news/column — 出前授業報告
阪大「性の架橋ユニットTRUSS」主催 プレコンセプションケア講座を行いました!
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2026年4月23日、大阪大学にて、学生向けプレコンセプションケア講座を実施しました。今回主催してくださったのは、大阪大学の学生団体「性の架橋ユニットTRUSS」のみなさんです。 TRUSSさんは、性教育やジェンダー、セクシュアリティについて学び、実践している大阪大学の学生団体です。 会場は大阪大学・DAICEL Studio。お昼休みの開催にもかかわらず、多くの学生さんが参加してくれました。 〈TRUSSさんが制作したフライヤー〉 はじめに:TRUSSメンバーによる司会進行 講座当日はあいにくの雨でしたが、多くの学生さんが続々と会場に集まり、TRUSSメンバーによる司会進行でスタートしました。 参加者への案内(写真に映らない席の紹介など)や会場の雰囲気づくりも学生のみなさんが担ってくださり、終始あたたかく、参加しやすい空気の中で講座が進行しました。 「性の架橋ユニットTRUSS」の活動紹介 続いて、TRUSSさんによる団体紹介が行われました。 TRUSSさんは、人間科学部・文学部の学生を中心に活動している団体で、性教育やジェンダー、セクシュアリティに関する実践活動のほか、定期的な学習会などを行っています。 大学生自身が主体となって性について学び、発信していることが伝わる紹介でした。 プレコンセプションケアをテーマに講座を実施 今回、セイシルが担当した講座のテーマは「プレコンセプションケア」。 参加した学生のみなさんは、お昼ご飯を食べながらリラックスした雰囲気で参加してくれました。時には食べる手が止まるほど、真剣に耳を傾けてくれる姿もありました。 講座では、 日本の性教育の歴史 「生命の安全教育」や不同意性交罪など最近の変化 プレコンセプションケアの考え方 不妊や健康管理について 将来設計を考えるワーク デートDVについて など、包括的性教育を基盤としたプレコンセプションケアにつながる、幅広いテーマについてお話ししました。 性教育の歴史を振り返る時間に 講座の冒頭では、日本の性教育がたどってきた歴史についても紹介しました。 1992年の「性教育元年」と呼ばれた時代や、中学生向け冊子『ラブ&ボディBOOK』の回収、2002年の七生養護学校(当時の名称)へのバッシングなど、性教育が長年制限されてきた背景について共有しました。 また、「生命の安全教育」の概要や、不同意性交罪の施行、性交同意年齢の変更、性教育書籍や生理用品の多様化など、近年の性教育を取り巻く変化についても紹介しました。 参加者への事後アンケートでも、 「性教育の歴史が興味深かったです。性のことを前面に押し出して教育すると社会からの反発があり、それによって子どもたちの学ぶ権利が奪われていったのだと感じました。」 「歴史を知ると今のタブーの風潮に理解が及び、自分の前提意識を問い直すことができてよかったです。」 という感想が寄せられました。 「自分の人生」を考えるプレコンワーク 後半では、「マイプレコン」の教材を使いながら、自分の将来について考えるワークを実施しました。 スライドでは、健康・キャリア・結婚・お金・ライフプランを横断して考える内容を紹介。 〈マイプレコンに記入する一例をスライドで紹介〉 参加者からは、多くの感想が寄せられました。 「就職活動で人生設計に悩んでいたため、色々なジャンルに分けていつどうなっていたいか考えることができ、ありがたかったです。そして、妊娠や子どもの有無・年齢などは今後の人生に大きく関わってくることを強く認識しました。」 「こんなに長いスパンで計画を考えたのは初めてで新鮮な体験でした。今を生きることに必死になっている部分があり、なかなか将来のことは現実的に捉えられなかった部分もあったのが正直なところですが、貴重な時間をありがとうございました。」 「逆算すると今に食い込んできて難しかったですが、考える機会をいただけてよかった。」 「人生設計は時々ふと思いつくのですが、その時に年表を書いて、、、と結局熱が冷めてしまうということが多かったので、このようにすぐ書き込めるというのは画期的だなと思いました!!」 