、それだけではありません。恋愛、性的同意、マスターベーション、AVと現実の違い、避妊、パートナーとの関係性。 思春期のリアルな悩みに対し、学校や家庭では十分に扱いきれていない現状が見えてきました。 セイシルに寄せられた相談を紹介 今回の授業で特に反応が大きかったのは、セイシルに寄せられた相談データの紹介です。授業では昨年度の相談データの統計を紹介しました。 「実際に同世代が悩んでいる内容」であることが、生徒たちにとって大きな説得力になっていました。 全国から寄せられた相談データと、医師・専門家の監修による情報をもとに解説することで、「誰かの意見」ではなく「社会全体の課題」として性を捉える視点を提供できました。 「性の偏差値を上げる」とはどういうことか 今回の講座タイトルは「TENGA式 性の偏差値を上げるメソッド」。 ここでいう「性の偏差値」とは、単に性の知識量を指すものではありません。 自分や相手を尊重する力、困ったときに相談できる力、将来を見据えて選択する力など、人生をより豊かに生きるための総合的な力として捉えています。 授業は、セイシルのデータ紹介や性教育の歴史について説明した後に、全国の10代から寄せられた16,000件以上の性の相談データをもとに4つのテーマで構成しました。 ①境界線・性的同意・デートDV まずは「境界線(バウンダリー)」や「性的同意」、「デートDV」をテーマに、自分も相手も大切にできる関係性について説明しました。 デートDVについては、デートDVチェッカーを使って、身体的な暴力だけでなく、SNSの監視や過度な束縛なども含まれることを紹介し、「自分が被害者になる可能性」だけでなく、「加害者にならないためにはどうすればよいか」という視点も共有しました。 さらに、恋愛は異性愛に限らないことや、恋愛をしない人もいることなど、多様な性のあり方についても説明しました。 こうした知識や態度は、恋愛関係だけでなく、家族や友人との関係、将来社会に出てからの人間関係構築にも役立つスキルであることを伝えました。 ②避妊・妊娠 続いて、避妊や妊娠について説明しました。セイシルに寄せられた避妊に関する実際の相談事例を紹介すると、生徒たちからは驚きの声も上がりました。 「ピルを飲んでいてもコンドームをつけた方がいいのか」「途中からつけたけれど大丈夫なのか」「性行為中に破れてしまった」 こうした相談は決して珍しいものではありません。コンドームや低用量ピルの避妊率は100%ではないことも紹介し、だからこそ正しい知識を身につけることが、自分自身だけでなく相手を守ることにつながると伝えました。 さらに、コンドーム装着実習も実施しました。 知識として知っていることと、実際にできることは異なります。 感想カードには「初めて触った」という声も多く寄せられました。実物に触れながら学ぶことで、装着の難しさや注意点を実感し、避妊をより身近で具体的な問題として捉える機会となりました。 その後、緊急避妊ピルや妊娠検査薬について、紹介しました。 ③マスターベーション・AVと現実 後半では、セイシルで特にアクセスの多いテーマである「マスターベーション」と「AVと現実の違い」を扱いました。 マスターベーションは、授業後の質疑応答でも特に関心の高さがうかがえたテーマです。 身近な話題だからこそ、インターネットやAVの情報をそのまま受け入れるのではなく、自分の身体や性を肯定的に捉える視点について伝えました。 また、セルフプレジャーアイテムの紹介や、AVが18歳未満の視聴を禁止されている理由についても説明し、メディアリテラシーの視点から考える機会としました。 ④プレコンセプションケア 最後は「プレコンセプションケア」をテーマに、将来の人生設計へと話を広げました。 恋愛や結婚、子どもを持つこと、働き方、健康管理、お金のこと。 性は人生の一部分ではなく、さまざまな事柄と絡み合い、人生そのものと深く関わっています。 だからこそ、「今の選択が未来につながる」というメッセージで授業を締めくくりました。 〈セイシルの「マイプレコン」冊子を配布しました〉 授業後に寄せられた質問から見えたこと 授業の最後には、Googleフォームを用いて匿名で質問を募集しました。 実際にその場で寄せられた質問の一部を紹介します。 ・オナニーしたらめっちゃ早く出る時と全然出ない時がある。不安になるが、これは普通なのか? ・高校生はどこで性交しているのですか? ・オナニーの最適な回数って何回ぐらいなんでしょうか? ・先生が性教育を教えたいと思われたのは、どのようなきっかけがあったのですか? 時間が許す限り、口頭で生徒たちに回答しました。 