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news/column — 出前授業報告
【出前授業報告】藤井寺高校にて出前授業を実施しました!
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大阪府立藤井寺高校で、高校1年生を対象に性教育の出前授業を実施しました。 中学校で受けてきた性教育には学校や担当の先生ごとに差があります。 だからこそ、今回は高校生活が始まった1年生のこのタイミングで、全員が同じ性の知識のスタートラインに立てるような授業を目指しました。 「相手とどんな関係でいたい?」から始まる授業 授業の最初は、「誰かと一緒にいたいと思う時、どんな関係でいることが大切だと思いますか?」という問いからスタートしました。 生徒たちは「相談できる関係」「適度な距離感」「スキンシップ」「束縛度合い」など、それぞれが大切だと思う項目を考えます。 その後、「価値観が違う2人」の事例を紹介し、「付き合っているから同じ考えとは限らない」ということを一緒に考えました。 そこで登場するのが「バウンダリー(境界線)」です。 バウンダリーとは、「自分を守るための、ここまではOKというライン」のこと。 大切なのは、自分のバウンダリーを知ること、そして相手のバウンダリーも尊重することです。 バウンダリーを超えた先にある「デートDV」 授業では、「バウンダリーを無視する関係」がデートDVにつながることを紹介しました。 そこで、生徒一人ひとりに「デートDVチェッカー」を配布し、自分自身や友人の関係を振り返る時間を設けました。 単に知識として学ぶだけでなく、「自分の身近な人間関係にも関係すること」として受け止めてもらえたことが印象的でした。 生徒からのデートDVチェッカーについての感想を紹介します。 ・黄色からはだめという感性をもっていてよかったです ・デートに行くときデートDVチェッカーをもっていこうと思った。 ・中学の時にも同じものを配られたことがあり、改めて見ると恋愛をするにあたって相手の価値観は大事にすべきだと思いました。 ・機嫌が悪くなったら無視をするも警戒領域なのがびっくりした ・自分もそれらしきことを過去にされたのでは?と思うことがあった。 ・相手と対等な関係でいることが大切なのがわかった SNSでも「見えない暴力」は起こる 今回はSNSの使い方にも時間を使いました。 デートDVは対面だけでなく、SNS上でも起こります。 位置情報の共有、返信を強要すること、パスワードを教えるよう求めること、写真を送らせることなど、一見「恋人だから普通」と思われがちな行動も、相手の自由を奪う行為になり得ます。 さらに、SNSで知らない人からDMが届く事例を取り上げ、「グルーミング」という言葉も紹介しました。 「返信しなくていい」「スクリーンショットを残して大人に相談する」といった実践的な対処法も伝えました。 「性的同意」は恋愛だけの話ではない 授業の最後には、性的同意とプライベートゾーンについて取り上げました。 性的同意とは、「性的な行為をしたいと思った側が、相手に確認し、相手が自由な意思で同意すること」です。 キスやハグだけでなく、体に触れることや性的な話題も含まれます。 また、プライベートゾーンについては、「自分だけが触れてよい体の大切な部分」であり、「自分の体については自分で決めていい」というメッセージを伝えました。 バウンダリー、デートDV、SNS、性的同意、プライベートゾーン。 一つひとつ別のテーマに見えますが、すべてに共通するのは「自分も相手も尊重すること」であることをまとめました。 アンケート結果から見えたこと 授業後のアンケートでは、「詳しくて分かりやすかった」「これから役立つ」「知らないことを知ることができた」という回答が多く寄せられました。 一方で、「中学校でも学んだ内容だった」という声も一定数ありました。 復習にはなったという生徒もいたり、知っている内容で満足しなかった生徒もいましたが、多くの中学校でこのような授業が広まってきていることに嬉しくも思いました。 しかし、その多くが「以前より詳しく理解できた」「改めて考えるきっかけになった」と続いており、高校というタイミングで知識を整理し直すことの意義も感じました。 生徒の感想(掲載許可あり) 生徒からの授業の感想を紹介します。 ・性に関して恥ずかしいとかの概念をなくして、みんなが自分のことだと思って学んでいくべきだなとおもった。 ・中学でも性に関する講座は受けたがその時よりも詳しく、いつも聞かない内容だった ・同じくらいの年齢をよそった人からのDMが印象深かった ・とてもわかりやすい説明だった。本当にある身近な例を使ってくれたから想像がしやすかった。 ・自分が中学で受けたことがある内容でしたが、初めて知ることや役に立つ知識を学ぶことができた。 ・嫌なことはきちんと嫌と言えるような人になる ・自分の知らない知識を知ることで相手にも良いし自分にも良いのでいろいろしれてよかった おわりに 高校生活が始まると、恋愛やSNS、人間関係はこれまで以上に身近に複雑になって行くことが多いです。 だからこそ、高校入学後の早い段階で、「自分も相手も大切にする」という共通の価値観を育むことが重要です。 今回の授業が、生徒たちにとって困ったときに立ち止まって考えられる「共通の土台」となり、これから築いていく人間関係の支えになれば嬉しく思います。 〈授業後に素敵な保健だよりが配布されました♪〉
【登壇報告】児童養護施設職員向け性教育研修を実施しました!