「自分の将来に向き合うきっかけになりました!人生はさまざまな側面が絡み合っているので、結婚出産を考えるにあたっては調整しなくてはならないことが多いですし、そもそもパートナーが消える(!)可能性もあるな……と思うと難しいです。でもだからこそ、あらかじめある程度のビジョンを持っておく必要性があると思いました。」 「もともと博士まで行くつもりでしたが、結婚も視野に入れたパートナーができて急カーブで就活を始め、将来について考えることが多くなったので参加させていただきました。まだまだ不確定要素は多いですが、自分の仕事や、社会人博士を含めた自分の希望とパートナーの意見をすり合わせながら考えていこうと思います。」 「大学生活のことでいっぱいいっぱいで将来設計を考えられていなかったので、将来について考える良い機会になりました。性について分からないけど誰に聞いたら良いか分からないと感じていたので、パンフレットが参考になりました。」 教材「マイプレコン」のデザインへの感想も 教材自体についても、たくさんの声をいただきました。 「まずデザインが可愛い。嫌悪感や違和感を抱きにくいので内容がスッと入ってくる。自分で書き込める欄などがもっとあればおもしろいかも。」 「イラストがポップで恥ずかしさを感じることなく読めて良かったです。」 「文字が大きくて見やすい、読みやすい教材でした。」 「見易い親和的な色やデザインでよかったです。」 性について楽しく学んでもらうために運営している「セイシル」の想いを詰め込んだ、今と未来をつなぐ一冊です。 「マイプレコン」についての詳細(購入)はこちら 学生主体だからこそ生まれる会話の場 今回の講座が成功した一番の理由は、TRUSSのみなさんが主体となって運営していたことだと感じています。 同世代だからこそ生まれる安心感や話しやすさがあり、参加者同士で自然と会話が広がっていたのが印象的でした。 アンケートでも、 「非常に素晴らしい会だったと思います!!時間を多くとっても最高かなと思いますが、昼休みの時間など制約があると難しいのでしょうか。とても良い時間でした。」 「健康とかあんまり考える機会がなかったのでとても面白かったです。みんなとおしゃべりしながらできたのも良かった。前提の不妊とかの知識が入ってから書けるのが良かった」 「面白かったし楽しめたので、今度はもっと長い時間でイベントを開いてほしい。グループワークだったり、みんなで交流できる場などがもっとあればより楽しい!」 「昼休みなので1時間なのは仕方ないですが、もっと長い時間のイベントを行ってもいいと思います。話し合いの時間が結構盛り上がっていたので。」 「楽しかったです!イベントの雰囲気が開放的で良い!」 という声が寄せられていました。学生のみなさん自身がイベントづくりを楽しみながら取り組んでいたことが伝わってきました。 TRUSS代表コメント この度は素敵な講座をありがとうございました!今年の1月にTRUSSを立ち上げてからすぐに、セイシルさんにご提案をいただき、対外的に行う初めてのイベントはこれで行こう!と決めて準備に取り掛かりました。 運営は初めての経験で想定通りにいかないことばかりでしたが、当日はふらっと会場に立ち寄った学生も多数参加してくれたり、終わったあとパートナーと今後のプランについて話したよと教えてくれる友人もいて、とても実りあるイベントになったなと感じています。 性の架橋ユニットTRUSSは、「ジェンダーや性を語り合える、心理的に安全な場をつくる」をテーマに、大阪大学で哲学対話やイベントを行っています。今後は他大学で活動されている学生の皆さんや実践をされている皆さんとも積極的に関わっていけたらいいなと考えているので、ぜひお気軽にお声がけください!ありがとうございました! 性の架橋ユニット TRUSS 共同主宰 片岡美琴・福田光希 これからの人生につながる学びに TRUSSのみなさん、そして参加してくださった大阪大学のみなさん、本当にありがとうございました! 「この年になって受ける性教育を受ける意義は大きいと思いました。」という感想もあったように、ライフステージが変わるごとに必要な性の知識は変わっていきます。 今後も、それぞれの人生で性の知識、セイシルが役に立ってくれることを祈っています。 〈集合写真(掲載確認済)〉
大阪府立都島工業高校(定時制)にて出前授業を行いました!