こうした質問から見えてくるのは、生徒たちが単に知識を求めているのではなく、「自分自身の悩みや疑問に答えてほしい」と感じていることです。 生徒が安心して疑問を言葉にできる環境をつくり、その疑問に大人が誠実に向き合うこともまた、重要な役割だと思います。 講座を受けた見学者の声 今回の授業には、近隣の養護教諭や性教育関係者も多数参加しました。 感想の一部を紹介します。 ・90分が本当にあっという間でした。生徒の反応を見ながら進める授業構成が非常に参考になりました。(性教育関係者) ・コンドームの使い方の説明だけでなく、具体的な射精の仕組みや、包茎や陰毛などの男性の身体についても丁寧に扱っていたことが印象的でした。男子生徒が自分事として学べる内容になっていたと思います。(養護教諭) ・全国の学校で実施してほしい内容でした。企業が行うメリットだと思いますが、多くの専門家の協力と信頼を得ている総合的な情報として伝えられていました。(性教育関係者) ・母数の多いセイシルの相談データを活用することで、講師個人の経験談や思想ではなく、実際の若者の声をもとに話が展開されていた点に説得力がありました。(性教育関係者) ・セイシルさんの授業は元教員ならではの授業で、大事なことをたくさん子どもたちに伝えていた。また違うテーマでもお話を聞いてみたいし、子どもたちに話してほしい。(性教育関係者) ・スライド1枚1枚が洗練されていた。カラフルで見やすい。(養護教諭) 講座を受けた生徒たちの声 授業後の感想には、「知識を得た」というだけでなく、自分自身や将来について考えるきっかけになったという声が多く見られました。 感想の一部を紹介します。 ・いままで、性に関する知識を得ようとしても、エロサイトなどにいきつきそうで、なかなか調べられなかったのですが、こういう授業を受けられてよかったです。正しい知識をつけるためのウェブサイトなどを知れてよかったです。 ・日本では性教育がタブー視されていると思うが、こうして受けてみて、コンドームの正しいつけ方やマスターベーションなどの正しいやり方を学べて、重要さに気づいた。 ・今までで一番性について詳しく学べたと思います。自分でもより多くの情報を調べようと思いました。 ・中々ドキッとする内容(脚ピンなど)が多くてためになりました。未来の幸せのために今できることをしようと思います。 ・性に関して興味や不安を感じながらも、よく分からずもやもやしたままでしたが、相談が可能な機関の紹介、性的な行為の正しい方法、世間一般のデータ、常識を知ることができ、心の拠り所とすることができました。 ・学校などでうける保健の授業よりもっと現実的な話だったのでとてもありがたいと感じた。 ・今は縁のない話だけど、いつか誰かと付き合うことになったとき、相手との関係性を大事に、対等な関係でいることを忘れないでいたいなと思います。 ・自分と周囲の人々を守るために正しい性知識は必要になる場合が多いと思う。この講座を受けてよかった。 ・初めてコンドームを触って、めちゃくちゃ発見がありました。話し方も非常に面白く、性教育を受けるとき、個人的に「SEX」の話を聞いているのに「gender」の話をされて少しモヤモヤ・・・みたいなことが結構あるのですが、そのようなことがなく、個人的にすごく好感を持てました。 担当の灘校養護教諭からのコメント 福田さん、今回は性教育授業ありがとうございます。 今回の授業は生徒が選択して受けられるというのが良かったと思います。 普段の性教育の授業より「性」のリアルを伝えてもらったと思います。 生徒の感想でもありましたが、『「SEX」の話を聞いているのに「gender」の話をされて少しモヤモヤ・・・みたいなことが結構ある』というように、普段の授業では色んな事を配慮してぼやかさなければならないことも出てきますが、希望して参加してきている生徒達にセイシルの方々が集めたリアルな情報をもとに、ぼやかさずにしっかりと「性」を伝えていただけたと思います。 私も授業を聞いていて勉強させていただいた事が多々、あります。やはり「餅は餅屋」だなと実感しました。 今後もセイシルのHPで知識を得ながら今後の保健室での相談活動に活かしていければと思っています。 TENGAだからこそできる性教育 授業後の感想からは、「知らなかったことを知れた」「不安が軽くなった」「将来に活かしたい」といった声も多く見られました。 単に知識を得ただけではなく、「理解して、安心して、これからの行動を考える」という変化が生まれていたことが印象的でした。 全国から寄せられる相談データ。100名以上の専門家ネットワーク。企業として蓄積してきた知見。 株式会社TENGAヘルスケアは、それらを活用しながら、今後も学校現場や生徒のニーズに合わせた授業を展開していきます。
