【出前授業報告】富田林高校にて出前授業を実施しました!
投稿者 : on
先日、大阪府立富田林高等学校にて、生徒の皆さんを対象に「性に関する講演会」を実施しました。
今回のテーマは、「自分と相手を守るための3つの力」。
性教育というと、妊娠や性感染症など「からだ」に関する内容がイメージされがちですが、性にまつわる心配ごとはそれだけではありません。
そこで今回は、
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相手との関係を守る力
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ネット上で自分を守る力
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からだを守る力
という3つの視点から、高校生がこれから自分や相手を大切にするために知っておいてほしいことを伝えました。

生徒の緊張をほぐすアイスブレイク
「性に関する講演会」と聞くと、「どんな話を聞かされるんだろう……」と身構えたり、不安になったりする生徒も少なくありません。
そこで、少しでも緊張をほぐし、リラックスして講演に参加してもらえるよう、授業のはじめに生徒同士で話すアイスブレイクの時間を設けました。
今回、生徒の皆さんに話してもらったテーマはこちらです。
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①朝、家を出るまでに一番時間がかかること ②今日の「性に関する講演会」で話を聞くときに大事にしたいことや意気込み (例:無理せずリラックスして聞く、楽しみにしていたのでたくさん知識を得る など) |
いざ始めてみると、会場はすぐににぎやかな雰囲気に。
「このまま30分くらい話せるのでは?」と思うほど、生徒の皆さんは盛り上がって話していました。

性について学ぶ時間だからこそ、いきなり本題に入るのではなく、まずは安心して話を聞ける雰囲気をつくることも大切です。
①「相手との関係を守る力」―性的同意やバウンダリーについて
最初にテーマとして取り上げたのは、性的同意やバウンダリー(境界線)についてです。
「触られてもいい・イヤ」「聞かれてもいい・イヤ」「会いたい・会いたくない」など、自分にも相手にも「ここまではOK」という境界線があります。
そして、その境界線は人によって異なり、その日の気分や状況によって変わることもあります。
授業では、性的な行為だけでなく、手をつなぐ、ハグやキスをする、身体に触れる、性的な話をするといった場面にも同意が必要であることを確認しました。
さらに、バウンダリーを無視する関係としてデートDVを取り上げたほか、セクシュアルハラスメント、被害者への責任転嫁、周囲でハラスメントなどを見かけた際に行動する「アクティブバイスタンダー」についても紹介しました。

②「ネット上で自分を守る力」―SNSで起こりうる性被害を考える
2つ目は、SNSなどインターネット上で自分を守るための知識です。
知らない相手から届いたDMを題材に、「同い年」「同じ趣味」と書かれていても本当とは限らないことや、少しずつ信頼関係をつくって写真や個人情報を求める「グルーミング」の手口について紹介しました。

また、一度送った写真は完全には取り消せないこと、写真の背景から学校や居場所が特定される可能性があることなども説明。
少しでも「変だな」「怖いな」と感じたら返信しなくていいこと、困ったときにはスクリーンショットなどの証拠を残して信頼できる大人へ相談すること、性被害に遭った際の相談先についても伝えました。
③「からだを守る力」―避妊・性感染症を具体的に
3つ目は、避妊や性感染症など、からだを守るための知識です。
避妊については、低用量ピルやコンドーム、緊急避妊薬(アフターピル)などを取り上げました。
特にコンドームについては、「高校生でも購入できるの?」「正しく使うにはどうすればいい?」といった疑問にも触れながら、具体的な使用方法をイラストで紹介しました。

また、予期せぬ妊娠への対応や妊娠検査薬、性感染症についても解説。
性感染症は症状がない場合もあり、見た目だけでは判断できないことや、不安があれば検査・受診につなげることの大切さを伝えました。
生徒たちが「困ったときにどこへ行けばいいのか」までイメージできるよう、学校近隣の性感染症検査施設やさまざまな相談窓口も紹介しました。
事前アンケートの質問にも回答
今回の授業では、一方的に知識を伝えるだけではなく、事前に生徒の皆さんから性に関する疑問や悩みを募集し、Q&Aの時間を設けました。
寄せられたのは、生理痛、身体の変化、性行為をする年齢、同性婚など、幅広い質問です。
性については、「気になっているけれど、人には聞きにくい」「どこから正しい情報を得ればいいのかわからない」ということも少なくありません。
だからこそ、生徒自身がいま知りたいことを拾い上げ、できる限り授業の中で答えることも大切にしました。
実際に事後アンケートでも、
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生徒の皆さんから寄せられた感想(掲載許可あり)
生徒の皆さんから寄せられた声を一部ご紹介します。
性について「知っている」ことが、自分と相手を守る力になる
今回の授業を通して改めて感じたのは、高校生にとって性に関する知識は、決して「まだ先の話」ではないということです。
恋愛や人間関係、SNS、性的同意、妊娠、避妊、性感染症など、性にまつわるテーマは日常生活やこれからの人生につながっています。
そして、何かが起こってから初めて調べるのではなく、何も起きていないときに正しい知識や相談先を知っておくことも、自分や相手を守るための大切な備えです。
今回の授業が、生徒の皆さんにとって性を必要以上に怖がったり恥ずかしがったりするのではなく、「自分や相手を大切にするために知っておくもの」として考えるきっかけになっていれば嬉しく思います。
富田林高校の皆さん、ありがとうございました!