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先日、都内の児童養護施設にて、保育士・心理士・児童指導員など、子どもたちを支える職員の皆さまを対象とした性教育研修を実施しました。 児童養護施設で暮らす子どもたちは、それぞれ異なる生育歴や経験を抱えています。そのため、性に関する悩みや困りごとも、一人ひとり背景が異なります。 今回の研修では、事前アンケートで職員の皆さまに現場の疑問や悩みを集め、その内容を反映した講義と、実際のケースをもとにしたグループワークを中心に進めました。 「子どもから突然、性の相談を受けたらどう返せばいいのか」 「性的な話題を避けずに、安心して相談できる関係をどう作るのか」 知識を学ぶだけではなく、現場ですぐに実践できる対応について、参加者同士で考えながら学ぶ時間となりました。 10代から寄せられる相談は、妊娠や性感染症だけではない 研修では、セイシルに実際に寄せられた10代の相談についても紹介しました。 2024年4月から2025年3月までの1年間に、10歳から19歳までの若者から寄せられた相談は1,295件。 性の悩みは、ある日突然始まるものではありません。自分のからだへの戸惑い、友人との会話、SNSで目にした情報、好きな人との関係など、日常生活のさまざまな場面から徐々に生まれます。 だからこそ、困りごとが大きくなってから対応するのではなく、日頃から子どもが疑問を口にできる関係をつくっておくことが重要です。 「正しい答え」よりも「安心して話せる大人」であること 研修の中で特に多くの職員の方が印象に残ったと回答したのは、知識そのものだけではなく、子どもの話を聞くときの姿勢でした。 大切にしたいのは、次のような関わりです。 子どもの話を、まず受け止める 否定したり、決めつけたりしない 急いで結論や正解を出そうとしない 「話してくれてありがとう」と伝える 子どもの今の気持ちを尊重し、一緒に考える 必要に応じて、専門機関やほかの支援者につなぐ 大人がすぐに完璧な答えを返せなくても構いません。 「それは大変だったね」「今、どんなことに困っている?」「話してくれてありがとう」「一緒に考えてもいい?」 こうした言葉によって、子どもは「この人にはまた話してもいい」と感じることができるかもしれません。 日頃の関わりの中で使える接し方について、とても熱心に考えていただきました。 ケーススタディで考える「性の悩み相談の対応」 今回の研修では、子どもからの相談場面を想定した2つのケーススタディを行いました。コラムではそのうちの1つを紹介します。 グループごとに、普段関わる子どもの年代を想定しながら、15分ほど対応を検討しました。 「最初にどんな言葉を返すか」「どこまで本人に質問してよいのか」「本人が何に困っているのかを、どう確認するか」「一人の職員で抱えず、どのようにチームで支援するか」 参加者それぞれの職種や経験によって、注目する点や言葉の選び方は異なります。 自分では思いつかなかった視点をほかの職員から得られることも、グループワークの大きな意義です。 最後に、グループで考えた回答方法を発表で全体に共有しました。 行動を叱る前に、その背景や関係性を見る 事前アンケートで回収した質問にも、研修当日にセイシルスタッフから答えました。 「自分の性を引き換えにして、相手の関心を得ようとしているように見える子どもに、何を伝えればよいか」という質問が寄せられ、行動だけを見て叱ったり、「自分を大切にしなさい」と伝えたりするだけでは、子どもの心に届かないことがあることを紹介しました。 「安心したかった?」「好きでいてほしかった?」「断ったら嫌われそうだった?」 子どもの行動の背景には、愛情を確かめたい気持ちや自己肯定感の低さ、過去の被害経験、境界線について学ぶ機会の不足などがあるかもしれません。 そのうえで、 「あなたの体は、好かれるための交換条件ではない」「あなたの『嫌』を聞いてくれる人を選んでいい」「困ったときは、罰するより先に助ける」 と伝えることが大切です。 禁止や叱責だけを強く伝えると、何か起きたときに「怒られるから言えない」と、かえって相談しにくくなる場合があります。 