【商品紹介】バウンダリーワークシートが2種類できました!(制作:性教育コミュニティ kokorocolor)
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子どもたちは毎日の生活の中で、友達や家族、先生などさまざまな人と関わっています。 そのなかで、「これくらいなら大丈夫」と感じる距離感や、「ちょっとイヤだな」と感じることは、人によって異なります。 今回紹介するバウンダリーのワークシートは、セイシルが協力して、性教育コミュニティ kokorocolorさんが制作しました。 一人ひとりの「心地よい距離感」について考えるための教材です。ぜひご活用ください! バウンダリーのワーク解説 まずは、このワークについて紹介します。 【実施形態】 このワークは、3〜5人程度のグループに分かれて行うことを想定しています。 グループ内で感じ方の違いを共有しながら進めることで、「同じ場面でも人によって感じ方が違う」ことに気づくきっかけになります。 最後には、ぜひグループ内だけでなく、他のグループの意見や気づきを共有する時間を設けてください。 【このワークシートについて】 このワークシートは、人によって心地よい距離感や「イヤだな」と感じることが違うことに気づき、相手の気持ちを想像するきっかけとして作成しました。 これは、正解を決めたり、順位を競ったりするためのものではありません。 参加者一人ひとりの感じ方や考えは、どれもその人にとって大切なものです。一緒に過ごす仲のよい友人同士や同じグループの中でも、感じ方が違うことがあります。 その違いに気づき、お互いを尊重することを大切にしてください。 【準備するもの】 ・参加者人数分のワークシート ・黒ペン ・(必要に応じて)別の色のペン バウンダリーのワーク進行例 それでは、ワークを使用した授業の進行例を紹介します。 【実施前の導入(約10分)】 ① グランドルールの共有 · 自分のペースで参加する 無理に発言したり、書いたりしなくて大丈夫です。 · 自分の経験や感じたことをもとに話す 「みんなはこう」ではなく、「私はこう感じる」で話します。 · 発言は一人ずつする 相手の話を最後まで聞きます。 · この場で聞いた話を大切にあつかう 安心して話せるように、この場で聞いたことを勝手に他で話さないようにします。 · まずは相手の話を受け止める 批判したり、決めつけたりせず、「そう感じる人もいるんだな」と受け止めます。 · 話したくないことは話さなくてよい パスしても大丈夫です。 · いろいろな感じ方に気づく ちがいを比べて優劣をつけるのではなく、多様な感じ方があることを知る時間にします。 ② グループ自己紹介 名前と最近あった「ちょっと嬉しかったこと」などを共有します。 ③ バウンダリー(境界線)の説明 人にはそれぞれ心地よい距離感があり、人や場面によって異なることを伝えます。 (境界線について、バウンダリーについて、基本的な説明を行ってください) 【ワーク①:近すぎ?遠すぎ? 私とみんなのキョリ感Talk!】 ⭐️ワークシートのダウンロードページはこちら 〈目的:距離感の違いに気づく〉 5分 個人記入 10分 グループ共有 5分 解説・感想共有 ※必要に応じて、記入後にファシリテーター自身の例を紹介してもよいです。 【ワーク②:それな?それナイ? 距離感モヤモヤ】 ⭐️ワークシートのダウンロードページはこちら 〈目的:自分にとっては気にならないことが、相手にとっては一番嫌だと感じることもあります。人によって受け取り方は違うことを大切にしてください。〉 5分 個人記入 5分 グループ共有 5分 解説 ※記入後にファシリテーター自身の例を紹介してから共有してもよいです 【ワーク③:表情から考える 相手のキモチ】 ⭐️ワークシートのダウンロードページはこちら(ワーク②と同じシートです) 〈目的:相手の表情やしぐさから気持ちを読み取る〉 5分 個人記入 5分 解説・感想共有 相手の気持ちは、表情・視線・しぐさ・声のトーンなどから読み取れることを伝えます。相手が笑顔でいても、本心は違う可能性がある。 この絵は左目・左眉と冷や汗を隠すと笑っているように見える、逆に右目・右眉を隠すと困っているような表情になる。 自分が他人とのやり取りの中でどこに目を向けるかのきっかけにしてみてください。 【全体のふりかえり(5分)】 グループ以外の意見も共有し、気づきを確認します。 【時間配分例(45〜50分)】 10分 導入 20分 ワーク① 15分 ワーク② 5分 ワーク③...
