【商品紹介】性感染症シリーズ第3弾「梅毒」
投稿者 : on
性感染症シリーズ第3弾は「梅毒」です!
梅毒の歴史①
梅毒は長い歴史を持つ性感染症で、1492年にアメリカ大陸を発見したクリストファー・コロンブス一行がヨーロッパに持ち込んだと広く信じられています。
その後、ヨーロッパでは梅毒が大流行して、フランスの皇帝だったナポレオンや、ドイツの作曲家であるベートーベンも梅毒に感染していたとされることがあります。
日本においては、梅毒が16世紀(1500年代)に中国から持ち込まれたとされ、その後またたくまに国内で広がったと言われています。
梅毒の歴史②
梅毒は、長い間「不治の病」として恐れられていました。有効な治療法が存在しなかったため、感染者はしばしば重い症状に苦しみ、多くの場合、命を落とすこともありました。
特に、江戸時代の日本では、遊郭が多く存在し、その中でも有名な吉原遊郭では、働いていた遊女たちの間で梅毒が広がっていました。
梅毒は、これらの遊女たちの健康に深刻な影響を及ぼし、多くが若くして亡くなっています。彼女たちの平均寿命がわずか22歳だったというのは、当時の過酷な状況を物語っています。
梅毒は不治の病?
医療の進歩と共に、梅毒の治療法が開発され、今日では効果的に治療できるようになりました。
1940年代にペニシリンという抗生物質が開発されたことで、梅毒はようやく治せる病気になったのです。
その後は発症率も劇的に減少して、一時期は「過去の病気」のように言われるようになりました。
再び猛威をふるう梅毒
梅毒は近年、「過去の病気」ではなくなってきています。日本では2011年頃から梅毒の報告数が再び増加傾向にあります。これは1948年から報告制度がある中での変化です。
2012年には梅毒感染者数が875人でしたが、10年でおよそ15倍にまで急増し、2022年の感染者数は約1万3,000人に達しました。
今年も前年を上回るペースでの増加が予想されています。