性に興味を持つこと自体を責めるのではなく、安全を守るための知識と、本人の価値や尊厳を同時に伝えていく必要があります。 参加者の感想 研修後には、次のような感想が寄せられました。 「子どもの話をまず受け止めることの大切さを改めて実感しました。」 「ケーススタディが実践的で、現場ですぐに活かせる内容でした。」 「性教育は“生きる力”につながる支援だという考え方に、とても共感しました。」 「職員同士で性について話し合う貴重な機会になりました。」 「子どもが安心して相談できる大人でありたいと思いました。」 「『相談してくれてありがとう』という言葉を大切にしたいです。」 「セイシルを子どもたちにも紹介し、日々の支援に活かしていきたいと思います。」 「知識だけでなく、関わり方そのものを学ぶことができました。」 「子どもを被害者にも加害者にもさせないために、まず大人が学び続ける必要があると感じました。」 〈研修会場の後方で性に関する書籍を紹介しました〉 性の支援は、子どもの尊厳を守る支援 今回の研修で最後に共有したのは、 性とは「生きる力」そのもの性の支援は、尊厳の支援である性を「避けるテーマ」ではなく、「支援の一部」にする というメッセージです。 子どもから性について相談されたとき、大人がすべての正解を知っている必要はありません。 まず受け止めること。分からないことは一緒に調べること。一人で抱えず、チームや専門家と考えること。そして、子どもが再び相談できる関係を守ること。 大人が学び続け、性について安心して話せる環境をつくることは、子どもを被害から守るだけでなく、自分と相手のからだや気持ちを、尊重する力を育てることにつながります。 セイシルはこれからも、教育・福祉の現場で子どもたちを支える皆さまとともに、誰もが性のモヤモヤを安心して話せる環境づくりに取り組んでいきます。
【出前授業報告】灘校・土曜講座での「TENGA式 性の偏差値を上げるメソッド」を紹介します!
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2026年6月、TENGAヘルスケアが運営する10代向け性教育メディア「セイシル」は、兵庫県の男子校、灘中学校・高等学校の土曜講座にて、性教育授業「TENGA式 性の偏差値を上げるメソッド」を実施しました。 灘校の土曜講座は、生徒が自ら興味のあるテーマを選択して受講する探究型授業です。 今回のセイシルの講座には中学2年生から高校2年生まで約70名が参加。さらに養護教諭や性教育関係者など多くの見学者も参加しました。 授業では、6年間にセイシルに寄せられた16,000件以上の相談データをもとに、10代が実際に抱える疑問や不安を、元教員のセイシル福田が紹介。性的同意、デートDV、コンドームの使い方、AVと現実の違い、プレコンセプションケアなど、多様なテーマを扱いました。 今回は、その灘校での授業での様子や感想を紹介します! 生徒たちの性教育経験から見えた課題 授業冒頭、匿名回答システムを使って「これまでに受けた性教育の思い出」を聞きました。 返ってきた回答の多くは、 「プライベートゾーン」 「生理」 「精通」 「男女の身体の違い」 「男女別授業」 「本を読んだ」 「覚えていない」 というものでした。もちろん、これらも重要な学習内容です。 しかし、生徒たちが今まさに抱えている疑問や不安は、それだけではありません。恋愛、性的同意、マスターベーション、AVと現実の違い、避妊、パートナーとの関係性。 思春期のリアルな悩みに対し、学校や家庭では十分に扱いきれていない現状が見えてきました。 セイシルに寄せられた相談を紹介 今回の授業で特に反応が大きかったのは、セイシルに寄せられた相談データの紹介です。授業では昨年度の相談データの統計を紹介しました。 「実際に同世代が悩んでいる内容」であることが、生徒たちにとって大きな説得力になっていました。 全国から寄せられた相談データと、医師・専門家の監修による情報をもとに解説することで、「誰かの意見」ではなく「社会全体の課題」として性を捉える視点を提供できました。 「性の偏差値を上げる」とはどういうことか 今回の講座タイトルは「TENGA式 性の偏差値を上げるメソッド」。 ここでいう「性の偏差値」とは、単に性の知識量を指すものではありません。 