はどめ規定とは?性教育の現場で押さえたい意味と実践ポイント
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学校や地域で性教育に関わっていると、性教育の「はどめ(歯止め)規定」という言葉にぶつかることがあります。 特に、性交、妊娠、避妊、性感染症、性暴力について扱うとき、受精・妊娠に至る過程について「どこまで話してよいのか」と迷う方は少なくありません。 まずは、現場でよくある疑問から整理します。 まず押さえたい「はどめ規定」FAQ Q. はどめ規定とは何ですか? 性教育におけるはどめ規定とは、小学校理科で「人の受精に至る過程は取り扱わない」、中学校保健体育で「妊娠の経過は取り扱わない」とされている記述を指して使われる通称です。法律名ではなく、学習指導要領やその解説にある制限的な記述を、現場で「はどめ規定」と呼んでいます。 Q. はどめ規定は「性交を教えてはいけない」という意味ですか? 「絶対に教えてはいけない」という意味ではありません。国会答弁でも、歯止め規定は「決して教えてはならない」というものではなく、「全ての子供に共通に指導するべき事項ではない」という趣旨で説明されています。 Q. 外部講師はどこまで話してよいのでしょうか? 学校の授業として行う場合は、学校側との事前確認が重要です。対象学年、授業目的、扱う内容、使う言葉、教材、保護者説明、授業後の相談導線をすり合わせておく必要があります。特に性交、避妊、妊娠、性感染症、性暴力を扱う場合は、「講師個人の判断」ではなく、学校全体の共通理解のもとで実施することが大切です。 Q. はどめ規定があっても包括的性教育はできますか? できます。ただし、学校教育の枠内では、発達段階、学習指導要領、学校全体の合意、保護者への説明可能性を踏まえて設計する必要があります。包括的性教育は、性交や避妊だけを扱うものではありません。身体、心、人間関係、同意、尊重、相談、情報リテラシー、性暴力予防などを含む広い学びとして組み立てることができます。 はどめ規定(歯止め規定)とは何か 性教育における「はどめ規定」とは、法律名ではなく、学習指導要領※(全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程の基準)や、その解説にある「取り扱わないものとする」という記述を指して使われる通称です。 小学校学習指導要領解説・理科編では、「人は、母体内で成長して生まれること」を扱う一方で、「人の受精に至る過程は取り扱わないものとする」とされています。 中学校学習指導要領では、「妊娠や出産が可能となるような成熟が始まる」という観点から受精・妊娠を扱う一方で、「妊娠の経過は取り扱わないものとする」とされています。 この「受精に至る過程」や「妊娠の経過」が、現場ではしばしば「性交」の扱いと結び付けて理解されます。そのため、はどめ規定は、学校で性交や避妊を扱うことへの心理的・制度的ハードルとして語られてきました。 ※参考:学習指導要領とは?/文部科学省 学校段階 関連する内容 歯止め規定として語られる部分 実際の記述の情報源 小学校 理科 人の誕生・母体内での成長 人の受精に至る過程は取り扱わない 【第5学年】3 内容の取扱い(4) (p.105) 中学校 保健体育 心身の発達・受精・妊娠 妊娠の経過は取り扱わない 【保健分野】3 内容の取扱い(7) (p.129) 「教えてはいけない」という意味なのか ここは誤解されやすいポイントです。 国会答弁※では、はどめ規定について「決して教えてはならないというものではなく、全ての子供に共通に指導するべき事項ではない」と説明されています。また、学校が必要と判断する場合に指導したり、個々の生徒に対応して教えたりすることはできる、という趣旨も示されています。 ※参考:あべ俊子文部科学大臣記者会見録(令和7年6月13日) つまり、はどめ規定は「絶対禁止」ではありません。一方で、すべての児童生徒に一律に指導する内容ではない、という整理があるため、学校現場では慎重な判断が求められます。 性教育従事者にとって重要なのは、「教えて良い/悪い」の二択で考えないことです。むしろ、次のような問いに落とし込む必要があります。 この授業の目的は何か。 対象学年の発達段階に合っているか。 学校全体で合意されているか。 保護者にどう説明するか。 集団指導で扱う内容と、個別支援で扱う内容をどう分けるか。 授業後に相談できる導線はあるか。 この設計がないまま「性教育だから何でも扱う」「はどめ規定があるから何も扱わない」と振り切ってしまうと、どちらも子どもに必要な学びを届けにくくなります。 なぜはどめ規定が問題視されているのか はどめ規定が問題視される理由は、文言そのもの以上に、現場での受け止められ方にあります。 