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2026年2月、大阪府立都島工業高校(定時制)にて「多様な性」をテーマに授業を実施しました。 授業内容や実際に行ったロールプレイの台本、生徒と先生からの感想をご紹介します。 授業当日は、生徒の後方で多くの先生方にもご参加いただき、共に授業を聞いていただきました。日頃から生徒と関わる先生方にも同じ内容を共有できることは、生徒にとっての安心感につながるため、とても重要でありがたいことだと感じています。 また、授業の約1ヶ月前には、Googleフォームを用いた事前アンケートを実施しました。性の多様性に関する認知度の把握に加え、生徒が性について抱いている疑問や悩みを自由に記入してもらっています。 事後アンケートでは、「事前アンケートをもとにQ&Aコーナーがあったことが良かった」といった声も見られ、授業への満足度向上にもつながっていました。事前アンケートの実施は、ぜひおすすめしたい取り組みです。 〈生徒からの質問への回答スライドの一例〉 「性のあり方」を自分ごとに捉えるために 授業の中で特に大切にしたのは、LGBTQや多様な性のあり方を「誰かの話」としてではなく、「自分にも関係のあること」として捉えてもらうことです。また、今後のコミュニケーションにも役立つ視点として考えてもらえるよう意識しました。 LGBTQやSOQIEの基本的な説明に加え、かつては「当たり前」とされていた言葉や表現も、現在では見直されてきていることを伝えました。言葉は社会の価値観を映すものであり、性別を前提にしない表現の大切さについても触れています。 さらに、「これまでの人生で、性別を理由に選びにくかったものはなかったか」と問いかけることで、自分自身の経験を振り返る機会をつくりました。 思い込みを少しずつ減らし、否定されない安心感の中で自分らしい選択ができることは、誰にとっても生きやすい社会につながる。そのようなメッセージを大切に伝えました。 また、講師自身の経験を具体例として紹介することも、理解を深めるうえで有効です。今回は、女性を自認する講師が、小学生の時に野球チーム(いわゆる少年野球:この言葉も使われなくなっていくことに期待しています)に入っていたものの、中学進学の際に野球部へ入部できなかった体験を共有しました。こうした実体験は、生徒にとって身近でリアルに感じられ、学びをより自分ごととして捉えるきっかけになります。 先生方にご協力いただいたロールプレイ 授業の後半では、先生方にご協力いただき、ロールプレイを実施しました。 NG例とOK例の2パターンを演じていただき、それぞれを比較することで、生徒の理解をより深めることができました。 〈会話をスクリーンに映しながら、先生方のロールプレイの様子〉 先生方は台本に頼らず、相手の目を見ながら役になりきって演じてくださり、生徒たちも興味津々の様子でした。 日頃から身近な存在である先生方が実演することで、生徒の関心や理解が一層高まり、記憶に残る学びにつながったと感じています。 多様な性を学ぶロールプレイ台本とスライド 多様な性について学ぶためのロールプレイ台本とスライド例をご紹介します。 地域の方言や学校の雰囲気に合わせて、生徒にとって親しみやすい会話例にアレンジすることがポイントです。文言は適宜変更し、それぞれの学校に合った形でご活用いただければ幸いです。 〈多様な性を学ぼう ロールプレイ台本〉 〈多様な性を学ぼう スライド例〉 なお、今回は先生方にロールプレイを行っていただきましたが、担当の先生方と相談のうえ、生徒同士で実施することも方法の一つです。(ロールプレイを演劇部の生徒の発表の場として、活用される学校もあります) ただし、先生・生徒いずれの場合も、演じる本人の積極的な参加意思や懸念点がないかを事前に確認し、無理のない形で進めることが重要です。 事後アンケートの感想 授業後に実施したアンケートでは、生徒と先生方からコメントが寄せられました。 🔹生徒の感想 ・一人ひとりの良さがあるとしれた。 ・性に当たり前というのがなくて、それぞれの性がその人達にとっての良い個性なんだなと思いました。私の周りに当事者の子たちが何人かいるので深く知れてよかったです。 ・横文字をわかりやすい言葉にしてくれた。 ・丁寧でわかりやすかった。 ・勉強になりました。 ・同じ人間でも考え方が全く違うことを改めて分かった。 など 🔹先生の感想 ・自分自身の心の持ち方を中心に話してくれていたので良かったと思う。 ・わかっていたつもりでしたが、話を聞かせていただき改めて再認識させられた部分もありました。 ・わかりやすく、出来るだけソフトな言葉をえらんで話されていた。 ・ソジーやアライなど新しいワードを知り、勉強になった。 ・ロールプレイングの場面は、誰もがありうる日常的な会話のシーンだと思うので、とても身近なところから多様な性について学ぶきっかけをつくることができた。 ・100人いれば100通りの性があるという言葉が印象に残りました。LGBTQや性的マイノリティという言葉ではなく、性に関して誰もが関係するSOGIEという考え方が社会に広まっていったら良いと感じました。 ・時代とともに人との関わり方が変わっていくことなど、人間力をつけて人と接していくことが必要になると思った。 ・本校のアンケート結果や事前質問をスライドに反映していただき、それをふまえたお話があった点が良かったです。 ・「SOGIEという言葉は、LGBTQと違って誰もが持っている要素を示している。誰もが当事者である」というようなお話が特に印象に残っています。生徒にとって「普通」とは何かを改めて考える機会になったと思います。また、生徒(教員も?)が無意識のうちに作り上げてきた自分自身のモノサシ以外の視点で物事を考えるためのエッセンスをいただけたと感じています。 ・セイシルについて知れて良かったです。自身が抱えている性についてのもやもやを解消する方法が増えたと思います。 など まとめ:多様性の理解から、関わり方の変化へ 今回の授業とアンケートから見えてきたのは、性の多様性の学びは単なる知識ではなく、自分の言動や価値観を見直すきっかけになるという点です。 性の話を「特別な誰かの話」ではなく、自分や周りとの関わり方の問題として捉えていただけたなら嬉しいです。 性教育は、知識を伝えるだけでなく、人との関わり方を学ぶ教育です。 今後もセイシルでは、理解で終わらず、行動につながる性教育を届けていきたいと思います! 大阪府立都島工業高校定時制のみなさん、ありがとうございました!
【出前授業報告】宇治市立広野中学校1年生向けの出前授業に行きました!
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昨年2025年12月、宇治市立広野中学校で、中学1年生を対象とした性教育の出前授業「ジブンを守る性教育講座〜自分と相手の心と体を大切にするために〜」を、セイシルスタッフが行いました。 授業の1ヶ月前には事前アンケート(googleフォーム)を実施し、性に関する認知度の調査や、生徒が性に関して疑問に思っていることや、悩みを回答してもらいました。 「デートDV」や「PMS」などの言葉の意味、どんなものなのか知っていると答えた生徒は、1割もいない状況でした。 導入:多様な性について考えよう 授業のはじめは、「LGBTQ+」をテーマに、人の心や恋愛の形は一人ひとり違うということを学ぶところからスタートしました。 恋愛をしない人、同性を好きになる人、異性を好きになる人、どちらも好きになる人など、さまざまな在り方があることを伝えました。 また、性のあり方には次の4つの要素があると言われています。 〈性のあり方にかかわる性の4要素のデータダウンロードはこちら〉 ・からだの性(生物学的な性) ・性的指向(どんな性別に惹かれるか) ・性自認(自分をどんな性別だと感じているか) ・性表現(どのように自分を表現するか) 心の中で、自分自身の「性の4要素」について考えてもらい、価値観や感じ方が人それぞれ違うのは当たり前だということを共有しました。 体もみんな違って、みんなふつう 次に、心だけでなく「体も人それぞれ違う」ということを学びました。 男性のからだについては、射精の仕組みや包茎、夢精などを、 女性のからだについては、月経の仕組みや生理痛、PMSなどを説明しました。 個人差については、あるとはなんとなくわかってはいても不安になる若者は多いです。あらためて大人から伝えたり、グラフなどの数字で示すと安心しやすいと思います。 その後、生命の誕生についてイラストを使って解説し、事前アンケートで寄せられていた質問にも答えました。 