自分や相手を尊重する力、困ったときに相談できる力、将来を見据えて選択する力など、人生をより豊かに生きるための総合的な力として捉えています。 授業は、セイシルのデータ紹介や性教育の歴史について説明した後に、全国の10代から寄せられた16,000件以上の性の相談データをもとに4つのテーマで構成しました。 ①境界線・性的同意・デートDV まずは「境界線(バウンダリー)」や「性的同意」、「デートDV」をテーマに、自分も相手も大切にできる関係性について説明しました。 デートDVについては、デートDVチェッカーを使って、身体的な暴力だけでなく、SNSの監視や過度な束縛なども含まれることを紹介し、「自分が被害者になる可能性」だけでなく、「加害者にならないためにはどうすればよいか」という視点も共有しました。 さらに、恋愛は異性愛に限らないことや、恋愛をしない人もいることなど、多様な性のあり方についても説明しました。 こうした知識や態度は、恋愛関係だけでなく、家族や友人との関係、将来社会に出てからの人間関係構築にも役立つスキルであることを伝えました。 ②避妊・妊娠 続いて、避妊や妊娠について説明しました。セイシルに寄せられた避妊に関する実際の相談事例を紹介すると、生徒たちからは驚きの声も上がりました。 「ピルを飲んでいてもコンドームをつけた方がいいのか」「途中からつけたけれど大丈夫なのか」「性行為中に破れてしまった」 こうした相談は決して珍しいものではありません。コンドームや低用量ピルの避妊率は100%ではないことも紹介し、だからこそ正しい知識を身につけることが、自分自身だけでなく相手を守ることにつながると伝えました。 さらに、コンドーム装着実習も実施しました。 知識として知っていることと、実際にできることは異なります。 感想カードには「初めて触った」という声も多く寄せられました。実物に触れながら学ぶことで、装着の難しさや注意点を実感し、避妊をより身近で具体的な問題として捉える機会となりました。 その後、緊急避妊ピルや妊娠検査薬について、紹介しました。 ③マスターベーション・AVと現実 後半では、セイシルで特にアクセスの多いテーマである「マスターベーション」と「AVと現実の違い」を扱いました。 マスターベーションは、授業後の質疑応答でも特に関心の高さがうかがえたテーマです。 身近な話題だからこそ、インターネットやAVの情報をそのまま受け入れるのではなく、自分の身体や性を肯定的に捉える視点について伝えました。 また、セルフプレジャーアイテムの紹介や、AVが18歳未満の視聴を禁止されている理由についても説明し、メディアリテラシーの視点から考える機会としました。 ④プレコンセプションケア 最後は「プレコンセプションケア」をテーマに、将来の人生設計へと話を広げました。 恋愛や結婚、子どもを持つこと、働き方、健康管理、お金のこと。 性は人生の一部分ではなく、さまざまな事柄と絡み合い、人生そのものと深く関わっています。 だからこそ、「今の選択が未来につながる」というメッセージで授業を締めくくりました。 〈セイシルの「マイプレコン」冊子を配布しました〉 授業後に寄せられた質問から見えたこと 授業の最後には、Googleフォームを用いて匿名で質問を募集しました。 実際にその場で寄せられた質問の一部を紹介します。 ・オナニーしたらめっちゃ早く出る時と全然出ない時がある。不安になるが、これは普通なのか? ・高校生はどこで性交しているのですか? ・オナニーの最適な回数って何回ぐらいなんでしょうか? ・先生が性教育を教えたいと思われたのは、どのようなきっかけがあったのですか? 時間が許す限り、口頭で生徒たちに回答しました。 こうした質問から見えてくるのは、生徒たちが単に知識を求めているのではなく、「自分自身の悩みや疑問に答えてほしい」と感じていることです。 生徒が安心して疑問を言葉にできる環境をつくり、その疑問に大人が誠実に向き合うこともまた、重要な役割だと思います。 講座を受けた見学者の声 今回の授業には、近隣の養護教諭や性教育関係者も多数参加しました。 感想の一部を紹介します。 ・90分が本当にあっという間でした。生徒の反応を見ながら進める授業構成が非常に参考になりました。