「取り扱わないものとする」という表現は、実践者にとって強いブレーキになります。特に、外部講師、養護教諭、担任、管理職、教育委員会、保護者の間で共通理解がない場合、「そこまで踏み込むと問題になるのではないか」という不安が先に立ちます。 一方で、中学校保健体育の解説では、エイズや性感染症の予防に関して、HIVの主な感染経路が性的接触であること、感染予防には性的接触をしないことやコンドームを使うことなどが有効であることにも触れるよう示されています。ここに、現場の悩ましさがあります。 性感染症やコンドームには触れる必要がある。しかし、性交や妊娠の経過については慎重な扱いが求められる。 この間で、どこまでをどう説明するのかが、性教育従事者の実践上の大きな論点になります。 はどめ規定を撤廃するための実行委員会(〝人間と性〟教育研究協議会幹事会などで構成され、教育評論家の尾木直樹さんらも賛同人となっている。)は、署名運動※を2025年9月に開始し、約2ヶ月後には文部科学省に 42,759筆の署名を提出しました。 ※参考:「はどめ規定」をなくして、いまこそ当たり前の性教育をこの国に 性教育従事者が押さえたい実践のポイント はどめ規定をめぐる授業設計では、まず「目的」を明確にすることが大切です。 性交や避妊を扱う場合でも、それは興味をあおるためではありません。子どもたちが自分の身体を理解し、予期せぬ妊娠や性感染症、性暴力、性的搾取、誤情報から自分と他者を守るための知識と判断力を育てることが目的です。 次に、集団指導と個別指導を分けて考えます。集団指導では、身体の変化、プライベートゾーン、同意、境界線、相談先、情報リテラシー、性感染症予防、妊娠に関する基本的な理解など、全員にとって必要な基礎を扱います。一方、個別指導では、妊娠不安、性的被害、交際関係の悩み、性的行動に関する相談など、個々の状況に応じた支援を行います。 また、外部講師として関わる場合は、学校との事前打ち合わせが欠かせません。授業案、使用する言葉、教材、保護者説明文、質問への対応、授業後の相談先をあらかじめ共有しておくことで、現場の不安を減らすことができます。文部科学省資料でも、性に関する指導において産婦人科医や助産師などの外部講師を活用することについて、教育委員会へ周知しているとされています。 特に大切なのは、「学校に迷惑をかけないように薄める」ことではなく、「学校が説明責任を果たせる形に整える」ことです。子どもの権利、健康、安全、尊厳を守る教育として、堂々と説明できる設計にする必要があります。 包括的性教育の視点から考える 国際的には、包括的性教育は、性を単に生殖やリスクの問題として扱うのではなく、身体、感情、人間関係、権利、尊重、意思決定を含む学びとして位置づけられています。UNESCOは包括的性教育を、性の認知的・感情的・身体的・社会的側面について学ぶ、カリキュラムに基づいた教育プロセスと説明しています。包括的性教育は、性行動を促すものではなく、子どもや若者が健康、尊厳、尊重ある人間関係、自分と他者の権利を理解するための教育です。 この視点から見ると、はどめ規定をめぐる議論は「性交を教えるかどうか」だけの問題ではありません。子どもたちが、性に関する情報をどこで、誰から、どのような文脈で学ぶのかという問題です。 インターネットやSNSには、断片的で刺激の強い性情報があふれています。だからこそ、学校や地域で行われる性教育には、科学的で、年齢に応じていて、人権と尊重を土台にした学びを届ける役割があります。 朝日新聞が実施した保護者向けのアンケート調査※によると、回答を得た方の9割弱が「教育現場での性教育の充実」を求めている実態が浮き彫りになりました。また、実践上の大きなハードルとなっている学習指導要領の「はどめ規定」についても、約7割の方がその必要性を感じていないという結果が出ています。 ※参考:学校での性教育、充実を望む保護者 はどめ規定「不要」声も 朝日新聞社アンケート まとめ:はどめ規定を「できない理由」にしない はどめ規定を「何もできない理由」にしてしまうと、子どもたちに必要な知識と支援が届かなくなります。 大切なのは、発達段階に応じた内容を、学校全体の合意のもとで、保護者にも説明できる形で届けることです。 性教育は、子どもたちに性行動を促すものではありません。自分の身体を知り、相手を尊重し、危険に気づき、必要なときに助けを求める力を育てる教育です。 はどめ規定をめぐる議論が続く今こそ、性教育従事者には、萎縮ではなく、丁寧な設計と対話が求められています。子どもたちの安全と尊厳を守るために、現場からできることを一つずつ積み重ねていきましょう。 「性教育講師をお探しの方」はこちら「年齢別の性教育ガイドを読みたい方」はこちら
【出前授業報告】阪大「性の架橋ユニットTRUSS」主催 プレコンセプションケア講座を行いました!