「デートDVチェッカー」で自分ごとに その後、休憩時間をはさみ、生徒一人ひとりに「デートDVチェッカー」を配布しました。 デートDVチェッカーは、別の話題の最中に手元にあると気になりすぎてしまうため、デートDVに関する話の前に配布するのがおすすめです。 休憩後は、デートDVチェッカーを使って、友達や恋人とのコミュニケーションについて学びました。 SNSの使い方についてのロールプレイ 最後は、SNSについての使い方について、生徒同士でのロールプレイ(寸劇)を交えて解説しました。 〈SNSの画面をスクリーンに映しながら、台本を読むロールプレイの様子〉 ロールプレイに生徒たちは大盛り上がり。 大きな注目を集める寸劇となり、とても印象に残る学びの時間になりました。 〈スクリーンのSNS上での会話のスライド〉 生徒たちの協力のおかげで、 ・知らない人からのメッセージには反応しないこと ・プロフィールは本当の姿とは限らないこと ・グルーミングへの注意 ・個人情報がどのように悪用されるか といったような大切なポイントを、しっかり伝えることができました。 事前質問からのQ&Aコーナー 最後は、授業前にアンケートで集めた匿名の質問に答えるQ&Aコーナー。生徒たちのリアルな悩みに一つずつ丁寧に答えました。 他にも、「不妊症って何?」「生理痛を男子に馬鹿にされるのがしんどい」「なぜ人はセックスをする?」など、多くの質問を生徒たちからもらい、授業の中で1つずつ説明しました。 生徒たちのアンケートから 授業後に実施したアンケートでは、多くの生徒から印象的なコメントが寄せられました。 🔹デートDVチェッカーの感想 ・楽しむためには相手の気持ちを考えることが大事。 ・わかりやすいし、定規としても使えるから嬉しい ・自分もノリで友達にボディタッチしたりしてたからやめようと思った ・もし気になったことがあったらこれで確認しようと思います。 ・デートDVは少ないものだと思っていたけど多いと思いました。 など 🔹ロールプレイ(生徒による寸劇)の感想 ・身近なところに危ない状況があるという事がわかった。 ・SNSは相手が分からないので、個人情報は絶対に話さないように気をつけようと思った。 ・わかりやすい劇だったと思う。知らない人には個人情報を教えないように気をつけようと思った。 ・家でもSNSなどに顔写真とかを載せたらダメって決まっているけど、寸劇を見てもっと気をつけようとおもった。 ・僕もインスタというアプリでこのような経験があります。 ・知らない人とDMしたこととかあったから、これからはしないように気をつけようと思った。 ・実際にあると思ったらゾクゾクしたので気をつけたいと思った。 ・まだスマホは持っていませんがこれで学んだことに気を付けていきたいです など 🔹そのほか自由回答より ・いろんなことが知れたし男の事もわかったからよかった。 ・とても人生のためになった。ほんまにありがたいです。安心した。 ・はじめて性について詳しく知れたし、知らなかった事が多かったからよかったなと思った。 ・ロールプレイが印象に残りました。 ・生理とかの時の体を大切にするコツを教えてもらえてよかった。 ・肉体的関係だけでなく、人間関係なども講演内容にあったので今からでも活用できる術があったところがよかった。 ・全てのことが興味深かったので面白かった。 ・月経とか自分がまだ来てないから深く聞けてよかった。 ・よくわからないことをわかりやすいイラストを使って説明しているのが良かった。 ・悩みがあったら相談するところがあるんだなと分かった。 など まとめ:生徒の声から見えた、性教育の手応え 授業後には、今回担当してくださった先生と一緒に、アンケート結果を見ながら振り返りを行いました。「楽しく学べた」という声が多く、私たちも安心しました。 後日、 「授業は学年の先生方にもとても好評で、数日たってからも職員室で話題になっています。本当にありがとうございました。」 という嬉しいメールもいただきました。 性教育は、単に性の知識を伝えるものではありません。 人との関わり方を学ぶ『生き方の教育』であり、他者への思いやりを育てる『人権教育』でもあります。 生徒たちの率直な声から、私たちセイシルスタッフ自身も多くの学びを得ることができました。 これからも出前授業を通して、子どもたちの性の健康を守る活動を続けていきたいと思います。
【出前授業報告】神港学園高校1年生に向けて「性に関する講演会」を行いました!