(性教育関係者) ・コンドームの使い方の説明だけでなく、具体的な射精の仕組みや、包茎や陰毛などの男性の身体についても丁寧に扱っていたことが印象的でした。男子生徒が自分事として学べる内容になっていたと思います。(養護教諭) ・全国の学校で実施してほしい内容でした。企業が行うメリットだと思いますが、多くの専門家の協力と信頼を得ている総合的な情報として伝えられていました。(性教育関係者) ・母数の多いセイシルの相談データを活用することで、講師個人の経験談や思想ではなく、実際の若者の声をもとに話が展開されていた点に説得力がありました。(性教育関係者) ・セイシルさんの授業は元教員ならではの授業で、大事なことをたくさん子どもたちに伝えていた。また違うテーマでもお話を聞いてみたいし、子どもたちに話してほしい。(性教育関係者) ・スライド1枚1枚が洗練されていた。カラフルで見やすい。(養護教諭) 講座を受けた生徒たちの声 授業後の感想には、「知識を得た」というだけでなく、自分自身や将来について考えるきっかけになったという声が多く見られました。 感想の一部を紹介します。 ・いままで、性に関する知識を得ようとしても、エロサイトなどにいきつきそうで、なかなか調べられなかったのですが、こういう授業を受けられてよかったです。正しい知識をつけるためのウェブサイトなどを知れてよかったです。 ・日本では性教育がタブー視されていると思うが、こうして受けてみて、コンドームの正しいつけ方やマスターベーションなどの正しいやり方を学べて、重要さに気づいた。 ・今までで一番性について詳しく学べたと思います。自分でもより多くの情報を調べようと思いました。 ・中々ドキッとする内容(脚ピンなど)が多くてためになりました。未来の幸せのために今できることをしようと思います。 ・性に関して興味や不安を感じながらも、よく分からずもやもやしたままでしたが、相談が可能な機関の紹介、性的な行為の正しい方法、世間一般のデータ、常識を知ることができ、心の拠り所とすることができました。 ・学校などでうける保健の授業よりもっと現実的な話だったのでとてもありがたいと感じた。 ・今は縁のない話だけど、いつか誰かと付き合うことになったとき、相手との関係性を大事に、対等な関係でいることを忘れないでいたいなと思います。 ・自分と周囲の人々を守るために正しい性知識は必要になる場合が多いと思う。この講座を受けてよかった。 ・初めてコンドームを触って、めちゃくちゃ発見がありました。話し方も非常に面白く、性教育を受けるとき、個人的に「SEX」の話を聞いているのに「gender」の話をされて少しモヤモヤ・・・みたいなことが結構あるのですが、そのようなことがなく、個人的にすごく好感を持てました。 担当の灘校養護教諭からのコメント 福田さん、今回は性教育授業ありがとうございます。 今回の授業は生徒が選択して受けられるというのが良かったと思います。 普段の性教育の授業より「性」のリアルを伝えてもらったと思います。 生徒の感想でもありましたが、『「SEX」の話を聞いているのに「gender」の話をされて少しモヤモヤ・・・みたいなことが結構ある』というように、普段の授業では色んな事を配慮してぼやかさなければならないことも出てきますが、希望して参加してきている生徒達にセイシルの方々が集めたリアルな情報をもとに、ぼやかさずにしっかりと「性」を伝えていただけたと思います。 私も授業を聞いていて勉強させていただいた事が多々、あります。やはり「餅は餅屋」だなと実感しました。 今後もセイシルのHPで知識を得ながら今後の保健室での相談活動に活かしていければと思っています。 TENGAだからこそできる性教育 授業後の感想からは、「知らなかったことを知れた」「不安が軽くなった」「将来に活かしたい」といった声も多く見られました。 単に知識を得ただけではなく、「理解して、安心して、これからの行動を考える」という変化が生まれていたことが印象的でした。 全国から寄せられる相談データ。100名以上の専門家ネットワーク。企業として蓄積してきた知見。 株式会社TENGAヘルスケアは、それらを活用しながら、今後も学校現場や生徒のニーズに合わせた授業を展開していきます。
【出前授業報告】阪大「性の架橋ユニットTRUSS」主催 プレコンセプションケア講座を行いました!