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2026年4月23日、大阪大学にて、学生向けプレコンセプションケア講座を実施しました。今回主催してくださったのは、大阪大学の学生団体「性の架橋ユニットTRUSS」のみなさんです。 TRUSSさんは、性教育やジェンダー、セクシュアリティについて学び、実践している大阪大学の学生団体です。 会場は大阪大学・DAICEL Studio。お昼休みの開催にもかかわらず、多くの学生さんが参加してくれました。 〈TRUSSさんが制作したフライヤー〉 はじめに:TRUSSメンバーによる司会進行 講座当日はあいにくの雨でしたが、多くの学生さんが続々と会場に集まり、TRUSSメンバーによる司会進行でスタートしました。 参加者への案内(写真に映らない席の紹介など)や会場の雰囲気づくりも学生のみなさんが担ってくださり、終始あたたかく、参加しやすい空気の中で講座が進行しました。 「性の架橋ユニットTRUSS」の活動紹介 続いて、TRUSSさんによる団体紹介が行われました。 TRUSSさんは、人間科学部・文学部の学生を中心に活動している団体で、性教育やジェンダー、セクシュアリティに関する実践活動のほか、定期的な学習会などを行っています。 大学生自身が主体となって性について学び、発信していることが伝わる紹介でした。 プレコンセプションケアをテーマに講座を実施 今回、セイシルが担当した講座のテーマは「プレコンセプションケア」。 参加した学生のみなさんは、お昼ご飯を食べながらリラックスした雰囲気で参加してくれました。時には食べる手が止まるほど、真剣に耳を傾けてくれる姿もありました。 講座では、 日本の性教育の歴史 「生命の安全教育」や不同意性交罪など最近の変化 プレコンセプションケアの考え方 不妊や健康管理について 将来設計を考えるワーク デートDVについて など、包括的性教育を基盤としたプレコンセプションケアにつながる、幅広いテーマについてお話ししました。 性教育の歴史を振り返る時間に 講座の冒頭では、日本の性教育がたどってきた歴史についても紹介しました。 1992年の「性教育元年」と呼ばれた時代や、中学生向け冊子『ラブ&ボディBOOK』の回収、2002年の七生養護学校(当時の名称)へのバッシングなど、性教育が長年制限されてきた背景について共有しました。 また、「生命の安全教育」の概要や、不同意性交罪の施行、性交同意年齢の変更、性教育書籍や生理用品の多様化など、近年の性教育を取り巻く変化についても紹介しました。 参加者への事後アンケートでも、 「性教育の歴史が興味深かったです。性のことを前面に押し出して教育すると社会からの反発があり、それによって子どもたちの学ぶ権利が奪われていったのだと感じました。」 「歴史を知ると今のタブーの風潮に理解が及び、自分の前提意識を問い直すことができてよかったです。」 という感想が寄せられました。 「自分の人生」を考えるプレコンワーク 後半では、「マイプレコン」の教材を使いながら、自分の将来について考えるワークを実施しました。 スライドでは、健康・キャリア・結婚・お金・ライフプランを横断して考える内容を紹介。 〈マイプレコンに記入する一例をスライドで紹介〉 参加者からは、多くの感想が寄せられました。 「就職活動で人生設計に悩んでいたため、色々なジャンルに分けていつどうなっていたいか考えることができ、ありがたかったです。そして、妊娠や子どもの有無・年齢などは今後の人生に大きく関わってくることを強く認識しました。」 「こんなに長いスパンで計画を考えたのは初めてで新鮮な体験でした。今を生きることに必死になっている部分があり、なかなか将来のことは現実的に捉えられなかった部分もあったのが正直なところですが、貴重な時間をありがとうございました。」 「逆算すると今に食い込んできて難しかったですが、考える機会をいただけてよかった。」 「人生設計は時々ふと思いつくのですが、その時に年表を書いて、、、と結局熱が冷めてしまうということが多かったので、このようにすぐ書き込めるというのは画期的だなと思いました!!」 「自分の将来に向き合うきっかけになりました!人生はさまざまな側面が絡み合っているので、結婚出産を考えるにあたっては調整しなくてはならないことが多いですし、そもそもパートナーが消える(!)可能性もあるな……と思うと難しいです。でもだからこそ、あらかじめある程度のビジョンを持っておく必要性があると思いました。」 「もともと博士まで行くつもりでしたが、結婚も視野に入れたパートナーができて急カーブで就活を始め、将来について考えることが多くなったので参加させていただきました。まだまだ不確定要素は多いですが、自分の仕事や、社会人博士を含めた自分の希望とパートナーの意見をすり合わせながら考えていこうと思います。」 「大学生活のことでいっぱいいっぱいで将来設計を考えられていなかったので、将来について考える良い機会になりました。