大阪府立学校人権教育研究会夏季セミナーで講師を務めました!
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2026年7月、大阪府立学校人権教育研究会(府立人研)の「2026年度 夏季セミナー 進路保障部会」にて、セイシルの福田眞央が講師を務めました。
今回のテーマは、「“生”について考える時間〜性教育×『解体新書』×農~」。
性教育、歴史、農業教育という異なる分野から、「身体」「命」「人権」、そして「生きること」について考える研修です。詳細はこちら
セイシルからは、「TENGAの性教育『セイシル』〜10代から寄せられた最新相談データを紹介〜」と題して、セイシルの活動や、実際に10代から寄せられている性の悩みについてお話ししました。

元教員として感じていた、学校での性教育の難しさ
講演ではまず、セイシルスタッフの福田自身が高校の保健体育教員だった頃に感じていた「性教育のモヤモヤ」を紹介しました。
保健の授業準備に十分な時間をかけにくい、性教育について相談できる同僚がいない、教科書にない内容を扱うことへのハードルがある、性に関する教員研修が少ない……など、学校現場で性教育に取り組む難しさについてお話ししました。
こうした経験も、現在、学校で活用できる性教育の情報や教材を届ける活動につながっています。

〈会場後方で性に関する商品や性教育教材の展示を行いました!〉
10代から寄せられた1,295件の「性のモヤモヤ」
続いて、10代向け性教育WEBメディア「セイシル」の活動と、実際に寄せられた相談データを紹介しました。
セイシルには開設から6年間で約16,000件の「性のモヤモヤ」が寄せられています。
10代がネットで性について検索したとき、不確かな情報に惑わされず、専門的な知識にたどり着けることを目指しています。
今回は、2024年4月~2025年3月に10~19歳から寄せられた1,295件の相談を紹介。
「マスターベーション」「恋愛・セックス」「女性のからだ」「男性のからだ」など幅広い相談があり、特に13~15歳の中学生からの相談が多いこともお伝えしました。

学校で「どこまで教えるか」を考える
研修では、学習指導要領における、いわゆる「歯止め規定」についても取り上げました。
小学校5年生の理科では「人の受精に至る過程は取り扱わない」、中学校保健体育では「妊娠の過程は取り扱わない」とされています。
一方で、セイシルには実際の小学生や中学生からも、性行為や身体、マスターベーション、妊娠、避妊など、さまざまな疑問が寄せられています。
「学校で教える内容」と「子どもたちが実際に知りたいこと」の間を、どう埋めていくのか。
学校だけにすべてを求めるのではなく、外部講師や医療・相談機関、WEBメディア、教材なども含め、子どもたちが必要な情報にアクセスできる環境をつくっていくことも大切です。

先生方からも、たくさんの質問が!
講演後には、参加された先生方から多くの質問をいただき、時間の許す限りお答えしました。
たとえば、以下のような質問が寄せられました(一部抜粋・要約)。
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など、学校で実際に性教育に向き合っている先生方ならではの質問が寄せられました。
「性教育をもっと行いたい」と思う一方、「教育の場で扱ってよいライン」を模索しているという率直な声もありました。
子どもたちに性のモヤモヤがあるように、性教育を届ける先生方にも「どう伝えればいい?」というモヤモヤがあることを改めて感じる時間となりました。
性教育×『解体新書』×農から、“生”を考える
今回のセミナーでは、竹中克治さんによる「近代医学の形成と被差別部落 ~刑場・『解体新書』・木骨~」の講演、大阪府立農芸高等学校による「『命の授業』~“社会実装”をめざした“農による学びで人を育てる”~」の実践報告も行われました。
後半は登壇者による対談を行い、それぞれの歩みや活動、職業観などにも触れながら「生」について考えました。
「性教育」「歴史」「農」とテーマは異なりますが、いずれも命や身体、人権、そして「どう生きるか」につながるものです。
講演の最後にセイシルからは、「性とは『生きる力』そのもの」というメッセージをお伝えしました。
府立人研さん、貴重な機会をありがとうございました!

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