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2026年4月23日、大阪大学にて、学生向けプレコンセプションケア講座を実施しました。今回主催してくださったのは、大阪大学の学生団体「性の架橋ユニットTRUSS」のみなさんです。 TRUSSさんは、性教育やジェンダー、セクシュアリティについて学び、実践している大阪大学の学生団体です。 会場は大阪大学・DAICEL Studio。お昼休みの開催にもかかわらず、多くの学生さんが参加してくれました。 〈TRUSSさんが制作したフライヤー〉 はじめに:TRUSSメンバーによる司会進行 講座当日はあいにくの雨でしたが、多くの学生さんが続々と会場に集まり、TRUSSメンバーによる司会進行でスタートしました。 参加者への案内(写真に映らない席の紹介など)や会場の雰囲気づくりも学生のみなさんが担ってくださり、終始あたたかく、参加しやすい空気の中で講座が進行しました。 「性の架橋ユニットTRUSS」の活動紹介 続いて、TRUSSさんによる団体紹介が行われました。 TRUSSさんは、人間科学部・文学部の学生を中心に活動している団体で、性教育やジェンダー、セクシュアリティに関する実践活動のほか、定期的な学習会などを行っています。 大学生自身が主体となって性について学び、発信していることが伝わる紹介でした。 プレコンセプションケアをテーマに講座を実施 今回、セイシルが担当した講座のテーマは「プレコンセプションケア」。 参加した学生のみなさんは、お昼ご飯を食べながらリラックスした雰囲気で参加してくれました。時には食べる手が止まるほど、真剣に耳を傾けてくれる姿もありました。 講座では、 日本の性教育の歴史 「生命の安全教育」や不同意性交罪など最近の変化 プレコンセプションケアの考え方 不妊や健康管理について 将来設計を考えるワーク デートDVについて など、包括的性教育を基盤としたプレコンセプションケアにつながる、幅広いテーマについてお話ししました。 性教育の歴史を振り返る時間に 講座の冒頭では、日本の性教育がたどってきた歴史についても紹介しました。 1992年の「性教育元年」と呼ばれた時代や、中学生向け冊子『ラブ&ボディBOOK』の回収、2002年の七生養護学校(当時の名称)へのバッシングなど、性教育が長年制限されてきた背景について共有しました。 また、「生命の安全教育」の概要や、不同意性交罪の施行、性交同意年齢の変更、性教育書籍や生理用品の多様化など、近年の性教育を取り巻く変化についても紹介しました。 参加者への事後アンケートでも、 「性教育の歴史が興味深かったです。性のことを前面に押し出して教育すると社会からの反発があり、それによって子どもたちの学ぶ権利が奪われていったのだと感じました。」 「歴史を知ると今のタブーの風潮に理解が及び、自分の前提意識を問い直すことができてよかったです。」 という感想が寄せられました。 「自分の人生」を考えるプレコンワーク 後半では、「マイプレコン」の教材を使いながら、自分の将来について考えるワークを実施しました。 スライドでは、健康・キャリア・結婚・お金・ライフプランを横断して考える内容を紹介。 〈マイプレコンに記入する一例をスライドで紹介〉 参加者からは、多くの感想が寄せられました。 「就職活動で人生設計に悩んでいたため、色々なジャンルに分けていつどうなっていたいか考えることができ、ありがたかったです。そして、妊娠や子どもの有無・年齢などは今後の人生に大きく関わってくることを強く認識しました。」 「こんなに長いスパンで計画を考えたのは初めてで新鮮な体験でした。今を生きることに必死になっている部分があり、なかなか将来のことは現実的に捉えられなかった部分もあったのが正直なところですが、貴重な時間をありがとうございました。」 「逆算すると今に食い込んできて難しかったですが、考える機会をいただけてよかった。」 「人生設計は時々ふと思いつくのですが、その時に年表を書いて、、、と結局熱が冷めてしまうということが多かったので、このようにすぐ書き込めるというのは画期的だなと思いました!!」 「自分の将来に向き合うきっかけになりました!人生はさまざまな側面が絡み合っているので、結婚出産を考えるにあたっては調整しなくてはならないことが多いですし、そもそもパートナーが消える(!)可能性もあるな……と思うと難しいです。でもだからこそ、あらかじめある程度のビジョンを持っておく必要性があると思いました。」 「もともと博士まで行くつもりでしたが、結婚も視野に入れたパートナーができて急カーブで就活を始め、将来について考えることが多くなったので参加させていただきました。まだまだ不確定要素は多いですが、自分の仕事や、社会人博士を含めた自分の希望とパートナーの意見をすり合わせながら考えていこうと思います。」 「大学生活のことでいっぱいいっぱいで将来設計を考えられていなかったので、将来について考える良い機会になりました。