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先日、神戸市の神港学園高等学校で、1年生を対象とした「性に関する講演会」をセイシルスタッフが行いました。男子生徒が多い学校さんです。今回は、産婦人科医の松本由紀子先生(プリュームレディースクリニック)と一緒に登壇しました。複数の講師が登壇することで、話し手が変わる分、生徒の集中力がUPするだけでなく、異なる立場から話すことで専門性も上がるというメリットがあります。 講演会の内容(セイシル & 松本先生) 以下の内容で、それぞれの講師から話をしました。 ● セイシル(泌尿器科・性に関するコミュニケーション) 包茎 マスターベーション デートDV(デートDVチェッカーの配布) 性行為と性的同意 避妊方法・コンドームの使い方 ● 松本由紀子先生(産婦人科) 月経のしくみ 月経困難症・月経痛への対応 PMS 婦人科受診の目安 ナプキン&タンポンの使い方(生理用品の配布) 今回はセイシルの「避妊方法・コンドームの使い方」と、松本先生の「ナプキン&タンポンの使い方」に着目して、紹介します! セイシルによる「避妊方法・コンドームの使い方」 事前アンケートで「知っている避妊法」を尋ねたところ、「コンドーム」の回答が一番多く、その次に「ピル」の回答が多かったです。 中には「知らない」と答えてくれる生徒も数名。避妊方法として「アフターピル」を挙げていた生徒もいたため、低用量ピルとの違いも説明しました。 高校生に特におすすめしたい避妊方法として、コンドームと低用量ピルを紹介。中には「そもそもしない」という“究極の避妊法”を答えてくれていた生徒も見られました。 最後には、大きな見本用コンドーム「コンドームアーム」を使って、実際の使い方を説明しました。使い方について想像以上に難しいことに気づき、「練習が必要だ」と実感する時間になっていれば嬉しいです。 松本先生による「ナプキン&タンポンの使い方」 松本先生による月経についての説明後、学校の先生方が準備してくださったナプキン(昼用・羽あり)とタンポンを生徒たちに配布しました。 女子生徒はタンポン、男子生徒はナプキンが配られました。使い方を説明し、実際にその場で開封。初めて触る生徒も多く、興味津々の表情があふれました。 男女それぞれ、自分が持っていない生理用品を近くの生徒に見せてもらいながら、手に取り触れる貴重な体験に。 セイシルスタッフも巡回し「タンポンを知ってはいるが、見たことも触ったこともない生徒」が多いことを感じました。「おお〜!すげ〜!」という驚きの声が多く、ナプキンのテープを貼って捨てるところまで実践でき、「できた!」と満足げに丸めたナプキンを見せてくれる生徒もいました。 事前質問&講演中の匿名質問システム 授業の1か月ほど前にアンケートで性に関する質問を募集し、講演内で回答しました。事前質問には、「恋愛や性別に関することを過剰に嫌うのはよくないのか?」「いわゆる下ネタを詳しく知らない」「EDって何?」など、幅広い内容が寄せられました。 授業開始時にはQRコードを読み込み、講演会中いつでもタブレットで質問できるように設定。友達の質問を聞くほど質問が増え、当初は少なかったものの、最終的には時間切れになるほど質問が寄せられました。 講演会の最後に手を挙げて質問する生徒は少ないため、匿名で回収できるこの方法はとてもおすすめです。「ペニスが小さいのですが大丈夫?」「生理中にセックスしてもいいですか?」など、率直な悩みが寄せられました。 講演会後のアンケートの感想 授業後に実施したアンケートでは、多くの生徒から印象的なコメントが寄せられました。 🔹デートDVチェッカーを配布した感想 女性は一人の人間で自分の物ではないという考え方が大事だなと思った 自分に彼女が出来た時はお互いが平等になれるような関係を築いていきたいと思った。 普段していたことが相手からしたら嫌なこともあると知った そこまで気にしてなかったことがDVにあたっていたりされていたりと細かくしれて良かった。 友達同士でも距離感を間違えたらダメだと思った、気をつけようと思った 自分を俯瞰して見るべきだと思った 相手の体に触れたりする時は許可を取ろうと思った よく見極めてからお付き合いをする あれ、と思ったらチェッカーを見て確認しようと思いました。 人によってDVの基準が違うから気をつけないといけないと思った 🔹実際にナプキンやタンポンを触ってみた感想 タンポン初めて触ってみてスポーツ中とかに役立つと思った 今まで親のやつを見たことしかなかったけど実際に触って見てさらに理解できた ナプキンが結構分厚くてびっくりしました ふわふわで高級なテイッシュみたいだった 初めて触ったからわからないことだらけで女性って大変なんだと感じました。 