性について分からないけど誰に聞いたら良いか分からないと感じていたので、パンフレットが参考になりました。」 教材「マイプレコン」のデザインへの感想も 教材自体についても、たくさんの声をいただきました。 「まずデザインが可愛い。嫌悪感や違和感を抱きにくいので内容がスッと入ってくる。自分で書き込める欄などがもっとあればおもしろいかも。」 「イラストがポップで恥ずかしさを感じることなく読めて良かったです。」 「文字が大きくて見やすい、読みやすい教材でした。」 「見易い親和的な色やデザインでよかったです。」 性について楽しく学んでもらうために運営している「セイシル」の想いを詰め込んだ、今と未来をつなぐ一冊です。 「マイプレコン」についての詳細(購入)はこちら 学生主体だからこそ生まれる会話の場 今回の講座が成功した一番の理由は、TRUSSのみなさんが主体となって運営していたことだと感じています。 同世代だからこそ生まれる安心感や話しやすさがあり、参加者同士で自然と会話が広がっていたのが印象的でした。 アンケートでも、 「非常に素晴らしい会だったと思います!!時間を多くとっても最高かなと思いますが、昼休みの時間など制約があると難しいのでしょうか。とても良い時間でした。」 「健康とかあんまり考える機会がなかったのでとても面白かったです。みんなとおしゃべりしながらできたのも良かった。前提の不妊とかの知識が入ってから書けるのが良かった」 「面白かったし楽しめたので、今度はもっと長い時間でイベントを開いてほしい。グループワークだったり、みんなで交流できる場などがもっとあればより楽しい!」 「昼休みなので1時間なのは仕方ないですが、もっと長い時間のイベントを行ってもいいと思います。話し合いの時間が結構盛り上がっていたので。」 「楽しかったです!イベントの雰囲気が開放的で良い!」 という声が寄せられていました。学生のみなさん自身がイベントづくりを楽しみながら取り組んでいたことが伝わってきました。 TRUSS代表コメント この度は素敵な講座をありがとうございました!今年の1月にTRUSSを立ち上げてからすぐに、セイシルさんにご提案をいただき、対外的に行う初めてのイベントはこれで行こう!と決めて準備に取り掛かりました。 運営は初めての経験で想定通りにいかないことばかりでしたが、当日はふらっと会場に立ち寄った学生も多数参加してくれたり、終わったあとパートナーと今後のプランについて話したよと教えてくれる友人もいて、とても実りあるイベントになったなと感じています。 性の架橋ユニットTRUSSは、「ジェンダーや性を語り合える、心理的に安全な場をつくる」をテーマに、大阪大学で哲学対話やイベントを行っています。今後は他大学で活動されている学生の皆さんや実践をされている皆さんとも積極的に関わっていけたらいいなと考えているので、ぜひお気軽にお声がけください!ありがとうございました! 性の架橋ユニット TRUSS 共同主宰 片岡美琴・福田光希 これからの人生につながる学びに TRUSSのみなさん、そして参加してくださった大阪大学のみなさん、本当にありがとうございました! 「この年になって受ける性教育を受ける意義は大きいと思いました。」という感想もあったように、ライフステージが変わるごとに必要な性の知識は変わっていきます。 今後も、それぞれの人生で性の知識、セイシルが役に立ってくれることを祈っています。 〈集合写真(掲載確認済)〉
【出前授業報告】大阪府立都島工業高校(定時制)にて出前授業を行いました!
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2026年2月、大阪府立都島工業高校(定時制)にて「多様な性」をテーマに授業を実施しました。 授業内容や実際に行ったロールプレイの台本、生徒と先生からの感想をご紹介します。 授業当日は、生徒の後方で多くの先生方にもご参加いただき、共に授業を聞いていただきました。日頃から生徒と関わる先生方にも同じ内容を共有できることは、生徒にとっての安心感につながるため、とても重要でありがたいことだと感じています。 また、授業の約1ヶ月前には、Googleフォームを用いた事前アンケートを実施しました。性の多様性に関する認知度の把握に加え、生徒が性について抱いている疑問や悩みを自由に記入してもらっています。 事後アンケートでは、「事前アンケートをもとにQ&Aコーナーがあったことが良かった」といった声も見られ、授業への満足度向上にもつながっていました。事前アンケートの実施は、ぜひおすすめしたい取り組みです。 〈生徒からの質問への回答スライドの一例〉 「性のあり方」を自分ごとに捉えるために 授業の中で特に大切にしたのは、LGBTQや多様な性のあり方を「誰かの話」としてではなく、「自分にも関係のあること」として捉えてもらうことです。また、今後のコミュニケーションにも役立つ視点として考えてもらえるよう意識しました。 LGBTQやSOQIEの基本的な説明に加え、かつては「当たり前」とされていた言葉や表現も、現在では見直されてきていることを伝えました。