性について分からないけど誰に聞いたら良いか分からないと感じていたので、パンフレットが参考になりました。」 教材「マイプレコン」のデザインへの感想も 教材自体についても、たくさんの声をいただきました。 「まずデザインが可愛い。嫌悪感や違和感を抱きにくいので内容がスッと入ってくる。自分で書き込める欄などがもっとあればおもしろいかも。」 「イラストがポップで恥ずかしさを感じることなく読めて良かったです。」 「文字が大きくて見やすい、読みやすい教材でした。」 「見易い親和的な色やデザインでよかったです。」 性について楽しく学んでもらうために運営している「セイシル」の想いを詰め込んだ、今と未来をつなぐ一冊です。 「マイプレコン」についての詳細(購入)はこちら 学生主体だからこそ生まれる会話の場 今回の講座が成功した一番の理由は、TRUSSのみなさんが主体となって運営していたことだと感じています。 同世代だからこそ生まれる安心感や話しやすさがあり、参加者同士で自然と会話が広がっていたのが印象的でした。 アンケートでも、 「非常に素晴らしい会だったと思います!!時間を多くとっても最高かなと思いますが、昼休みの時間など制約があると難しいのでしょうか。とても良い時間でした。」 「健康とかあんまり考える機会がなかったのでとても面白かったです。みんなとおしゃべりしながらできたのも良かった。前提の不妊とかの知識が入ってから書けるのが良かった」 「面白かったし楽しめたので、今度はもっと長い時間でイベントを開いてほしい。グループワークだったり、みんなで交流できる場などがもっとあればより楽しい!」 「昼休みなので1時間なのは仕方ないですが、もっと長い時間のイベントを行ってもいいと思います。話し合いの時間が結構盛り上がっていたので。」 「楽しかったです!イベントの雰囲気が開放的で良い!」 という声が寄せられていました。学生のみなさん自身がイベントづくりを楽しみながら取り組んでいたことが伝わってきました。 TRUSS代表コメント この度は素敵な講座をありがとうございました!今年の1月にTRUSSを立ち上げてからすぐに、セイシルさんにご提案をいただき、対外的に行う初めてのイベントはこれで行こう!と決めて準備に取り掛かりました。 運営は初めての経験で想定通りにいかないことばかりでしたが、当日はふらっと会場に立ち寄った学生も多数参加してくれたり、終わったあとパートナーと今後のプランについて話したよと教えてくれる友人もいて、とても実りあるイベントになったなと感じています。 性の架橋ユニットTRUSSは、「ジェンダーや性を語り合える、心理的に安全な場をつくる」をテーマに、大阪大学で哲学対話やイベントを行っています。今後は他大学で活動されている学生の皆さんや実践をされている皆さんとも積極的に関わっていけたらいいなと考えているので、ぜひお気軽にお声がけください!ありがとうございました! 性の架橋ユニット TRUSS 共同主宰 片岡美琴・福田光希 これからの人生につながる学びに TRUSSのみなさん、そして参加してくださった大阪大学のみなさん、本当にありがとうございました! 「この年になって受ける性教育を受ける意義は大きいと思いました。」という感想もあったように、ライフステージが変わるごとに必要な性の知識は変わっていきます。 今後も、それぞれの人生で性の知識、セイシルが役に立ってくれることを祈っています。 〈集合写真(掲載確認済)〉
【出前授業報告】大阪府立都島工業高校(定時制)にて出前授業を行いました!
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2026年2月、大阪府立都島工業高校(定時制)にて「多様な性」をテーマに授業を実施しました。 授業内容や実際に行ったロールプレイの台本、生徒と先生からの感想をご紹介します。 授業当日は、生徒の後方で多くの先生方にもご参加いただき、共に授業を聞いていただきました。日頃から生徒と関わる先生方にも同じ内容を共有できることは、生徒にとっての安心感につながるため、とても重要でありがたいことだと感じています。 また、授業の約1ヶ月前には、Googleフォームを用いた事前アンケートを実施しました。性の多様性に関する認知度の把握に加え、生徒が性について抱いている疑問や悩みを自由に記入してもらっています。 事後アンケートでは、「事前アンケートをもとにQ&Aコーナーがあったことが良かった」といった声も見られ、授業への満足度向上にもつながっていました。事前アンケートの実施は、ぜひおすすめしたい取り組みです。 〈生徒からの質問への回答スライドの一例〉 「性のあり方」を自分ごとに捉えるために 授業の中で特に大切にしたのは、LGBTQや多様な性のあり方を「誰かの話」としてではなく、「自分にも関係のあること」として捉えてもらうことです。また、今後のコミュニケーションにも役立つ視点として考えてもらえるよう意識しました。 LGBTQやSOQIEの基本的な説明に加え、かつては「当たり前」とされていた言葉や表現も、現在では見直されてきていることを伝えました。