いままで講演とかでは話を聞くだけだったからすごいとおもった 想像していた形と違うかった ナプキンは小さい頃使ってたオムツみたいな感覚 何時間に一回は変えないといけないのがめんどくさそう。 タンポンに対してのイメージが全く持てていなかったから実際に見れてよかった なんかもふもふしていてつけてたら変な感覚になりそうだと思いました 女の子にはいつでも優しく接しようと思いました 女性たちはこんなものを使っているのかとわかった 🔹そのほか自由回答より 性に関する知識が増えて、これからの生活に活かそうと思いました 人に聞きづらいことを詳しく説明してくださって、わかりやすかったです。 性のことは苦手だけど絵だったから大丈夫だった 曖昧なところもあったからちゃんとしれてよかった。 生理のことを知れたので、これから寄り添ってあげられるなと思いました。 実際に使うものを持ってきてくれてわかりやすかった 最後に質問に答えてくれて良かった 大人になっていくうえで大切なことを聞けてよかった 男子も女子もお互いのしらなかったことが知れて良かった 男女一緒に性についての話を聞くことが、もしかしたらもうないのでいい機会だったと思います。 まとめ:今回の講演会で見えたこと 感想の中には「用語がわからないところがあった」という声もありました。講師側が「これくらいは知っているだろう」と思っていても、生徒にとっては初めて聞く言葉かもしれません。 特に、生徒から寄せられる質問には他の生徒が知らない言葉が混ざる可能性が高いため、一つ一つを丁寧に説明することの大切さを改めて感じました。こうした気づきは、次の授業をよりよくするための大切な改善点です。 生徒の声からは、性の知識だけでなく、相手への思いやりや人間関係の大切さを考えるきっかけにもなったことが伺えます。 今回の講演会で得た学びが、生徒たちの「誰かを思いやる力」につながりますように!
【出前授業報告】大阪府内の中学3年生向けの出前授業に行きました!
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先日、大阪府内の中学校で、中学3年生を対象とした性教育の出前授業をセイシルスタッフが行いました。テーマは「あなたと私の心と体を大切にするために」。デートDVや性的同意といった内容を通して、「自分と相手を大切にする関係性」について考える授業です。 導入:人間関係の価値観は人それぞれ 授業のはじめは、「人間関係における価値観の違い」をテーマにしたワークからスタートしました。「自分が誰かと一緒にいたいと思うとき、どんな相手とどんな関係でいることが大切だと思いますか?」という問いをきっかけに、生徒たちは一人ひとり、自分の考えをじっくりと振り返ります。考える中で、12個の価値観の項目から「自分が大切にしたいもの」を選び、周囲の人と話し合う時間を設けました。対話を通して、人によって感じ方や大切にするものが異なることを実感するきっかけになったのではないでしょうか。その後、もしお互いの価値観が違うカップルがいたら、自分が友達ならどのようなアドバイスができるかについて考えました。 大事にする価値観が異なるカップルの例スライド デートDVとは?「デートDVチェッカー」で自分ごとに 本題のデートDV(若いカップル間での暴力)についての学びでは、生徒一人ひとりに「デートDVチェッカー」を配布しました。 デートDVチェッカーは、目盛りに照らし合わせて、自分の身や友達の身にデートDVが起きているかどうかチェックする道具です。 自分では今まで気づいていなかった被害や加害に気づきやすくなります。 注意が必要とされる黄色の項目が赤色に感じる人もいれば、至急相談が必要な赤色の項目を危険だと感じない人もいて、さらに導入で考えたような価値観の違いを生徒たちは感じてくれたと思います。 恋は盲目という言葉があるほどに、恋愛は周りの声が聞こえなくなったり、冷静な判断ができなくなってしまうことがあります。 被害や加害にいち早く気づくためにも、1つの目安として紹介しました。 授業の中盤では、先生同士でのロールプレイ(寸劇)を交えて解説しました。 最後にも生徒たちの感想をまとめて紹介していますが、大注目の中の寸劇でした。先生方の協力のおかげで、より記憶に残る学びになったと思います。 束縛や無視、SNSの監視など、「暴力」と聞くと殴る・蹴るを想像しがちですが、実際には言葉や態度でも相手を傷つけることがあると知ってもらう機会にもなりました。 