言葉は社会の価値観を映すものであり、性別を前提にしない表現の大切さについても触れています。 さらに、「これまでの人生で、性別を理由に選びにくかったものはなかったか」と問いかけることで、自分自身の経験を振り返る機会をつくりました。 思い込みを少しずつ減らし、否定されない安心感の中で自分らしい選択ができることは、誰にとっても生きやすい社会につながる。そのようなメッセージを大切に伝えました。 また、講師自身の経験を具体例として紹介することも、理解を深めるうえで有効です。今回は、女性を自認する講師が、小学生の時に野球チーム(いわゆる少年野球:この言葉も使われなくなっていくことに期待しています)に入っていたものの、中学進学の際に野球部へ入部できなかった体験を共有しました。こうした実体験は、生徒にとって身近でリアルに感じられ、学びをより自分ごととして捉えるきっかけになります。 先生方にご協力いただいたロールプレイ 授業の後半では、先生方にご協力いただき、ロールプレイを実施しました。 NG例とOK例の2パターンを演じていただき、それぞれを比較することで、生徒の理解をより深めることができました。 〈会話をスクリーンに映しながら、先生方のロールプレイの様子〉 先生方は台本に頼らず、相手の目を見ながら役になりきって演じてくださり、生徒たちも興味津々の様子でした。 日頃から身近な存在である先生方が実演することで、生徒の関心や理解が一層高まり、記憶に残る学びにつながったと感じています。 多様な性を学ぶロールプレイ台本とスライド 多様な性について学ぶためのロールプレイ台本とスライド例をご紹介します。 地域の方言や学校の雰囲気に合わせて、生徒にとって親しみやすい会話例にアレンジすることがポイントです。文言は適宜変更し、それぞれの学校に合った形でご活用いただければ幸いです。 〈多様な性を学ぼう ロールプレイ台本〉 〈多様な性を学ぼう スライド例〉 なお、今回は先生方にロールプレイを行っていただきましたが、担当の先生方と相談のうえ、生徒同士で実施することも方法の一つです。(ロールプレイを演劇部の生徒の発表の場として、活用される学校もあります) ただし、先生・生徒いずれの場合も、演じる本人の積極的な参加意思や懸念点がないかを事前に確認し、無理のない形で進めることが重要です。 事後アンケートの感想 授業後に実施したアンケートでは、生徒と先生方からコメントが寄せられました。 🔹生徒の感想 ・一人ひとりの良さがあるとしれた。 ・性に当たり前というのがなくて、それぞれの性がその人達にとっての良い個性なんだなと思いました。私の周りに当事者の子たちが何人かいるので深く知れてよかったです。 ・横文字をわかりやすい言葉にしてくれた。 ・丁寧でわかりやすかった。 ・勉強になりました。 ・同じ人間でも考え方が全く違うことを改めて分かった。 など 🔹先生の感想 ・自分自身の心の持ち方を中心に話してくれていたので良かったと思う。 ・わかっていたつもりでしたが、話を聞かせていただき改めて再認識させられた部分もありました。 ・わかりやすく、出来るだけソフトな言葉をえらんで話されていた。 ・ソジーやアライなど新しいワードを知り、勉強になった。 ・ロールプレイングの場面は、誰もがありうる日常的な会話のシーンだと思うので、とても身近なところから多様な性について学ぶきっかけをつくることができた。 ・100人いれば100通りの性があるという言葉が印象に残りました。LGBTQや性的マイノリティという言葉ではなく、性に関して誰もが関係するSOGIEという考え方が社会に広まっていったら良いと感じました。 ・時代とともに人との関わり方が変わっていくことなど、人間力をつけて人と接していくことが必要になると思った。 ・本校のアンケート結果や事前質問をスライドに反映していただき、それをふまえたお話があった点が良かったです。 ・「SOGIEという言葉は、LGBTQと違って誰もが持っている要素を示している。誰もが当事者である」というようなお話が特に印象に残っています。生徒にとって「普通」とは何かを改めて考える機会になったと思います。また、生徒(教員も?)が無意識のうちに作り上げてきた自分自身のモノサシ以外の視点で物事を考えるためのエッセンスをいただけたと感じています。 ・セイシルについて知れて良かったです。自身が抱えている性についてのもやもやを解消する方法が増えたと思います。 など まとめ:多様性の理解から、関わり方の変化へ 今回の授業とアンケートから見えてきたのは、性の多様性の学びは単なる知識ではなく、自分の言動や価値観を見直すきっかけになるという点です。 性の話を「特別な誰かの話」ではなく、自分や周りとの関わり方の問題として捉えていただけたなら嬉しいです。 性教育は、知識を伝えるだけでなく、人との関わり方を学ぶ教育です。 今後もセイシルでは、理解で終わらず、行動につながる性教育を届けていきたいと思います! 大阪府立都島工業高校定時制のみなさん、ありがとうございました!