大阪府立中央高校3年生に「生命の安全教育」の出前授業を実施しました!

大阪府立中央高校3年生に「生命の安全教育」の出前授業を実施しました!

投稿者 : on

先日、大阪府立中央高等学校の3年生を対象に、「生命の安全教育」をテーマとした出前授業を実施しました。

今回は、「デートDV」「性的同意」「避妊」の3つを中心に、自分と相手を大切にする人間関係や、性に関する正しい知識についてお話ししました。

恋人との価値観の違いから、デートDVについて考える

授業ではまず、「誰かと一緒にいたいと思うとき、相手とどんな関係でいることが大事だと思いますか?」という問いからスタートしました。

「困ったときに相談し合える」「スキンシップが多い」「適度な距離感を保てる」など、恋人や友達に求めるものは人それぞれです。

こうした価値観の違いから、自分と相手の「バウンダリー(境界線)」を尊重することの大切さを考えてもらいました。

続いて、セイシルの「デートDVチェッカー」を使い、恋人との関係が対等なものか、支配的なものになっていないかを振り返りました。

また、今回は中央高校の先生方にもご協力いただき、恋人同士の会話をロールプレイで実演していただきました。

相手を責める会話と、お互いの気持ちを尊重する会話を比較し、伝え方の違いについて考えてもらいました。

嫉妬すること自体は自然な感情ですが、それを理由に相手を束縛してよいわけではありません。
自分の気持ちを主語にして伝える「Iメッセージ」についても紹介しました。

 

性的同意と避妊について学ぶ

続いて、性的同意について取り上げました。
性的同意はセックスだけでなく、手をつなぐ、ハグやキスをするなど、相手のからだに触れる場面でも大切です。

「相手も同じ気持ちだろう」と決めつけず、お互いの意思を確認し、尊重することを伝えました。

避妊については、生徒のみなさんへの事前アンケートで寄せられた質問をもとにお話ししました。

「コンドームは高校生でも買える?」「コンドームをつけても妊娠するってほんまですか?」などの疑問に答えながら、コンドームの正しい使用や、低用量ピル、緊急避妊薬、妊娠検査薬について紹介しました。

また、「アロマンティックを親に言えない」「学生が妊娠するのは正しいことなの?」といった質問も取り上げ、多様な価値観や、困ったときに相談することの大切さについても考えました。


生徒のみなさんから寄せられた感想

授業後のアンケートでは、デートDVチェッカーや先生方のロールプレイについて、さまざまな感想が寄せられました。

 

・恋人だけじゃなくて友達同士とかでも気をつけて関わろうと思った

・いろんな事がデートDVになるんだなと思った

・言い方によって相手の捉え方が変わる

・一緒に帰るなど身近なものから起きるんだなと意外だった

・人それぞれの価値観があり対等な関係で人付き合いをすることの大切さをしれた

・他人事とは思わず自分のことだと思って聞いてたら学びを深めれた

 

特に印象的だったのは、デートDVを恋人同士だけの問題ではなく、友人関係など身近な人間関係にもつながるものとして捉えてくれたことです。

また、「機嫌が悪くなると無視するのも警戒範囲になるんだと思った」という声もあり、デートDVチェッカーを通して、普段の何気ない言動について考えるきっかけにもなったようです。

 

保健委員が制作した「セイシル」のポスターも校内に掲示!

中央高校では、生命の安全教育の一環として、保健委員の生徒のみなさんが、10代向け性教育サイト「セイシル」の情報を参考に、性感染症やコンドーム、性の多様性など、さまざまなテーマの性に関するポスターを制作してくださいました!

ポスターは高校の玄関前に掲示されており、登下校する生徒たちが毎日目にできる場所にあります。

実際に、足を止めて友達同士で話しながら見たり、一人でじっくり読んだりする生徒の姿も見られるそうです。

授業の時間だけでなく、普段の学校生活の中でも、性について知り、考え、話すきっかけが生まれていることを、とても嬉しく感じました。

保健委員のみなさん、素敵なポスターをありがとうございます!

 

自分も相手も大切にできる関係をつくるために

今回の授業では、デートDV、性的同意、避妊という3つのテーマを扱いました。

共通しているのは、自分の気持ちやからだを大切にすると同時に、相手の気持ちやからだも尊重することです。

性教育は、妊娠や性感染症を防ぐ知識だけでなく、日常の人間関係の中で自分と相手を守るための学びでもあります。

今回の出前授業や保健委員のみなさんによるポスター掲示を通して、性について学ぶ機会が授業の中だけでなく、日々の学校生活にも広がっていくことを願っています。

中央高校のみなさん、ご協力いただいた先生方、ありがとうございました!


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