性的同意 ― 相手の「YES」を大切にすること 次に扱ったのは「性的同意」です。性的な場面に限らず、日常の中でも「相手がどう思っているかを確かめること」の大切さを伝えました。 たとえば、次のような場合は性的同意がとれているとは言えません。 相手の気持ちを確かめずに、「これは相手もしたがっている」「今日はいいってことだ!」と勝手に思い込むのは非常に危険です。 大切なのは、「相手の気持ちを確認すること」。どんな関係でも、同意の確認があってこそ安心できる関係が築けます。 事前質問からのQ&Aコーナー 最後は、授業前にアンケートで集めた匿名の質問に答えるQ&Aコーナー。生徒たちのリアルな悩みに一つずつ丁寧に答えました。 他にも、「射精って絶対しないといけないものなのか」「生理と性行為の関係性について教えて欲しい」「生理痛もひどいし…量が多くて貧血になりやすい。そのときどうすればいい?」など、多くの質問を生徒たちからもらい、授業の中で1つずつ説明しました。 生徒たちのアンケート結果 授業後に実施したアンケートでは、多くの生徒から印象的なコメントが寄せられました。 🔹デートDVチェッカーの感想 ・家族や友達にも、危険な状況にならないよう気をつけようと思ったし、人と人との感覚が違うと思った。 ・定規に使えるのがとてもいいと思った。 ・今まで束縛や支配の関係について「彼氏(推し)にされたら嬉しいからOK」と考えていたのでアニメ(妄想)と現実の区別をちゃんと付けないとと思った。 ・好きだからこそ感覚が分からなくなったりすることがあっても、チェック表をみて自分の状況を確かめるきっかけになるからいいものだなと思った。 ・赤いゾーンになってる友達がおったら助けてあげたいと思った。 ・赤色や黄色の項目の中にも、「これってダメなんや、、」と思う項目がいくつかあった。人によって価値観は大きく異なるのだなあと思った。 🔹ロールプレイ(先生による寸劇)の感想 ・人間って、イライラしている時はどうしても自分本位でしか考えられなくなってしまうから、彼氏さんのように相手を思いやりながら自分の気持ちを伝えられるようになりたいと思った。 ・男女間のやり取りだけではなく同性の友達同士においても大切なことだと思った。 ・自分は彼氏が居ないのでそういう経験はないけど、友達などがそういう事に巻き込まれていたりしたら助けてあげたいし、そういう関係にならない為にも自分で自分を守れるようになりたいです。 ・先生の演技がうまかった。こんな人にはならないようにしようと思った。 ・こういうことが見てないところで起こってそうだから、それをみんなで再認識できたのが良かったと思う。 ・言葉使いがいつも悪かったので、今回の寸劇では言葉使いに気をつけようと思いました。 🔹そのほか自由回答より ・自分は質問してないけど気になることがわかった。 ・質問に回答してくださりありがとうございました。そして、わかりやすい講演や、画像がとても助かりました。 ・普段は恥ずかしくて親や友人に聞かないことも詳しく学ぶ事ができて良かったです。 ・私は生理が結構重く、痛さも結構あったり頭痛や眠気などの症状が出るから、1人で悩んでいたけど、セイシルの授業を受けて、少し安心した。 ・性について知る機会があまりないのでいろんなことを知れました。ありがとうございました。 ・デートDVのことを詳しく知ることができたし、先生たちの会話でそういうことがDVなの!?と疑問に思いつつも、傷つく人がいるんだなと講演後には理解でき、とてもためになりました。 ・イラストが多くて、スライドが見やすかったし、デートdvとかの用語もわかりやすく説明されていて、良かったと思った。先生による寸劇も言葉で伝えるよりも実際に状況を見て学ぶことができたから、わかりやすかったし、聞きやすい雰囲気になっていたと思った。 ・無駄に回りくどい言い回しをせず、ストレートに話してくれてよかった。 ・一つ一つの課題について詳しくまとめられていたので話を聞きやすかった。恥ずかしいと思う事もあったけどとても良い機会だった。 まとめ:「知ること」が自分と誰かを守る力に 授業の後には、授業を聞いてくださった先生方(担任の先生、養護教諭の先生、校長先生)と振り返りの会を行いました。「みんな想像以上に話を聞いていた」との感想がありました。 性教育は、単に「性の知識」を教えるだけのものではありません。人との関わり方を学ぶ「生き方教育」であり、他者への思いやりを育てる「人権教育」でもあると思います。 生徒たちの率直な声から、私たちセイシルスタッフも多くの気づきを得ることができました。これからも、こうした出前授業を通して、子どもたちの性の健康を守る活動を続けていきたいと思います。