言葉は社会の価値観を映すものであり、性別を前提にしない表現の大切さについても触れています。 さらに、「これまでの人生で、性別を理由に選びにくかったものはなかったか」と問いかけることで、自分自身の経験を振り返る機会をつくりました。 思い込みを少しずつ減らし、否定されない安心感の中で自分らしい選択ができることは、誰にとっても生きやすい社会につながる。そのようなメッセージを大切に伝えました。 また、講師自身の経験を具体例として紹介することも、理解を深めるうえで有効です。今回は、女性を自認する講師が、小学生の時に野球チーム(いわゆる少年野球:この言葉も使われなくなっていくことに期待しています)に入っていたものの、中学進学の際に野球部へ入部できなかった体験を共有しました。こうした実体験は、生徒にとって身近でリアルに感じられ、学びをより自分ごととして捉えるきっかけになります。 先生方にご協力いただいたロールプレイ 授業の後半では、先生方にご協力いただき、ロールプレイを実施しました。 NG例とOK例の2パターンを演じていただき、それぞれを比較することで、生徒の理解をより深めることができました。 〈会話をスクリーンに映しながら、先生方のロールプレイの様子〉 先生方は台本に頼らず、相手の目を見ながら役になりきって演じてくださり、生徒たちも興味津々の様子でした。 日頃から身近な存在である先生方が実演することで、生徒の関心や理解が一層高まり、記憶に残る学びにつながったと感じています。 多様な性を学ぶロールプレイ台本とスライド 多様な性について学ぶためのロールプレイ台本とスライド例をご紹介します。 地域の方言や学校の雰囲気に合わせて、生徒にとって親しみやすい会話例にアレンジすることがポイントです。文言は適宜変更し、それぞれの学校に合った形でご活用いただければ幸いです。 〈多様な性を学ぼう ロールプレイ台本〉 〈多様な性を学ぼう スライド例〉 なお、今回は先生方にロールプレイを行っていただきましたが、担当の先生方と相談のうえ、生徒同士で実施することも方法の一つです。(ロールプレイを演劇部の生徒の発表の場として、活用される学校もあります) ただし、先生・生徒いずれの場合も、演じる本人の積極的な参加意思や懸念点がないかを事前に確認し、無理のない形で進めることが重要です。 事後アンケートの感想 授業後に実施したアンケートでは、生徒と先生方からコメントが寄せられました。 🔹生徒の感想 ・一人ひとりの良さがあるとしれた。 ・性に当たり前というのがなくて、それぞれの性がその人達にとっての良い個性なんだなと思いました。私の周りに当事者の子たちが何人かいるので深く知れてよかったです。 ・横文字をわかりやすい言葉にしてくれた。 ・丁寧でわかりやすかった。 ・勉強になりました。 ・同じ人間でも考え方が全く違うことを改めて分かった。 など 🔹先生の感想 ・自分自身の心の持ち方を中心に話してくれていたので良かったと思う。 ・わかっていたつもりでしたが、話を聞かせていただき改めて再認識させられた部分もありました。 ・わかりやすく、出来るだけソフトな言葉をえらんで話されていた。 ・ソジーやアライなど新しいワードを知り、勉強になった。 ・ロールプレイングの場面は、誰もがありうる日常的な会話のシーンだと思うので、とても身近なところから多様な性について学ぶきっかけをつくることができた。 ・100人いれば100通りの性があるという言葉が印象に残りました。LGBTQや性的マイノリティという言葉ではなく、性に関して誰もが関係するSOGIEという考え方が社会に広まっていったら良いと感じました。 ・時代とともに人との関わり方が変わっていくことなど、人間力をつけて人と接していくことが必要になると思った。 ・本校のアンケート結果や事前質問をスライドに反映していただき、それをふまえたお話があった点が良かったです。 ・「SOGIEという言葉は、LGBTQと違って誰もが持っている要素を示している。誰もが当事者である」というようなお話が特に印象に残っています。生徒にとって「普通」とは何かを改めて考える機会になったと思います。また、生徒(教員も?)が無意識のうちに作り上げてきた自分自身のモノサシ以外の視点で物事を考えるためのエッセンスをいただけたと感じています。 ・セイシルについて知れて良かったです。自身が抱えている性についてのもやもやを解消する方法が増えたと思います。 など まとめ:多様性の理解から、関わり方の変化へ 今回の授業とアンケートから見えてきたのは、性の多様性の学びは単なる知識ではなく、自分の言動や価値観を見直すきっかけになるという点です。 性の話を「特別な誰かの話」ではなく、自分や周りとの関わり方の問題として捉えていただけたなら嬉しいです。 性教育は、知識を伝えるだけでなく、人との関わり方を学ぶ教育です。 今後もセイシルでは、理解で終わらず、行動につながる性教育を届けていきたいと思います! 大阪府立都島工業高校定時制のみなさん、ありがとうございました!